PayPayキャンペーン初日、キャッシュレス化がようやく消費者のもとへ|17日からミニストップも導入を発表

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諸外国に比べてキャッシュレス化が進まないと言われてきた日本において、12月4日は特別な日になったに違いない。PayPay(ペイペイ)の「100億円あげちゃうキャンペーン」初日、ツイッターではPayPayがトレンド入りし、利用した人から多くのつぶやきが寄せられた。また一時PayPayの利用ができなくなる障害も発生し、困惑の声もあがった。企業間競争が激化する中、どこか遠いところの話だった「キャッシュレス化」が、ようやく消費者の元にやってきたのだ。
PayPayキャンペーン初日、キャッシュレス化がようやく消費者のもとへ|17日からミニストップも導入を発表

PayPayキャンペーンの爆発的な力

12月4日から、全国のファミリーマートでスマホ決済アプリ「PayPay(ペイペイ)」での支払い対応がスタートした。ファミリーマートではLINEPay、楽天Payなど6種の決済が同時にスタートしたのだが、ネットでの話題の中心はPayPayだった。

その理由はPayPayが同日からスタートした「100億円あげちゃうキャンペーン」だ。

PayPayで決済すると、支払額の20%分をPayPayボーナスで還元する、40回に1回の確率で支払額の全額をPayPayボーナスで還元するといった内容で、実施期間は2018年12月4日から2019年3月31日まで。

20%の還元も大きいが、全額還元が当たるかもしれないというワクワク感もキャンペーン参加を後押ししたのかもしれない。

ツイッターでは、「PayPay」がトレンド入りし、実際に9万円以上の全額還元に当選したという人のツイートも話題となった。

これまでも、スマホ決済で利用できる店や支払い方法はいろいろあったが、消費者の間でここまで話題となったのは初のことだろう。その意味で、PayPayが行ったキャンペーンの意義は大きい。

一時利用できない障害も発生、店側も困惑

好調な滑り出しを見せたPayPayだったが、午後になり一時利用できない障害が発生した。

PayPayの発表によれば、12時45分頃から13時56分頃までPayPayサービスがつながりにくい状態に、18時14分頃から18時31分頃までサービス自体が利用できない状態になったという。

利用が急増したことによるものと考えられ、同社では今後このようなことがないよう、システムの増強を行うという。またこの障害で、1回の決済で誤って複数回の決済が発生してしまった場合は、PayPayカスタマーサポート窓口へ問い合わせを行うようにとのこと。

実際に昼過ぎの障害発生時にファミリーマート店舗に足を運んでみると、バーコードの読み込みができず困惑する店員の姿があった。まだ現場では障害だと知らされておらず、配布されているPayPayの利用説明を確認しながらなんとか読み込みができないか、試していたところだったようだ。

障害が発生していることを筆者が伝えると、「今日からスタートなので、覚悟はしていたんですが……ご迷惑をおかけして申し訳ないです。」と買い物客に頭を下げた。

客は結局現金で支払いをして買い物を終えたが、はじめてのPayPay支払い体験が成功せず、少し残念そうだった。

今後支払い手段が増えるほどに、こうした障害やトラブルが増えることも考えられ、各社の管理体制も普及に向けた課題となりそうだ。

12月17日からミニストップでも「PayPay」「LINEPay」「楽天Pay」そろって導入

ミニストップは12月3日、「PayPay」「LINEPay」「楽天Pay」を国内2,225店舗で12月17日から導入することを発表した。

2019年春にも独自のスマホ決済を導入すると言われているセブンイレブンを含め、2019年はコンビニのキャッシュレス化が加速する。