今年の漢字「災」に - 人為的な“わざわい”も相次いだ2018年

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2018年を表す漢字は「災」。12日、1年の世相を表す今年の漢字が発表された。豪雨や台風などの自然災害に加え、スポーツ界で相次いだパワハラ、大学の不正入試など、人災ーー“人が起こしたわざわい”も理由に挙がっている。
今年の漢字「災」に - 人為的な“わざわい”も相次いだ2018年

2018年は「災」の年

12月12日、日本漢字能力検定協会は2018年の世相を表す「今年の漢字」を京都・清水寺で発表した。森清範(せいはん)貴主(かんす)が書き上げた漢字は「災」。“平成最後”は悲しみのにじむ年となった。

今年の漢字は、漢字に親しみを持ってもらおうと同協会が1995年に始めた。一般公募を経て、「いい漢字の日」に当たる12月12日に発表している。2018年、今年の漢字に選ばれたのは「災」だった。約19万件の応募のうち10%程度を占めるという。

「災」ときいてまず思い浮かぶのは、相次いだ自然災害だ。平成30年7月豪雨、台風21号・24号、大阪府北部で起きた震度6の地震、震度7を記録した北海道胆振東部地震、“災害級“の猛暑。全国的に自然災害に苦しめられた1年だった。

さらに「災」の一次に“人が起こしたわざわい”を重ねた見方もある。仮想通貨の流出、スポーツ界で相次いだパワハラ、大学の不正入試など、数々の問題が露呈した年でもあった。

2017年、2016年の漢字は?

過去を振り返ってみると、2017年の今年の漢字は「北」、2016年は「金」だった。

2017年の「北」は、応募総数15万3,594票のうち、最多の7,104票だった。同協会によると選んだ理由は次のような内容が多かったという。

北朝鮮による脅威、九州北部豪雨、北海道の天候不順とジャガイモ不足、プロ野球北海道日本ハムファイターズの大谷選手の大リーグ移籍と清宮選手の入団など

また2016年はリオデジャネイロオリンピックでのメダルラッシュなどから、「金」が選ばれた。応募総数15万3,562件のうち6,655票を集めた。

2018年の天気は「災」「荒」

日本気象協会は、気象予報士100名と一般の人1,000名への調査をもとに「今年の天気を表す漢字」を発表している。

2018年の天気を表す漢字は「災」と「荒」。西日本に甚大な被害をもたらした豪雨、相次いで上陸した台風21号と24号など、自然災害が目立った1年だったことを改めて痛感させられる。