「まだmixi使ってる」人の7割が毎日利用 - 使い続ける理由

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記事の情報は2019-01-27時点のものです。

mixiは、ユーザーを対象とした利用実態アンケート調査の結果を発表した。これによると、7割が「毎日」使うと回答。また10年以上利用している人も約6割と、利用者数自体は減ったものの、根強い「ファン」がいるようだ。かれらがmixiを使い続ける理由は何だろうか。
「まだmixi使ってる」人の7割が毎日利用 - 使い続ける理由

いっとき誰もが使っていた“国産”SNS、mixi(ミクシィ)。総務省の調査によると、2012年に16.8%あったmixiの利用率は下がり続け、2017年には5%をきっている。ただユーザー数こそ減少したものの、いまなお「ファン」も多い。かれらが使い続ける理由は何だろうか。

mixiは、ユーザーを対象に利用実態に関するアンケート調査を実施、結果を2018年12月と2019年1月に運営者ブログで発表した。有効回答数は1,879名。

7割がmixiを「毎日使う」

利用頻度を尋ねたところ、7割が「毎日」と回答。さらに「週に数回」を合わせると、1週間に1回以上利用しているユーザーは9割にのぼる。

mixiがサービスを開始したのは2004年。2008年に日本版サービスを公開したTwitter、Facebookと比べると、格段に早い。mixiの利用年数については、「10年以上」とした回答が57.9%で6割弱あった。「5年以上10年未満」も31.6%おり、長く使い続けている人が多く見られる。

出典:「mixi の利用実態」アンケート調査レポート 【前編】

なお、利用デバイスは「スマートフォン(公式アプリ)」と「PC」がいずれも50%程度いる。PCユーザーの多さは特徴的だ。

使い続ける理由は趣味にあり?

mixi内でよく使うサービスを尋ねたところ、回答数の多い順から、「mixiボイス(つぶやき)」(69.0%)、「mixiコミュニティ」(48.8%)、「mixiニュース」(45.6%)、「mixi日記」(45.1%)が並んだ。

出典:「mixi の利用実態」アンケート調査レポート 【後編】

mixiボイスは、「エコー」にかわって2009年に公開されたサービスで、書き込んだ“つぶやき”を共有できる。またmixiコミュニティは、mixiを特徴づけるサービスの一つ。趣味やテーマでつながったメンバーどうしで、掲示板を通した情報交換ができる。

趣味によるつながり、交流を求める声は、利用目的にも現れている。mixiの利用目的について「同じ趣味を持っている人を探す」と答えた人の割合は、「近況報告」と並んで46.4%と同率トップ。

出典:「mixi の利用実態」アンケート調査レポート 【後編】

mixi「ファン」は、mixiコミュニティを通じて同じ趣味を持つ人と交流することを楽しんでいる人が多いと推察される。

“マイミク”は友人が中心

マイミクーーmixi上でつながったユーザーについて、「マイミクはどんな人たち」か尋ねたところ、「仲のよい友人」と答えた人が半数を超えた。家族や仕事関係の知人と回答した人と比べて圧倒的に多い。

また「mixiで知り合った人」と答えた人も多く、趣味目的ので利用や長期利用ユーザーが多いことを考えると、mixiを使い続ける理由は「同じ趣味の人と交流できる」コミュニティにあるのかもしれない。

出典:「mixi の利用実態」アンケート調査レポート 【後編】

今回のアンケート調査を受けて、同ブログでは、「mixi は、『心地よいつながり』を軸としたコミュニケーションの場を提供するSNSです。今回アンケート調査を実施して、まさにこのとおりだと深く感じました」とコメントしている。