ソフトバンク19日に東証一部上場へ、売出価格は1株1,500円|通信障害やファーウェイへの逆風を不安視する声も

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ソフトバンクが12月19日、東証一部へ上場する。1987年のNTT以来となる大型の上場で、今年を締めくくる大きな話題になることは間違いない。10日に発表された売出価格は1株1,500円。6日に大規模な通信障害があったが、売出価格にはひとまず影響しなかったようだ。しかし政府のファーウェイ排除の方針をうけ、さらなる逆風が吹いているのも事実。今後の動きを、投資家たちは注視している。
ソフトバンク19日に東証一部上場へ、売出価格は1株1,500円|通信障害やファーウェイへの逆風を不安視する声も

上場で2兆6,000億円を調達予定

19日、ついにソフトバンクが東証一部上場を果たす。この上場で、これまで国内最大だった1987年のNTT上場を上回り、2兆6,000億円を調達する。

10日に発表された売出価格、株式数は以下のとおり。

  • 売出価格:1株につき 金 1,500円
  • 売出株式数:引受人の買取引受けによる国内売出し 1,427,287,400株/海外売出し 176,406,300株
  • 引受価額: 上記2記載の引受人の買取引受けによる国内売出しに係る売出株式 1株につき金1,463.75円/海外売出しに係る売出株式 1株につき金1,477.50円
  • 価格決定の理由等 売出価格の決定に当たりましては、仮条件(1株につき1,500円)に基づいて個人投資家及び機関投資家を中心にブックビルディングを実施。
  • オーバーアロットメントによる売出しの売出株式数 160,369,400株 (引用:ソフトバンクプレスリリース)

通信障害やファーウェイとの関係がマイナス要因に??

12月6日、全国でソフトバンクの携帯電話がつながらない、つながりにくいなどの障害が発生した。ソフトバンク回線を使用している「LINEモバイル」「Y!mobile(ワイモバイル)」なども同様で、多くの人が影響を受けた。

通信障害の原因は同社に機器を提供するエリクソンのミスだったと判明したものの、上場を控えるソフトバンクにとってはあまりにタイミングが悪かった。投資家の中には、キャンセルを検討する人も多くいたという。

また、同社にさらなる追い打ちをかけたのが提携先であるファーウェイ排除を日米政府が発表したことだ。

同社とファーウェイは、2015年から4.5G移動体通信技術「TDD+」の共同研究をはじめ、2017年にはロボットにおける5Gの活用に向けた実証実験に関する契約を締結している。

また同社の一部通信設備には、ファーウェイの機器が採用されているほか、スマートフォンでも、ファーウェイ製品を販売している。

10日の各社の報道によれば、携帯大手3社はファーウェイとZTEの通信設備を事実上排除する方針を固めたと報じられているが、まだ正式な発表はされていない。

今後ソフトバンクがどのように舵を切るのか、投資家たちは注視している。