ソフトバンク初値1463円、公開価格下回る - 平成最後の大規模上場

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ソフトバンクが19日、東証一部上場を果たした。売出価格1,500円に対し初値は1,463円。NTTを超える平成最後かつ最大の新規株式公開(IPO)と目されていたものの、売出価格を40円ほど下回る初値がついた。
ソフトバンク初値1463円、公開価格下回る - 平成最後の大規模上場

ソフトバンクが上場、初値1463円

ソフトバンクグループの国内通信子会社ソフトバンク(9434)が、本日12月19日東証一部上場を果たした。10日に発表された売出価格1株1,500円に対し、9時時点での初値は1,463円。公開価格を40円ほど下回った。

総売り出し額は1987年のNTTを超え、平成最後にして最大の新規株式公開(IPO)と注目されていた。ところが12月6日に発生した大規模通信障害、同社と関係が深いファーウェイ製品排除の動きやCFO逮捕のニュースから、一部で上場が延期されるのではとの憶測も流れていた。

予定どおり公開されたものの、結果として公開価格を下回る値がついた。

今年注目されたIPO案件としては、6月の「メルカリ」マザーズ上場がある。日本で数社しかないユニコーン企業の上場に、市場の期待感は強く、売出価格3,000円に対し、67%上回る初値がついた。

ソフトバンクへの期待感も高かったものの、やはりIPO直前に相次いだニュースが不安材料となったと思われる。

上場の背景にあるソフトバンクグループの戦略

ソフトバンクの親会社、ソフトバンクグループ(9984)はすでに東証一部へ上場している。

同グループは決算発表の中で、ソフトバンクは通信事業から戦略的持株会社へ転換し、群戦略を加速させると発表していることから、今回の上場で、市場へその明確な態度を示す形となった。

出典:ソフトバンク決済資料

ソフトバンクグループは通信事業だけでなく、ソフトバンク・ビィジョン・ファンドを通じ、モビリティ、AIなどさまざまな分野への投資を行っている。今後より多くの分野でNO.1を目指し、グループの強化を狙う。