18歳で成人しても4人に3人が「成人式は20歳」を希望するワケ

日本財団が「成人式」をテーマに7回目の「18歳意識調査」を実施し、1月7日に結果を公表した。2022年以降、成人年齢は18歳に引き下げられるが、成人式については4人に3人(74.0%)がこれまでと同様に20歳で実施してほしいと希望していることが明らかになった。

18歳で成人しても4人に3人が「成人式は20歳」を希望するワケ

18歳の成人式は「受験に支障」

日本財団が2018年12月上旬に実施した「成人式」をテーマとする「18歳意識調査」によると、7割近くが「成人式は必要」「成人式に出席したい」と回答するも、その実施はこれまでと同じ「20歳」を希望していることが明らかになった。(調査対象は全国17歳〜19歳男女 800名)

2022年以降、民法改正により成人年齢は18歳に引き下げられる。一方で、4人に3人(74.0%)が20歳での成人式を希望する理由は、受験だ。18歳だと受験時期や就職準備の時期に重なること、また飲酒や喫煙ができないことから、「成人式はこれまで通り20歳で」と希望しているようだ。

現代の成人式は、ほとんど「同窓会」

成人式に出席したいと考える人は7割にのぼる。理由のトップは「同級生に会える」から。20歳なら、受験を終えて別々の学校に通うことになった友達とも久しぶりに会える。高校時代にはできなかった「一緒にお酒を飲む」こともできる。

成人式に出席したい2番目の理由こそ、「人生の節目としたい」であるが、3番目の理由は「着物・振袖を着れる」から。現代の成人式は、おしゃれをして同級生に会える「特別な同窓会」なのだ。

大人になるって、どういうこと

2018年10月に実施された同「18歳意識調査」1回目によれば、18歳の約6割が自分を「子ども」だと考えている。その理由のトップは「経済的に自立していないから」(61.8%)だった。2番目は「法律上、成人ではないから」(52.1%)が続く。

経済的に自立していれば、法律上認められていれば、大人だといえるのだろうか?

学校を卒業して会社に就職すれば、定年まで勤め上げる。それが「大人」の生き方だった時代は終わりを告げた。生き方・働き方の選択が個人に委ねられている。大人になるとはどういうことなのか、成人を迎える一人ひとりが勝手に決めていいのだ。

「生きていくための稼ぐ力を備えている」「忍耐力があり、思いやりが先に立つ」など、なんでもいい。成人式を18歳なり20歳なりで迎える前に、大人とは何かを自分なりに定めてみてはいかがだろう。

自分の生き方・働き方を見て、子どもたちが早く大人になりたいと思えるかどうかを、"大人"になってからも問い続けるチカラを備えることこそ、本当の意味で「大人になる」ということなのではないだろうか。