CAMPFIRE家入一真×村田アルマ「与え続けることからはじまる」【コミュニティ論・最終回】

SNSグループやオンラインサロンなど、現代のコミュニティは無数に増え、そのカタチも変化し続けている。しかし選択肢が増えれば増えるほど、コミュニティとの付き合い方は難しくなっている。CAMPFIRE家入一真さん、村田アルマさんとコミュニティについて理解を深めてきた本連載。最終回は、コミュニティに関わる姿勢や選び方についてお話しを伺った。

「コミュニティの正解とは」

もし、合わないと感じるコミュニティから逃げたとしても、社会にいる以上、何らかのコミュニティに関わる機会は再びやってくるだろう。

コミュニティを選ぶ、コミュニティに関わる姿勢はどうあるべきなのか。

まずは知ることからはじめよう

アルマ氏 コミュニティ・アセットの質問は、定期的に自分に質問してみるといいですね。自分は何者なのかを知らないと、合うかどうかの判断もできません。

また、オンラインコミュニティであれば、有料か無料かという選択ができます。有料の場合はある程度コンセプトが明確なほうがうまくいくし、無料の場合はオンラインで集まっていたとしても、程よい距離感で情報交換ができます。

また、運営者のSNSでの発言などをきちんとチェックし、理解したうえで入会すると満足度が違うと思います。

与え続けることで見える世界

家入氏 僕は「とにかく与えろ」ってことを、みんなに言っています。

コミュニティにいると、有料でも無料でもそこから「得ること」しか考えない人が一定数いますよね。みんなが得ることしか考えていないと、コミュニティは成り立たないと思うんです。

よく相談であるのが「起業したのに仲間が集まらない、どうしたらいいですか。」「こういうことやろうと思っているけど、だれからも返事がきません。」とか。でも、人と人の関係値がないのに、そんなの集まるわけがない。

まずはだれかがやろうとすることに、コミットすることからはじめてみる。そうすれば、いつか自分が何かをするときに「手伝うよ」という関係が生まれていくわけです。

与えるものは、時間でもいいし、自分がこれまで学んできたことでもいいし、なんでもいい。有益かどうか、有意義かどうかは関係ありません。

だから自分が何かを与えられるコミュニティを選ぶ、というのがひとつの正解だと僕は思います。

与えて与えて与え続ける人が、最終的に人から応援してもらえるんです。

コミュニティ・アセット「自分」は一体誰なのか?

最後に、次の質問に答えてみてください。

全3回の連載を読んでいただいた前後で、答えに変化はありましたか。ぜひ定期的に問い続け、周囲の方と前向きに議論してください。そこに、あなたにとっての「コミュニティの正解」があるはずです。

・あなたにとって、重要なことは何ですか?
・あなたにとって「コミュニティ」とは何ですか?
・あなたの趣味・興味は何ですか?
・今までコミュニティとどう関わってきましたか?
・今後コミュニティとどう関わりたいと考えますか?
・今現在のコミュニティに欠けていることで、あって欲しいと願うものは何ですか?
・コミュニティに対する夢、希望は何ですか?
・あなたのコミュニティの歴史を知っている人は誰ですか?
・あなた自身がしあわせに生活するために特に必要だと感じているものは何ですか?

(出典:コミュニティ・アセット ー Portland State University )

(撮影:新井勇祐/企画・取材・文:安住久美子)