ATM利用減も店頭では現金最多 - 決済アプリで個人間送金は4%未満にとどまる

マイボイスコムが1月に実施した調査によると、「3年前と比べてATMの利用頻度が減った」人は2割。一方で、店頭でもっとも利用する支払手段は現金が約半数で最多だった。直近1年間に利用した送金手段はネットバンク、ATMが各4割で、モバイル決算アプリを介した個人間送金は4%未満にとどまる。

ATM利用減も店頭では現金最多 - 決済アプリで個人間送金は4%未満にとどまる

キャッシュレス化でATM使わなくなった?

マイボイスコムは「ATMの利用」に関するインターネット調査を実施、2月に結果を発表した。

PayPayをはじめとするスマホ決済サービスが脚光を浴び、みずほFGメルカリなどの参入も続くなかで、キャッシュレス決済比率は向上したといわれている。現金利用にも関わりの深いATM利用率は、どう変化したのだろうか。

調査期間は2019年1月1〜5日、回答数は1万531件。

店頭は現金、送金はネットかATM

まず、直近1年間にもっとも多く利用した店頭での支払い方法を尋ねたところ、最多は「現金」(53.3%)で半数を超えた。次いで「クレジットカード」(31.6%)、「電子マネー」(10.8%)と続く。

同期間で振込や振替といった「送金」に利用した方法(仕事以外、複数回答)は、「インターネットバンキングでの振込・振替」(44.7%)がもっとも多かった。次いで「ATMでの振込・振替」(42.7%)、大きく離れて「窓口での振込・振替」(14.2%)。ほかは郵便為替、現金書留などで、電子マネーやモバイル決済アプリを介した個人間送金は合計でも4%に満たなかった。

なお、ネットバンク利用者は男性の比率が高く、男性40〜50代が半数を占める。女性は「ATMでの振込・振替」が1位。また店頭における支払手段との関連をみると、店頭で現金を使う層では、ATM送金が5割弱と最多だったそうだ。

銀行内のATM利用が8割超え

利用したATMの設置場所を尋ねると、「金融機関の店舗内・併設のATM(銀行や郵便局など)」が82.7%で1位。次に「コンビニエンスストア(コンビニATM)」(44.6%)で、「スーパー」(23.5%)が3位だった。

ATMの利用頻度とサービス

直近1年間にATMを利用した人のうち、頻度は「月2〜3回」がもっとも多く44.9%。次いで「月に1回」で28.8%だった。

利用したサービスは、「現金の引き出し」(91.7%)が最多で、「預け入れ」(65.9%)、「通帳記入」(52.1%)と続いた。ほか、「残高照会」「現金での振込・振替」「カードでの振込・振替」が各20%程度。

3年前と利用頻度を比べると

ATM利用頻度を3年前と比較すると、「変わらない」が68.1%で大多数を占めた。「増えた」「やや増えた」の合計が1割強、「減った」「やや減った」の合計は2割弱。

ATMの利用頻度変化については、次のようなコメントが寄せられたという。カッコ内一番後ろは直近1年間のATM利用頻度。

増えた

  • コンビニを利用する回数の増加とともに、コンビニ内のATMの使用する回数も増えた。(男性 58歳 月2〜3回)
  • コンビニのATM手数料がかからない口座を開設したから。(女性 34歳 週1回以上)

減った

  • クレジットカードや電子マネーで支払う機会が増えたので、ATMの利用は確実に減った。(男性 42歳 2〜3か月に1回)
  • ネットバンクの利用が便利(24時間使用可)なので、ATMの利用が少なくなった。(男性 76歳 月2〜3回)
  • 現金での買い物の減少で現金がさほど必要でなくなり出入金チェック程度になった。(男性 67歳 2~3か月に1回)

変わらない

  • 月1回の引き出しと預け入れを決めている。今後も変わらないと思います。(女性 66歳 月に1回)
  • ATM手数料が値上げされているので、今後利用頻度を減らすようにしたいと考えている。(男性 44歳 月2〜3回)
  • ネットバンクの利用が増え、ATMの利用は減る。(男性 62歳 月2〜3回)