メルペイはスマホ決済市場を動かすか - 60代はメルカリで月3万売り上げる

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新たなスマホ決済サービス「メルペイ」がリリースされた。フリマアプリ「メルカリ」の売上金やポイントを実店舗での支払いに使える。コンビニなど「iD」マークのある全国約90万か所で利用できる。月300億円を越える“メルカリ経済圏”が「外」へと拡大する。

メルペイはスマホ決済市場を動かすか - 60代はメルカリで月3万売り上げる

スマホ決済「メルペイ」リリース

メルカリは2月13日、スマホ決済サービス「メルペイ」をiOS先行でリリースした。メルカリ上の売上金やポイントを実店舗での支払いに使える。NTTドコモの非接触決済サービス「iD」に対応しており、コンビニやファストフードなど全国約90万か所で利用できる。

これまで、メルカリ上の売買で得た売上金はポイント購入を介してメルカリ内で使用するか、銀行口座への振込を申請し「現金化」するかの選択だった。いわば、メルカリ内に閉じた世界だ。ところがメルペイ導入により「外の世界」へと一気に拡大する。

メルカリによると、1人あたりの平均月間売上額は1万7,348円(2018年)、総取引額は月300億円を上回る。また月間平均売上額がもっとも高いのは約3万円の60代だ。かれらがメルペイを利用するようになれば、スマホ決済サービス市場のユーザーもようが変わるかもしれない。

出典:メルカリ「フリマアプリ『メルカリ』、2018年の利用動向を発表」

なおソフトバンクとヤフーが出資するPayPayも、昨年末に実施した100億円キャンペーンで50代以上のユーザーを多く獲得している。

ユーザーのメリット

メルペイを利用するユーザーにとっては「現金化」にかかる手数料を削減できるメリットがある。メルカリだと1万円未満の口座振込には手数料がかかるが、メルペイでの支払いにともなう手数料は無料。少額でもコストをかけず現金のように使える。売上金とポイントを一元管理できるのも便利だ。

PayPay、LINE Payなど他のスマホ決済サービス同様に、銀行口座からメルペイへのチャージもできる。

メルペイは決済にとどまらない

メルペイは2017年11月、金融関連事業を目的にメルカリの100%子会社として設立された。「将来的には決済手段の提供に留まらず、新たな信用を生みだし、様々な金融サービスを提供していくこと」を目指すとしており、20日には詳細を説明するカンファレンスを開催する。