ドコモがMRに本腰、米Magic Leap提携で2.8億ドル出資 - 5G時代見据え

公開日:
ドコモが、MR(複合現実)デバイスの米ベンチャーMagic Leapに2.8億円(約310億円)を出資すると発表した。日本発売を予定しているウェアラブルデバイスの販売権を取得し、MR市場拡大を目指す。見据えるのは、2019年秋にもプレサービスを開始する「5G」通信だ。
ドコモがMRに本腰、米Magic Leap提携で2.8億ドル出資 - 5G時代見据え

※画像はMagic Leapが提供するアバターチャットのイメージ画面(出典:Magic Leapプレスリリース)

NTTドコモ(以下、ドコモ)は4月26日、米国に本社を置くMagic Leapとの業務提携に合意したと発表した。ドコモは2億8,000万ドル(約310億円)を出資する。

Magic Leapは空間コンピューティング事業で世界展開している。ウェアラブルデバイス「Magic Leap One」などを通じ、リアルとデジタル空間を結びつけたインタラクティブなサービスを提供している。

空間コンピューティングを利用したサービスイメージ(出典:プレスリリース)

ドコモがMagic Leapとの提携で見据えるのは、MR(Mixed Reality、複合現実)領域の取り組み強化だ。2019年後半にもプレサービス提供を開始する予定の5G通信を前提に、MRサービスの創出と市場拡大を目指す。

MR技術を活用すれば、目の前に表示させた3D情報を360度自由な角度から見たり、タッチ操作したりできる。まるでSF映画のワンシーンのような技術だ。VR(仮想現実)やAR(拡張現実)とあわせてxRと総称され、ゲームなどコンシューマー向けの分野だけでなく、医療をはじめビジネスシーン、産業分野での活用も期待されている。

今回の提携により、Magic Leapが日本向けに発売するデバイスの販売権をドコモが取得するほか、MRコンテンツ配信プラットフォームでのdアカウント連携も推進するという。

ドコモは、4月17日にスマートフォンをセットして使うVRゴーグルの新製品を発表するなど、xRの普及を推進している。Magic Leapとの提携でMRカテゴリ強化に本腰を入れ、「5G時代における新たな付加価値の提供」を目指す。