情報感度が高いほどフリマアプリ活用に積極的 - ファッションに関する調査、楽天

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ECが発達しファッションアイテムの購入チャネルも多様化。情報源もインターネットやSNSが主流になりつつある。楽天インサイトが実施した調査によると、購入場所はECサイトと回答した人がショッピングモールに次いで多く、百貨店など他の実店舗を引き離した。また情報感度の高い層ほどフリマアプリなどを活用したリユースにも積極的だった。

情報感度が高いほどフリマアプリ活用に積極的 - ファッションに関する調査、楽天

楽天インサイトは1月、登録モニターを対象にファッションに関する調査を実施した。調査対象は20〜69歳の男女1,000人。通常のアンケート調査に加えて、イノベーター理論に基づいた消費行動分析も行っている。調査対象を情報感度の高さ別に「イノベーター」「アーリーアダプタ―」「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」「ラガード」の5つに分類した。

「イノベーター理論」に基づいて分類した5つの層(出典:楽天インサイト)

調査からは、ファッションへの情報感度が高い人ほど、フリマアプリなどを活用したリユースやサブスクリプションサービス利用にも積極的な傾向にあることがわかった。

情報感度が高い人はインナー、靴に予算を使う?

まず自分でファッションアイテムを購入する人を対象に購入頻度を尋ねたところ、トップスとインナーは「シーズンごと(春夏秋冬)に1回ずつ」(トップス:29.6%、インナー:28.4%)、ボトムスと靴は「1年に1回以下」(ボトムス:36.4%、靴:52.9%)と回答した人が最も多かった。

ただし情報感度が最も高いイノベーター層で見ると、トップスは「月に2~3回以上」が32.7%。また「シーズンごと(春夏秋冬)に1回ずつ」がボトムスで28.8%、インナーで34.6%、靴で42.3%と、いずれも平均より購入頻度が高かった。

購入頻度(ファッションアイテム別)(n=1,000:全員回答)単一選択 単位:%(出典:楽天インサイト)

平均購入予算については、全体だとトップスが4,437円、ボトムスは6,148円、インナーは2,677円、靴は1万332円という結果に。性年代別の結果では、すべてのアイテムで20〜40代男性の方が同世代の女性よりも平均購入予算が高かった。

イノベーター層では多くのアイテムで全体の購入予算を上回り、特にインナーは全体の2倍以上、靴は全体の約1.5倍の金額となった。

平均購入予算/カテゴリー トップス ボトムス インナー
全体 4,437円 6,148円 2,677円 1万332円
イノベーター 6,824円 8,138円 6,360円 1万5,392円

購入チャネルでECが2位

ファッションアイテムの購入場所を尋ねると、いずれのアイテムも「ショッピングモール」(トップス:49.0%、ボトムス:48.7%、インナー:51.3%、靴:46.3%)と回答した人が最多。次点が、「インターネット通販サイト」(トップス:36.0%、ボトムス:29.5%、インナー:28.8%、靴:27.9%)で、百貨店やファッションビルなどを引き離した。

購入場所(ファッションアイテム別)(自分でファッションアイテムを購入すると回答した人)複数選択 単位:%(出典:楽天インサイト)

20代女性はInstagramを情報源に

ファッションの参考にしている情報源を尋ねたところ、全体では「参考にしているものはない」(42.7%)が最多だった。情報源がある人では、「インターネットサイト」(26.4%)が1位。僅差で「日本の雑誌」(26.0%)が2位で、「身近な人」(17.7%)と続いた。

なかでも20〜30代では、男女の差が顕著にあらわれた。20、30代女性が最も参考にしているのは「SNS(Instagram)」で、20代では60%以上が選んでいる。30代は38.0%。対して20代男性は17.3%、30代男性は9.5%だった。

ファッションの参考にしている情報源(n=1,000:全員回答)複数選択 単位:%(出典:楽天インサイト)

流行に敏感なイノベーター層は「インターネットサイト」(42.3%)がトップ。これに「SNS(Instagram)」(36.5%)が続いた。ほかの項目を見てもイノベーター層は全体的にポイントが高く、幅広い情報源を参考にしているようだ。

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イノベーターはリユースにも積極的

「着なくなった服をどうするか」尋ねると、全体では「捨てる」(65.3%)、「取っておく」(36.5%)が多かった。リユース(再利用)に関する項目では、「リサイクルショップ・古着屋に売る」(19.7%)や「誰かに譲る、あげる」(19.4%)が一定層いたものの、次に述べるイノベーターよりはいずれも少ない。

イノベーター層では、「捨てる」が38.5%と全体より26.8ポイント低いかわりに、「フリーマーケット/オークション(インターネットサイト/アプリ)で売る」(28.8%)、「中古通販サイトに売る(買取してもらう)」(15.4%)、「フリーマーケット(対面型)で売る」(19.2%)の3つが全体と比べて10ポイントほど高かった。「リサイクルショップ・古着屋に売る」(21.2%)も多く、リユースに対して積極的な面が伺える。

サブスク型ファッションサービス、半数が知らない

各業界で定額制のサブスクリプションサービスが注目されているが、ファッションアイテムのサブスクリプションサービスについては、利用経験者が5.3%にとどまる。むしろ「知らない/聞いたことがない」が46.4%にのぼり、認知度は50%を下回った。

一方、イノベーター層では利用経験者が32.7%と高く、知らない人はわずか11.5%。やはり情報感度が高く、新サービスの利用も積極的だと考えられる。

ファッションサブスクリプションサービスの利用経験(n=1,000:全員回答)単一選択 単位:%(出典:楽天インサイト)