平成の旅ワード「LCC」が1位 - 次のトレンドはブレジャーとステイケーション?

エクスペディア・ジャパンは、平成を象徴する「旅ワード」を尋ねるアンケート調査を実施した。結果、1位は空の旅を身近にしたLCC(格安航空会社)。2位にオンライン旅行予約、3位に民泊が選ばれた。インターネットの発展とともに歩んできた平成。国をあげた働き方改革が始まる次の時代は、「ブレジャー」や「ステイケーション」が注目されるという。

平成の旅ワード「LCC」が1位 - 次のトレンドはブレジャーとステイケーション?

平成年間で「旅」はどう変わった?

エクスペディア・ジャパンは3月、“平成を象徴する旅ワード”を調査、発表した。これによると、1位は格安航空会社を指す「LCC」。2位にオンライン予約、3位に民泊が入り、平成年間で旅のかたちが大きく変わったことが垣間見える結果となった。

調査では、10年以内に1泊2日以上の旅行をしたことがある20~50代の男女400名を対象に、平成に生まれた「旅ワード」の中で「平成を象徴するものはなにか」を尋ねた。1人あたりの回答にポイントを割り振って(1位5pt、2位4pt、3位3pt、4位2pt、5位1pt)算出している。

平成を象徴すると思う旅ワード(出典:プレスリリース)

1位は空の旅を身近にしたLCC

ランキングの1位は、格安航空会社(Low cost carrier)を表す「LCC」だった。日本で初めて本格的にサービスを開始したLCCは、2012年3月に就航したピーチアビエーション。同年7月にはジェットスター・ジャパン、8月にはエアアジア・ジャパンと参入が相次ぎ、2012年は「LCC元年」といわれた。コストカットを徹底し低価格を実現。沖縄や台湾など国内外の人気観光地へ1万円台から行けるようになり、空の旅の選択肢が大幅に拡大した。

2位はオンライン旅行予約

2位には「オンライン旅行予約」がランクイン。経産省の電子商取引に関する市場調査では、オンラインでのコンシューマー向け旅行サービスの市場規模は3兆3,742億円(2017年、前年比+11%)で、とくにインターネット専業の旅行代理店(Online Travel Agency:OTA)がけん引している。楽天トラベル、じゃらんなどが該当し、大手旅行代理店もネット予約に注力しており引き続き拡大が見込まれるとのこと。

泊まるを変えた「民泊」3位

3位に入ったのは「民泊」だった。米国発の民泊仲介サービス「Airbnb(エアビーアンドビー)」の躍進は目覚ましく、2018年の“民泊新法”を巡る騒動が記憶に新しい。インバウンド需要の高まりも相まって、民泊サービスの市場規模は、2015年の約200億円から2020年には約1,300億円へ急拡大すると予測される(富士経済ネットワークス調べ)。

インターネット発展が旅行のハードル下げた

4位以降には「インスタ映えスポット」「旅行比較サイト」「Wi-Fiレンタル」といったオンライン関連のワードが並ぶ。またYouTubeなどで度々話題となる「空撮(ドローン)」も9位に入り、テクノロジーの進化が旅の楽しみ方を変えて来た面が垣間見える。

ただし、ランキングと利用実態は必ずしも一致しない。「使用経験が有るサービス」を尋ねたところ、1位の「オンライン旅行予約」でも約60%。続いて「旅行比較サイト」が37%で、平成を象徴する旅ワード1位に選ばれた「LCC」は3位。使用経験者は25%にとどまった。

結果を受けて、同社代表の石井恵三氏は次のようにコメントしている。

オンラインの普及にともない、平成という時代の中で、旅行へのハードルは格段に下がったと言えます。ただ日本人は諸外国に比べると休みを取得することが上手ではありません。4月からは有給取得義務化も施行されますので、うまく機能すれば、より気軽に旅行ができるようになるのではないでしょうか。新しい元号の時代では、出張に合わせて休みを取る『ブレジャー』や、自宅付近で宿泊をともなった旅行をする『ステイケーション』などの旅ワードが注目です。(引用:プレスリリース)

改元にともない、今年のGWは10連休となる。中〜長期間の旅行を楽しむ人も多く、エイチ・アイ・エスによると、海外は4月27日は、国内は29日に出発日のピークを迎えるとのこと。

「日本の有給休暇取得率」世界最下位、2019年4月に迫る義務化を徹底解説 | ボクシルマガジン
12月10日、エクスペディアが【世界19ヶ国 有給休暇・国際比較調査2018】発表しました。これによると、日本の有...