睡眠課題解決へ東電、東急不動産らと協業 - SleepTechベンチャーのニューロスペースが3.4億円調達

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テクノロジーで睡眠課題を解決するSleepTech(スリープテック)が注目されている。SleepTech領域で事業を展開するベンチャー、ニューロスペースが4月、総額3.4億円の調達を発表した。東電や東急不動産らと協業し、企業向け、個人向けともにSleepTechのさらなる拡大を図る。

睡眠課題解決へ東電、東急不動産らと協業 - SleepTechベンチャーのニューロスペースが3.4億円調達

テクノロジーで睡眠課題を解決するSleepTech(スリープテック)事業を展開するニューロスペースは4月8日、総額3.4億円の資金調達を発表した。うち、2.5億円は計5社を引受先とする第三者割当増資、0.9億円は計3行からの融資。事業拡大へ向け採用などを強化するという。

同社が1月に発表した調査によると、睡眠に不満を感じているビジネスパーソンは約74%にのぼる。体調不良などで従業員のパフォーマンスが低下する「プレゼンティーイズム」のなかで、睡眠不足は2番目に大きな損失だという。関連する機会損失は15兆円に達するという試算もあり、企業の睡眠への注目が高まっている。

企業向け睡眠改善プログラム(出典:プレスリリース)

一般生活者の視点から見ても睡眠課題は大きい。スマートフォンやスマートウォッチ、IoT製品らの普及と相まって、SleepTechへの関心も高まっているという。

ANAと共同開発した「時差ボケ調整アプリ」(出典:プレスリリース)

KDDIと共同開発した「睡眠×ホームIoT」(出典:プレスリリース)

同社は、健康経営に取り組む企業向けの製品、サービスに加え、個人向けのスマートフォンアプリ開発なども事業会社とともに進めており、今回の資金調達により、BtoB、BtoCともに、さらなる事業拡大を進めるとのこと。

第三者割当増資は、MTG Ventures、東京電力フロンティアパートナーズ、日本ベンチャーキャピタル、東急不動産ホールディングスが運営する「TFHD Open Innovation Program」、ユーグレナSMBC日興リバネスキャピタルの計5社を引受先に、計2.5億円。また計0.9億円を三井住友銀行、みずほ銀行、東京東信用金庫より借り入れる。

第三者割当増資引受先企業のうち、各事業会社とは次のような内容を軸とした協業を検討、推進していくという。

MTG Ventures

  • MTG社の有するWELLNESSブランドとの連携サービス開発
  • MTG社との新規ヘルスケアサービスの共同開発・展開
  • MTG社のブランド開発力を活かした、当社ブランド開発・強化

東京電力フロンティアパートナーズ(以下、東電EP)

  • 東京電力エナジーパートナー社との睡眠×スマートホームの新規サービス共同開発・展開
  • 東電EPの一般契約世帯への睡眠サービス展開におけるマーケティング・営業連携
  • 東電EPの法人顧客・パートナー基盤を通じた睡眠関連新規事業開発

東急不動産HD

  • 東急スポーツオアシスとの睡眠×運動の新規サービス共同開発、およびフィットネスクラブ・法人チャネルを通じたサービス展開
  • 東急不動産が展開する住宅ブランド(BRANZなど)での睡眠の改善をコンセプトとしたサービス展開
  • 東急不動産ホールディングスグループの新社屋移転を起点にした働き方改革での連携(仮眠室監修、従業員向け睡眠改善プログラムなど)
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