SBI証券は7月3日、Tポイント・ジャパンと業務提携契約を締結し「Tポイントプログラム」を7月20日より開始すると発表した。
Tポイントプログラムにより、Tポイントを利用して投資信託商品に投資できる「Tポイント投資」や、国内株式現物の取引額などに応じてTポイントを貯めることが可能となる。
Tポイントは年間6,946万人が利用する共通ポイントサービス。Tポイントプログラムを導入することで、資産形成初心者の取り込みを狙う。
Tポイントで投資する
Tポイントを使っての投資では、投資信託の買付代金の全額、または一部にTポイントが利用可能となる。対象サービスは金額指定の買付。ただし、積立買付、口数買付、ジュニアNISA口座における買付は対象外となる。
1ポイント1円相当で、利用上限はなし、最低1ポイントから利用可能。
Tポイントを貯める
SBI証券ではさらに、対象となる取引やサービスを利用することでTポイントを貯められるようになる。対象となる取引・サービスは以下の通り。
- 国内株式現物取引(国内株式手数料マイレージ)
- 投資信託取引(投信マイレージ)
- 金・プラチナ取引(金・プラチナ・銀マイレージ)
- 新規口座開設
- 国内株式入庫
- 各種キャンペーン
プレゼントキャンペーンを実施
Tポイントプログラムの開始を記念して、SBI証券は以下のキャンペーンを実施する。
- 20名にTポイントを100万ポイントプレゼント
- 口座開設で、20万ポイントの期間固定Tポイントを100名で山分け
- 「Tカード番号登録」で、期間固定Tポイント100ポイントプレゼント(※先着6万名)
ネオモバでは国内株式を扱う
SBI証券は、2018年10月にCCCマーケティングとの合弁会社であるSBIネオモバイル証券を設立した。
同社が提供するサービス「ネオモバ」は、Tポイントを利用し国内株式を購入できるサービスである。今回のSBI証券のTポイントプログラム開始により、Tポイント投資の対象となる商品が拡大した。
SBIネオモバイル証券
口座開設 | 本人確認書類 | 利用手数料 | 最小単位 |
---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | 1株から |
SBIネオモバイル証券は、保有しているTポイントを1pt=1円分で投資できるサービス。1単元単位での株式購入もできるため、少ないポイントでも投資が可能。利用には月額200円必要であるが、200円分のTポイントがプレゼントされるので実質の月額料金は0円で利用できる。
※約定代金合計額(1ヵ月)が50万円以下に限る
SBIネオモバイル証券の主なサービス内容は、次のとおり。
- 取引に応じてTポイントが『貯まる・使える』
- スマートフォンだけで完結するシンプルな取引環境
- 若年層でも始めやすい格安な手数料体系
- Tカードの購買データを活用した独自の投資情報
参照:SBI証券プレスリリース
以下では、ネオモバと同様に貯めたポイントを投資資金として使えるLINE証券も紹介する。
LINE証券
口座開設 | 本人確認書類 | 利用手数料 | 最小単位 |
---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | 1株から |
LINE証券は、メッセージアプリLINEの関連サービス。
LINEのアプリの「ウォレット」から取引画面を開ける。外出先でも気軽にFX取引ができます。また通貨ペアによっては、スプレッドが低く抑えられている点もメリットだ。
その他、為替の急変動や経済指標などの情報がLINEに届くので、情報収集も手軽になり取引タイミングも逃しにくくなる
LINE証券の主なサービス内容は、次のとおり。
- LINEポイントを口座に入金して株が買える
- LINEアプリからLINE証券にアクセスできる
- 有名企業の株が一株数百円から買える
- 平日21時まで取引できる