LINE Pay(ラインペイ)とは | 利用方法や機能・メリット - PayPayとの違いを比較

最終更新日: 公開日:

記事の情報は2019-10-17時点のものです。

現金不要でスムーズに支払いが行える便利な「LINE Pay」について紹介します。キャッシュレス決済機能以外にも割り勘機能や送金機能、支払い依頼機能など便利な機能が盛りだくさんです。利用方法から利用するメリット、気になる機能、さらにはキャッシュレスサービスの代表格「 Pay Pay」との違いについて詳しく紹介します。
LINE Pay(ラインペイ)とは | 利用方法や機能・メリット - PayPayとの違いを比較

LINE Pay(ラインペイ)とは

LINE Payはキャシュレスで買い物時の決済や個人間送金が行えるサービスです。現金を使わず手軽に決済が行うことができるため非常に便利なうえに、決済時にはLINEポイントが還元されお得に買い物ができます。LINE Payのサービスや種類について、さらに詳しく紹介します。

LINE Payの基本的なサービス

LINE Payの主な機能は、キャッシュレス決済です。事前に LINE Payへチャージすることで、現金を使わずに決済が可能です。LINE Payで決済するとLINEポイントが還元されるので、現金で支払うよりお得に買い物を楽しめます。

決済機能以外にも便利な機能がついており、LINE Payのユーザー同士でお金の送り合いができる「個人間送金機能」やお金を請求したいときに役立つ「送金依頼機能」、飲み会などで役立つ「割り勘機能」も利用できます。

LINE Payは2種類ある

LINE Payは2種類あり、スマートフォンを使った決済とプリペイド型のLINE Payカードを使った決済を利用できます。

スマートフォンを利用する場合でもLINE Payカードを利用する場合でも、事前にLINE Payへチャージが必要です。

スマートフォンを利用して決済する場合は、店員さんにバーコードを読み取ってもらうかQRコードをスキャンすることで支払いを行えます。LINE Payカードを利用するときは、カードを提示することで決済できます。

LINE Pay(ラインペイ)の機能

LINE Payは非常に機能が多彩で、「決済機能」の他「送金機能」「チャージ機能」「割り勘・支払い依頼機能」「出金機能」がついています。各機能の特徴を詳しく見ていきましょう。

決済機能

参考:LINE Pay公式サイト

LINE Payの決済機能はLINE Payカード、コード決済、オンライン決済の3つの方法があります。いずれの方法を使う場合でも、決済前にLINE Payへのチャージが必要となります。

LINE Payカードで決済する場合は、店頭でカードを提示して支払いを行います。コード決済の場合はスマートフォンの画面でコード支払いをタップするとバーコードが表示されるので、レジで読みとってもらい支払いを完了させます。オンライン決済の場合は、支払い方法でLINE Payを選択し決済をタップすれば支払いは完了します。

送金機能

スマートフォンを利用して、LINE Payのユーザー間で送金が行える便利な機能もあります。スマートフォンさえあれば、いつでもどこでも手軽に送金を行えます。

また、銀行を利用して送金を行う場合は手数料が必要となりますが、LINE Payでは手数料が無料のため無駄なお金を使わず送金できます。単に送金を行うだけでなく、送金の際にはメッセージや画像を添付できる嬉しい機能もついています。

チャージ機能

LINE Payを利用するには必ず事前にチャージを行う必要があります。チャージ方法は全部で4種類あり、銀行口座、LINE Payカード、コンビニ、オートチャージを利用してチャージを行えます。

それぞれ最低チャージ額が定められており、銀行口座の場合は100円からコンビニは1,000円が最低チャージ額となっています。オートチャージでは事前に設定した金額を下回ると、自動でチャージが行われます。

割り勘・支払い依頼機能

LINE Payには飲み会などにで使える便利な「割り勘機能」がついています。LINE Payで割り勘グループを作り、支払いを済ませた後に割り勘リクエストをタップするだけで割り勘の請求が可能です。非常に簡単な操作で、スムーズに割り勘を行えます。

また、友人などにお金を貸したときに使えるのが「支払い依頼機能」です。送金してほしい金額を入力し、メッセージと既存の画像を添えるだけで簡単に請求を行えます。

出金機能

手数料は必要となりますが、LINE Pay残高を出金することもできます。余分にチャージしてしまった場合などでも、現金として引き出せるので安心です。

銀行口座とセブン銀行ATMから出金を行えますが、利用できる時間が異なるので注意してください。銀行口座は平日の9時〜15時まで、セブン銀行は24時間利用が可能です。

また、出金の上限額も異なり銀行口座は1日10万円まで、セブン銀行は1日1万円までとなっています。

LINE Pay(ラインペイ)のメリット

LINE Payは決済するたびに支払い金額に応じてLINEポイントを獲得でき、現金で支払うよりお得に買い物ができます。万が一の不正利用に備えて補償もされており、安心して利用できるのも大きなメリットです。

利用するたびにLINEポイントが貯まっていく

LINE Payで買い物をすると、支払い金額に応じてLINEポイントを獲得できます。貯まったLINEポイントはLINE Payにチャージして使用できるほか、ギフト券や商品などさまざまなものに交換できます。

LINEポイントの交換は非常に簡単でLINE Payのホーム画面から「LINEポイント」を選択し、「使う」をタップするとポイントの交換先が表示されます。

あとは希望する交換先を選んで、使用するポイントを入力するだけで手続きは完了です。

最大2%のポイント還元がある

LINE Payのポイント還元率は前月の決済額を基準にもとにして決まるようになっており、1か月ごとに還元率は変更されます。還元率は最低0.5%〜最大2%に設定されます。

利用金額(前月) 還元率
0円〜9,999円 0.5%
1万円〜4万9,999円 0.8%
5万円〜9万9,999円 1%
10万円以上 2%

また、2019年10月1日から2020年6月30日までの間は消費税増税に伴うポイント還元キャンペーンが行われており、支払い先によって最大5%の還元を受けられます。

送金手数料がかからない

送金機能の項目でも紹介したように、LINE Payを利用して送金を行う場合手数料は一切かかりません。銀行で送金を行う際に手数料を取られることを考えると、無料で送金できるのは非常にお得です。

また、場所や時間を問わず気軽にスマートフォンで送金手続きを行えるのも大きなメリットです。わざわざ銀行へ行く必要もなく、時間の節約にもつながります。

最大10万円の補償サービス

万が一不正利用にあってしまった場合でも最大10万円まで補償がサポートされているので、安心してLINE Payは利用できます。

LINE Payはセキリュティ対策には非常に力を入れており、2段階認証を設けているため不正利用される可能性は低くなっています。それでも、万が一の場合に備えて、安心の補償サポートも設けられています。

補償を受けるのは不正利用をされてから30日以内の申告が必要となるので、速やかに手続きを行ってください。

LINE Pay(ラインペイ)の利用方法

LINE Payを利用するには、まずは「LINE Pay」への登録が必要となります。登録方法から本人確認方法、クレジットカードの登録方法まで紹介するので参考にしてください。

LINEのウォレット画面を開いて登録する

LINE payに登録するにはLINEの画面からウォレットタブをタップし、ウォレット画面を開きます。

画面の上部に表示されている「LINE payをはじめる」をタップします。次の画面で「はじめる」をタップし、利用規約に同意し「新規登録」を押せばLINE payへの登録は完了です。

登録は非常に簡単でたった30秒ほどで申し込みは完了します。仕事や家事のちょっとした合間に登録を済ませることもできます。登録料や利用料も一切不要で、気軽に登録して利用できるのも嬉しいポイントです。

本人確認を行う

続いて本人確認のため、銀行口座の登録を行います。以前は銀行口座の登録を行わなくても本人確認を行えました。しかし、現在は銀行口座の登録でしか本人確認が行えなくなっています。

銀行口座を登録するにはLINE Payの画面を開き「銀行口座」をタップします。登録できる銀行が表示されるので、希望の登録銀行をタップします。注意書きが表示されるので「OK」を押すと、利用規約画面に移るので「同意します」を選択します。

銀行口座の登録画面が開くので、必要事項を入力し「次へ」をタップします。銀行サイトの手続き画面が開くので利用規約に同意し手続きを完了させると、銀行口座の登録は完了となります。

クレジットカードの登録方法

LINE Payはクレジットカードを登録しなくても利用は可能です。ただ、登録しておけばオンライン決済を行う際にカード情報の入力を省けるうえ、決済時にクレジットカードのポイントも付与されるのでお得に買い物を行えます。

クレジットカードを登録するにはLINE Payの画面から「クレジットカード登録」を選択し、「カード登録」をタップします。カードの登録画面が開くので、必要事項を入力し「カードを登録」をタップすれば登録が完了します。

LINE Pay(ラインペイ)のセキュリティ

参照:LINE Pay公式サイト

Payサービスは便利なものの、セブンペイで不正利用が相次いだこともありセキュリティ面に不安を感じている人もいるでしょう。LINE Payでは安全に利用できるよう、万全なセキュリティ対策を行っています。

2段階認証を導入しているためリスクは低い

LINE Payでは不正利用を防ぐため、2段階認証を行っています。仮にLINEアカウントに不正ログインを許してしまっても、異なるデバイスでアクセスされた場合はLINE Payを使用する際は専用のパスワードの入力が求められます。

2段階認証で第三者が簡単にLINE Payを利用するのを防いでいるため、不正利用されるリスクは非常に低くなっています。

また、LINE Payの利用状況は24時間365日モニタリングされており、不審な動きはすぐに検知が可能となっています。不正利用を未然に防げるシステムが導入されているので安心して利用できます。

万が一不正利用されても補償制度がある

2段階認証と年中無休の24時間モニタリングシステムにより不正利用対策は十分にされているため、被害にあう危険性は低くなっています。しかし、万が一不正利用の被害にあってしまっても、10万円の補償制度が用意されているので安心です。

補償を受けるには不正利用が発覚してから、30日以内に申し立てを行う必要があります。報告が遅れないように、不正利用が発覚した場合は直ちに報告を行っください。不正利用の報告は、LINE Payのお問い合わせフォームから行えます。

LINE Pay(ラインペイ)とPayPay(ペイペイ)の違い

QRコード決済の代表各である「PayPay」と「LINE Pay」にはどのよう違いがあるのかまとめました。それぞれの違いを把握し利用の参考にしてください。

還元率がPayPay以上になる

PayPayを利用するよりもLINE Payを利用した方が還元率が高い場合があります。PayPayは還元率が一律0.5%に設定されているのに対し、LINE Payは0.5%〜2.0%に設定されています。

LINE Payの還元率は前月の利用実績に応じて決まるので、利用額が多い人はPayPay以上の還元率になります。

チャージ方法がLINE Pay(ラインペイ)の方が豊富

PayPayに比べてLINE Payは多様なチャージ方法に対応しています。PayPayは銀行口座やセブン銀行、ヤフーカードなどでチャージが行えるのに対し、LINE Payは銀行口座、セブン銀行、Famiポート、店頭レジ、オートチャージに対応しています。

チャージ方法が多様なため、生活スタイルに合わせて最適なものを選択できます。

残高を銀行口座に移せる

LINE Payは手数料がかかるものの、残高を銀行口座に移せます。余分にチャージをしすぎてしまった場合や送金機能で友だちからお金を返してもらった場合など、「現金に変えて使いたい」と思えば自由に銀行口座へ移して現金化できます。

LINE Pay(ラインペイ)を使いこなそう

  • LINE Payにはスマホ決済とプリペイド型決済の2種類ある
  • 決済機能の他に「割り勘機能」など便利な機能が豊富
  • 本人確認は銀行口座の登録のみでOK
  • 最大2%のポイント還元でお得
  • 最大10万円まで補償がサポートで安心

LINE Payは非常に便利で利用するメリットが豊富です。還元率は最大2%と非常に高く、LINE Payで決済するだけで現金で支払うよりお得に買い物が楽しめます。

また、便利な「割り勘機能」や「送金機能」「支払い依頼機能」がついており、LINE Payを使えば飲み会の割り勘やお金の貸し借りもスムーズに行えます。

登録も短時間で簡単に行えるので、登録を行い便利でお得なLINE Payを使いこなしましょう。

LINE Pay以外の人気QRコード決済3選

手軽に利用できる人気のモバイル決済サービスを3つ紹介していきます。

PayPay - QR決済No.1・0円からはじめるスマホ決済・最短翌日入金

PayPayは、ソフトバンクとZホールディングス(旧ヤフー)の合同出資で運営されているキャッシュレス決済サービスです。「100億円あげちゃうキャンペーン」をはじめとした多くのキャンペーンにより利用者数や知名度が急上昇しています。スマートフォンに表示されたバーコードを提示すれば支払いができ、簡単かつスピーディに決済可能(その他決済方法あり)です。

大手コンビニや総合スーパー、ドラッグストア、飲食店など300以上のチェーン店が加盟しており汎用性は高くなっています。期間限定のキャンペーンが多かったり、最短1分・無料で登録できたりするのも利用者が多い要因といえます。

さらにYahoo! JAPANカードでPayPayにチャージすれば、PayPayボーナスが1.5倍付与される点もメリットです。

楽天Pay

楽天Payはネットショッピングモール運営の楽天グループのQRコード決済です。メリットとしては、楽天市場・楽天モバイル・ラクマで貯めた楽天ポイントを楽天Payで相互利用できます。更に下記の方法で楽天ポイント3重取りも可能です。

  • 楽天Pay利用(ポイント0.5%)
  • 楽天Payの支払いを楽天カード(ポイント1%)
  • 楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行(ポイント1%)

メリットが非常に多いため、楽天Payと合わせて楽天カード、楽天銀行にも登録しておきましょう。すべて無料で登録可能です。

d払い

d払いはNTTドコモのQR決済サービスです。メリットの1つは、dポイントが貯めやすくドコモ利用料金が割引される点がメリットといえます。

  • d払い:利用で0.5%ポイント付与
  • d払いの支払先:dカード(年会費無料)設定で1%ポイント付与
  • dカード払い:ドコモ料金が毎月170円割引
  • dカード GOLD:ドコモ、ドコモ光利用料金から10%ポイント付与

ドコモ利用者は、d払いとdカードは登録するべきです。

さらに、ポイント還元のキャンペーンが各QR決済会社の中で1番充実しています。例えば、セブンイレブン利用で20%のdポイント還元や、ランチタイムにd払い利用で10%還元などのキャンペーンが実施されています(2020年1月時点)