5Gのスマートフォン対応モデル一覧【2020年春季最新】

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記事の情報は2020-05-25時点のものです。

5Gに対応しているスマートフォンは、2020年5月時点でドコモ、au、ソフトバンクから販売されています。AQUOSやGalaxy、Xperiaなど人気の機種も発売中です。ほかモデルも含め5Gに対応しているスマートフォンや、その買い替え時期を解説します。
5Gのスマートフォン対応モデル一覧【2020年春季最新】

5G対応のスマートフォン機種一覧

5Gに対応したスマートフォンはドコモau、ソフトバンクから販売されています。しかし、いずれのキャリアも販売しているのはAndroidのスマートフォンのみで、iPhoneは2020年5月時点で5Gに対応していません

ドコモは6機種

5Gに対応したドコモのスマートフォンは、6機種発表されています。すでに発売されている機種もいくつかあります。

なお、2020年3月の時点では「Galaxy S20+ 5G Olympic Games Edition」の発売も予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響でオリンピックが延期されたことを受け、発売が中止になっています。

機種名/メーカー 発売日 端末価格(※) 特徴
Galaxy S20 5G SC-51A/サムスン 2020年3月25日 10万2,960円 ・スリムで持ちやすいデザインと、RAM12GB、ROM128GBの最高クラスのスペックを両立
・光学3倍ズーム、約6,400万画素の望遠カメラで、ズームしても高画質で撮影可能
AQUOS R5G SH-51A/シャープ 2020年3月25日 11万1,672円 ・高精細な8K動画撮影に対応
・10億色の表示を可能にし、AQUOS R2の2倍以上の輝度となったPro IGZOディスプレイを搭載
LG V60 ThinQ 5G L-51A/LGエレクトロニクス 2020年5月11日 11万8,008円 ・画面付き専用ケース「LGデュアルスクリーン」を装着すると、2画面スマートフォンとして使える
・片方の画面をコントローラーとして使うことで、ゲーム機のような操作が可能
Xperia 1 II SO-51A/ソニー 2020年5月下旬以降 12万3,552円 ・トリプルレンズカメラのすべてに「ZEISS LENS(ツァイスレンズ)」を採用。瞳AF(オートフォーカス)が動物にも対応
・1秒間に最高20コマのAF/AE追従高速連写機能で、多彩な描写を実現
Galaxy S20+ 5G SC-52A/サムスン 2020年5月下旬以降 11万4,840円 ・受信時最大4.1Gbps/送信時最大480Mbpsの5G(28GHz帯)通信に対応
・約6.7インチの大画面と、4500mAhの大容量電池、次世代のLPDDR5メモリを搭載
arrows 5G F-51A/富士通 2020年6月下旬以降 未掲載 ・受信時最大4.1Gbps/送信時最大480Mbpsの5G(28GHz帯)通信に対応
・Adobeの自動補正により、シャッターを切るだけで、写真がプロ並みの仕上がりに

※ ドコモ製品ページの「料金関連/総額」を参照

4月末時点の5G対応エリアは、東京スタジアムといったオリンピック関連施設や、東京スカイツリーを始めとする観光・商業施設、主要JR駅、ドコモショップなどです。対応エリアの詳しい状況は次の記事を参照してください。

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auは7機種

5Gに対応したauのスマートフォンは、7機種が公開されています。

機種名/メーカー 発売日 端末価格(※) 特徴
Xperia 1 II SOG01/ソニー 2020年5月22日 13万3,600円 ・ソニー初の5G対応Xperia
・デジタル一眼カメラαで培った技術により、世界初最大20コマ/秒のオートフォーカス・自動露出制御における追従高速連写を実現
Galaxy S20 5G SCG01/サムスン 2020年3月26日 11万7,480円 ・Galaxy初の5G対応スマートフォン
・8Kビデオ撮影や30倍ズームを可能とした、AI対応カメラを搭載
・約6.2インチ大画面有機ELディスプレイ搭載のスリムなデザイン
Galaxy S20+ 5G SCG02/サムスン 2020年6月4日 13万3,280円 ・4,500mAhの大容量バッテリーを搭載
・薄さ約7.8mm、約6.7インチ迫力の大画面
・望遠、広角、超広角、深度測位カメラ(ToF)の4つのメインカメラを搭載
AQUOS R5G SHG01/シャープ 2020年3月27日 12万9,145円 ・シリーズ初の8K超広角カメラ搭載
・10億色の表現力を持つ「Pro IGZO」ディスプレイを採用
OPPO Find X2 Pro OPG01/OPPO 2020年7月以降 未掲載 ・動画やゲームに最適な10億色フルスクリーンディスプレイ搭載。高解像度QHD+と高速駆動の毎秒120Hzに対応
・遠近自在の10倍ハイブリッドズームと約4,800万画素のトリプルカメラを搭載
・65W SuperVOOC 2.0 対応で超急速充電が可能
ZTE a1 ZTG01/ZTE 2020年7月以降 未掲載 ・au初のZTEスマートフォン。約6.5インチの大型ディスプレイ搭載
・クアッドカメラや約3,200万画素のインカメラを搭載
・ミドルレンジの5G対応スマートフォン
Mi 10 Lite 5G/シャオミ 2020年7月以降 未掲載 詳細は未定

※ au製品情報ページの「現金販売価格/支払総額」を参照

auの5G対応エリアは東京・埼玉・千葉・愛知など主要都市の一部となっています(3月末時点)。対応エリアの詳しい状況は次の記事を参照してください。

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ソフトバンクは4機種

5Gに対応したソフトバンクのスマートフォンは4機種発表されています。

機種名/メーカー 発売日 端末価格 特徴(※)
AQUOS R5G/シャープ 2020年3月27日 12万9,600円 ・6.5インチのPro IGZOディスプレイを搭載
・8K動画の撮影
ZTE Axon 10 Pro 5G/ZTE 2020年3月27日 7万2,720円 ・6.4インチの有機ELディスプレイ
・10万円以下の低価格
LG V60 ThinQ 5G/LGエレクトロニクス 2020年5月11日 13万9,680円 ・2画面に分割されたディスプレイ
・6,400万画素の高解像度カメラ
OPPO Reno3 5G/OPPO 2020年7月下旬以降 未掲載 ・画面占有率約93.4%
・6.55インチの有機ELディスプレイ

※ ソフトバンク製品情報ページの「現金販売価格/割賦販売価格/支払総額」を参照

5Gの対応エリアは、3月末時点で東京・愛知・石川・大阪・広島などの一部となっています。詳しくはSoftbank 5G対応エリアを参照してください。

iPhoneは5G未対応

2020年5月時点で、5Gに対応したiPhoneは発表されていません。2020年9月に販売予定のiPhone 12で5Gに対応する可能性はあります。しかし、iPhone12で5Gに対応するとは明言されていないため、続報が待たれる状況です。

5G対応のスマートフォン、買い替えは必須でない

5G対応のスマートフォンが発売されているものの、4G向けのスマートフォンは引き続き利用可能です。今すぐ5Gを利用したい場合は、対応したスマートフォンが必要です。2020年5月現在で購入できる機種は各キャリアともに3、4機種程度となっています。

5Gと4Gにおける通信速度や遅延時間については次の記事で比較しています。購入の検討に利用してください。

5Gの通信速度を4G・Wi-Fiと比較 | NTTドコモやソフトバンクの違い
5Gの通信速度は10Gbpsであるとされており、これは4Gの10倍にあたります。そんな5Gと4G、Wi-Fiを通信...
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4Gから5Gへの移行は数年〜十数年かかる

5Gが本格的に導入されても、数年〜十数年は4Gを利用できると考えられます。5Gは2020年にリリースされたばかりで、4Gから移行するには年単位で時間がかかると予想されるからです。5Gの1世代前、4Gがリリースされたのは2012年ごろ。3Gがサービス終了するのは2022年以降であるため、移動通信システムの切り替わりには10年近い時間が必要です。

しばらくは4Gと5Gを同時に運用しながらも、対応機種の増加や対応エリアの拡張にしたがって、5Gが中心に使われるようになるでしょう。しかし、4Gが2,3年で使えなくなるとは考えづらいため、5Gに対応したスマートフォンを焦って買う必要はありません。

5G非対応でもまだ問題なし

5Gに対応したスマートフォンを無理に買う必要はありません。各キャリアともに、5Gに対応したエリアが限定的であるためです。5Gに対応していないエリアでスマートフォンを利用しても、5Gの速度は体感できません。5Gが広く普及するまでには数年単位で時間がかかるうえ、開発の速度は地域によって差があります。

5Gの対応エリア

5G対応エリアの現状はキャリアによって異なります。対応するエリアの情報は各キャリアのサイトから確認してください。

おおまかな傾向としては、東京・大阪・名古屋などの都市圏、携帯ショップを中心に対応エリアを広げているようです。また、競技場やスタジアム、JRの主要駅を対応エリアとして広げているキャリアもあります。

5G対応のスマートフォンを使うメリット

5Gによって、スマートフォンやタブレットの利用方法は大きく変化するでしょう。5Gの本格的な普及によって、スマートフォンの使い方がどのように変わるのかを紹介します。

動画視聴の普及

5Gの通信速度は4Gの約10倍です。実測値では数倍程度しか差がないという指摘もありますが、体感できる程度には通信がスムーズにになります。理論上では今までダウンロードに30秒かかっていた動画コンテンツが、3秒程度でダウンロード可能です。

ゲームアプリの遅延解消

5Gでは通信速度や通信容量による遅延が解消され、クラウド上のサービスを活用しやすくなります。たとえば、ゲームにおける遅延がなくなり快適にプレイできるようになるでしょう。さらに、リアルタイムでやりとりするオンラインゲームが充実するとも考えられます。

ストリーミング再生の流行

人のたくさんいる場所で動画を再生したり、会社や自宅でWeb会議をしたりする場合に、通信が重くなったことはありませんか。5G環境では1平方キロメートル内にて100万台の同時接続が可能なため、ライブ会場のように人の集まる場所でも、画像や動画をスムーズに閲覧できます。

5G対応のスマートフォンまとめ

5Gに対応したスマートフォンはドコモ、au、ソフトバンクから発売されているものの、5Gの対応エリアはまだまだ局地的で普及には時間がかかります。対応エリアの拡大状況を確認しながら、購入を検討しましょう。

現時点で発表されている各キャリア発売のスマートフォンは以下のとおりです。

ドコモ

  • Galaxy S20 5G SC-51A/サムスン
  • AQUOS R5G SH-51A/シャープ
  • LG V60 ThinQ 5G L-51A/LGエレクトロニクス
  • Xperia 1 II SO-51A/ソニー
  • Galaxy S20+ 5G SC-52A/サムスン
  • arrows 5G F-51A/富士通

au

  • Xperia 1 II SOG01/ソニー
  • Galaxy S20 5G SCG01/サムスン
  • Galaxy S20+ 5G SCG02/サムスン
  • AQUOS R5G SHG01/シャープ
  • OPPO Find X2 Pro OPG01/OPPO
  • ZTE a1 ZTG01/ZTE
  • Mi 10 Lite 5G/シャオミ

ソフトバンク

  • AQUOS R5G/シャープ
  • ZTE Axon 10 Pro 5G/ZTE
  • LG V60 ThinQ 5G/LGエレクトロニクス
  • OPPO Reno3 5G/OPPO

楽天モバイルは2020年5月時点で未発表です。