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2016-10-01
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意外と知らない?!創立と設立の違いを正しく説明できますか?

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創立・設立に違いはあるのか?

仕事をしていると、取引先の「○周年記念」には祝電を送ってお祝いするなど何かと目を配る必要がありますよね。でも「周年記念」には創立と設立が入り混じっていることがあります。創立と設立の違いについて知っていますか?
いざ説明しようとすると、自分の中でわりとアバウトな認識になっていることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は今後聞かれた時にビシっと答えられるように説明していきます!

また、本記事の2ページ目に番外編で会社設立時に使えるクラウドサービスに関する記事をまとめてリストにしているので、そちらも是非ご覧ください。

今年「周年記念」を迎える企業の創立年と設立年を比べてみよう

まずは昨年2015年に創立「周年記念」を迎えた企業を少し見てみましょう(帝国データバンク調べ)。

会社名 創立年 2015年時点の創立周年
エスエス製薬(株) 1765年 250周年
(株)東芝 1875年 140周年
(株)博報堂 1895年 120周年
(株)ヤナセ 1915年 100周年


どこま長くやっている会社ですね。
それでは、上記の企業の設立年を見てみましょう。

会社名 設立年 2015年時点の設立周年
エスエス製薬(株) 1927年 88周年
(株)東芝 1904年 111周年
(株)博報堂 1924年 91周年
(株)ヤナセ 1920年 95周年

なんと、以上の4つの企業全てに創立年と設立年の間に違いがあることがわかりました。
なぜこのようなことが起きるのでしょう?会社によっては数年からなんと百数十年もの開きがあります。
でも「偽装」ではありません!その秘密は創立と設立の定義の違いにあるのです。
それでは創立と設立の違いについて見ていきましょう。

創立と設立の定義

創立

創立は、初めて組織を立ち上げることを意味します。会社や学校、団体などに使われることが一般的です。
よく似た言葉に「創業」がありますが、こちらは事業を開始することだけを意味します。組織か個人かの区別はありません。
ここでのポイントは初めての時にだけ創立という言葉を使うということです。
つまり、後から子会社を新しく作るときや事業を新しく始めるときなどには、創立という言葉は使われません。

設立

設立は、会社法に基づき、株式を発行し、定款を作成して公証人の認証を受け、商業登記を行ったうえで会社組織を立ち上げることを意味します。
ここでのポイントは組織を立ち上げることです。つまり初めてかどうかは関係ないので、新しく小会社を作ったり、新事業を立ち上げてみたり、そういった時には設立が使われます。

創立年と設立年に違いが生じる理由

定義の違いを見ていただくとおわかりいただける通り、必ずしも「創立=設立」とは限りません。
特に、株式会社について定める「商法」は19世紀末に初めて施行したので、それより前に創立した会社は設立年までの期間が必然的に長くなっています。また、商法施行以降に創立した会社であっても、商業登記までの期間が空いた場合など、創立年と設立年に違いが出ることがあります。

具体例でイメージしてみる

違いを学校法人で例えてみると分かりやすいかもしれませんので、少し考えてみました。
Aさんが学校をつくろうと思い、まず最初に学校法人を創立しました。その後、法律に則り申請を出すことで学校法人が設立されます。その学校法人の中に小学校・中学校・高校・大学を新しく作るときには、それらを設立するということになります。

創立と設立が同じ年になるのは登記が同じ年に終わった際ですので、そういう会社も多くあります。
しかし創立から登記までに時間が空いた場合にはそれらの機関がずれることになるんですね。

一言で違いを認識しておくなら、初めて組織として事業を開始した時が創立で、会社として法人登記をした日が設立とおぼえておくと良いのではないでしょうか。


創立と設立と一緒に使われがちの言葉

ここでは創立・設立と同じ時に使われがちな言葉をプラスで解説していきます。

創業

創業は事業を開始した時になります。
ただし会社を設立していなくても事業はできますので、設立前から事業を開始している会社も存在します。
逆に創立と創業が同じ時期になる会社も存在します。
よく過去のことを話す時、指す時に使われます。

開業

開業は事業を新しく始めるときに使われます。起業と似たような言葉ですね。
ここでのポイントは、会社ではなくて事業やお店を新しく始める時ですので、創業と開業の時期が違うこともあります。

独立

独立は起業に少し似ているような感じもありますが、違いはあります。
独立は今まで自分が働いていた職種・業界での会社を抜け、同じ環境の中で独り立ちするときに使います。
ですので、会社をやめて全く新しい分野に挑戦するときや、働いていなかった人が会社を興すときにはお区立は使われずに起業が使われます。


それぞれの違い

創業と創立の違い

創業と創立は非常に似た言葉で、事業を開始したと言う意味では両者ともおなじになります。
この②つの大きな違いは、その事業がどういった状況で行われるのかということです。
言葉の定義を思い出してみると
創立:組織(会社など)の事業が開始した時
創業:事業が開始した時(組織ではない)
でありましたので、違いとしてはその事業が組織として開始したのか、組織ではないのかということになります。

創業と設立の違い

創業と設立も同じようなタイミングで使われることが多いので違いを確認しておきましょう。
創業:事業が開始した時(組織ではない)
設立:法人登記をした時、事業会社を立ち上げる時
となりますので、違いとしては事業を開始した時なのか、組織を新たに立ち上げた時なのかということになります。

開業と独立の違い

開業と独立も一見似たような言葉に思えますが、違いがありますので確認しておきましょう。
開業:新しく事業を始めること
独立:今の会社を辞め、同じ分野で独り立ちすること
となりますので、言葉の使われるタイミングが変わってきそうです。違いとしてはそのタイミングになりますが、独立して開業するということになります。独立開業と言われることもありますね。


創立と設立の違いについてのまとめ

今回は創立と設立の違いについてまとめました。普段、仕事でよく口にしていても細かい意味の違いを正しく説明できない言葉は意外とたくさんありますよね。
意味を取り違えて恥ずかしい思いをしないためにも、時間があるときに違いを確認しておきたいですね。


また、次のページに番外編で会社設立時に使えるクラウドサービスに関する記事をまとめてリストにしているので、そちらも是非ご覧ください。

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