次世代CFOはセルフサービスBI活用がカギ 攻めの財務部門が意思決定を向上させる

次世代のCFO(最高財務責任者)に求められるもの、そのカギを握るのが「セルフサービスBI」の活用です。経営データの効率的な収集や可視化により財務部門のデータドリブンを加速させ、CFO自らがデータ分析を実施、よりスピーディーな経営改善につなげられます。財務部門が「攻めの姿勢」で経営に参画することを可能にしたセルフサービスBIとは?活用で得られるメリットや解決できるデータ管理の課題、導入企業の事例、将来的なAI分析にも役立つ管理方法などを解説します。
次世代CFOはセルフサービスBI活用がカギ 攻めの財務部門が意思決定を向上させる

進む財務部門のデータドリブン化

組織のパフォーマンス向上や成長を促す意思決定を行うため、経営層は信頼できるデータを必要としています。財務部門でも財務計画をはじめとしたデータの有効活用が求められている一方で、IT部門との連携は困難な状況にありました。

しかし今日では、「セルフサービスBI(ビジネスインテリジェンス)」を活用することで必要なデータに即座にアクセスできるようになりました。これによって、CFO(最高財務責任者)を含む財務部門のデータドリブン化が加速し、より迅速な意思決定へと導く環境が整いつつあります。

セルフサービスBI活用で得られるメリット

セルフサービスBIは、各部門リーダーなどエンドユーザー自らがデータ分析やレポート作成を行うアプローチです。従来は、IT部門などの専門部署がBIツールを使い、主に経営層へ向けてデータを整理・提示していました。しかし、各部門からのリクエストが集中し時間がかかってしまうといった問題もありました。

BOARDインターナショナル、南北アメリカのプリセールス担当ディレクター、Jeremy Carter氏は次のように述べています。

「セルフサービスBIの活用によって、従業員は組織の目的や目標を再認識し、より優れた意思決定を行うことで、目標達成に向けた取り組みに専念できるのです」

各部門、主に財務部門でセルフサービスBIを活用することによって得られるメリットは、具体的に以下のようなものです。

意思決定の「質」向上

必要な業務データにいつでもアクセスできるため、データから正しい意思決定を導き出す機能をユーザーに提供し、データドリブンな組織を実現するとともに、直感などによる不安定な意思決定を排除します。

意思決定の「速度」向上

必要なときに必要なデータが入手できる機能が提供されるため、IT部門が作成するレポートなどを待つことなく、素早く適切な意思決定を行えます。意思決定の質に加えて、速度の向上にもつながるのです。

予測や予算計画の精度の向上

BIツールは、シミュレーション機能など経営データを分析して理解するのに必要なツールを搭載しているため、売上・生産予測や、予算計画の精度が向上します。

自己遂行能力の向上

リアルタイムにデータを収集し分析できるため、日常的な予実管理が可能に。なぜ目標を達成できなかったのか、もしくは目標を上回れたのか、その根本的な要因を把握できます。これによって、BIツール使用者自身のパフォーマンス向上が見込めるでしょう。

財務部門の負担軽減

財務担当者の数が減少傾向にある一方で、営業部門のレポート要求は拡大しつつあり、かつより正確で迅速なデータ提供が求められています。財務部門にとって大きな負担となっているでしょう。

セルフサービスBIのレポート作成機能を活用し、営業部門自らが日常的にレポートを作成できるようになれば、こうした財務部門の負担も軽減できます。

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BIシステムが解決するデータ管理の課題

部門間のデータ共有・管理がスムーズに

最新の意思決定プラットフォーム「BOARD」は、統合された企業データから、分析、計画、シミュレーションの効果的なデータビューを作成し、完全なセルフサービス分析機能と、レポート作成機能をユーザーに提供します。

しかし、こうした広範に渡る機能を持つソリューションの利用は、クオリティ、信頼性、リアルタイム性、コストなどの間で必ずトレードオフが生じます。各部門はリアルタイム性と信頼性を、IT部門はクオリティとセキュリティを重視するからです。

BOARDインターナショナル、グローバル製品ディレクター兼エバンジェリスト、Micheal Talbott氏は次のように述べています。

「IT部門と各事業部は、こうしたトレードオフが存在することをお互い理解したうえで、合意点を決定する必要があります。これは、テクノロジーというよりも管理の問題なのです」

つまり、部門間のデータ共有と管理をスムーズにするには、すべての部門が同じ戦略的目標に向かって行動することが求められるのです。

たとえば、組織内のデータを主に管理するのはIT部門ですが、各部門のリーダーも整合性を保てるように一貫したルールに従って運用されるよう責任を負う必要があります。

BOARDインターナショナルのマーケティング責任者、Andrea Alfieri氏は次のように述べています。

「たとえば、2つの異なる部門が同じ指標を使ってデータ分析した場合、まったく同じ結果が得られる必要があります」

もっとも、これは経営幹部の強力な後押しが必要となる戦略的目標です。Alfieri氏は次のようにも述べています。

「IT部門、業務リーダー、財務部門が連携して目標達成を推し進め、そのなかでも、ビジネスにおける意思決定の重要な価値を充分理解する人物が、チームの舵取りを行う必要があります」

エクセル・スプレッドシートの「氾濫」を解消できる

一般的なセルフサービス分析の弊害として、エクセル・スプレッドシートが手に負えないほど氾濫し、バージョン管理もできていないレポートが、財務情報の完全性を脅かしていることが挙げられます。

「セルフサービス分析プロジェクトによって、エクセル・スプレッドシートが氾濫し、財務部門にさらなる問題をもたらしている、という大手企業と話をする機会が増えています。応急処置を施すだけではダメです。包括的かつ徹底的に問題に取り組まなければなりません」(Alfieri氏)

確実なデータをAI分析に生かせる

人間をサポートすることを目的に誕生した人工知能のテクノロジー「コグニティブテクノロジー」は、セルフサービスBIを含む、あらゆるシステムとユーザーの関係性を一変させるでしょう。それは人間とのやり取りに近い関係となり、システムのカスタマイズの必要性も最小限になることが期待されています。

「先進的な企業は、新たなテクノロジーがビジネスにもたらす、大きなメリットをすでに享受しています。このテクノロジーは、BIツールの意思決定プロセスの精度を劇的に向上させているのです。しかし、これはまだ変革の始まりにすぎません」(Alfieri氏)

しかし、新たなテクノロジーがセルフサービスBIに搭載されても、スプレッドシートの氾濫を放置し、データの統合を行わなかったらどうでしょう? 信頼できないデータを学習した、信頼できない分析結果しか提供されないでしょう。

テクノロジーの進化はすぐにやってきます。その前にデータをいかに収集し、整合性を担保しながら一元管理していくのか、その方法を把握しておく必要があるのです。信頼性やクオリティの確保されたデータさえ構築できれば、これからも精度の高い分析に生かせるのです。

セルフサービスBI活用事例

大手自動車部品メーカーZF社は、5大陸40か国にわたる財務レポート・計画作成をBOARDで一元化しています。同社は、BOARDによる強力なセルフサービス機能をユーザーに提供することで、スプレッドシートの氾濫解消、少なくとも軽減させることを目標に掲げています。

英国Nampak Plastics Europe Limited社も、セルフサービス分析機能の導入に取り組んでいました。同社は食品飲料業界向けの高密度ポリエチレン(HDPE)容器を製造し、業界の市場リーダーでもあります。

同社が新しいBIツールを導入することになった要因は、運用レポートや財務レポートの改善が必要だったこと。レポートの信頼性と柔軟性を各事業部門に提供できる、使いやすい機能を搭載したセルフサービスBIツールの実装を優先事項として掲げていたのです。

BOARDを実装することで煩雑なスプレッドシートの排除に成功。これによって、生産担当者は世界各国に散らばる拠点の生産配分・在庫・コストなどの要因を、すぐさま確認できるようになりました。

役員は「BOARDユーザーを念頭において構築されており、簡単に使用できる」と話します。

攻めの財政部門が企業の意思決定を向上させる

セルフサービスBIは、整合性のある一元化されたデータから、信頼性の高い分析による正しい意思決定を導き出すもの。エクセルやスプレッドシートによる煩雑さを排除し、事実にもとづいた意思決定を行えるデータドリブンな組織風土を生み出します。

これは、担当者の数が減少傾向にある財務部門の負担軽減にも役立ち、ユーザーの自己遂行能力を引き上げるのにも貢献します。

さらにセルフサービスBIをCFO自らが活用することで、財務計画のみにとどまらない幅広いデータ分析が行えます。経営層であるCFO自らが「攻めの姿勢」で意思決定を向上させれば、企業の成長と価値向上にもつながっていくでしょう。

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BOARDとは

BOARDは、BIおよびEPMを、プログラミング不要な単一の統合プラットフォームに迅速に展開できるソリューションであり、世界中の3,000社を超える企業が活用しています。

従来のBIまたはEPM・CPMに比べ、展開の時間とコストはわずかです。また、BOARDプラットフォームは組織の情報をを正確かつ完全な形で一つの情報として提供します。このプラットフォームは、企業のビジネスプロセスと完全に統合され、戦略的なものから運用の詳細にいたるまで、パフォーマンスレベルの計画および監視を一元的に提供します。

このプラットフォームは、企業のビジネスプロセスと完全に統合され、戦略的なものから運用の詳細にいたるまで、パフォーマンスレベルの計画および監視を一元的に提供します。BOARDには世界的な直販営業部隊、および世界中の現地パートナーとのネットワークがあります。

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