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SaaS業界レポート2018著者インタビュー(後編)レポートの「作り方」に迫る #SaaS #Smart Thinking

※この記事は2018年11月19日に公開されたものをnoteに再掲しています。

こんにちは、スマートキャンプ広報インターンです。

前編ではSaaS業界レポートを執筆したスマートキャンプCOOの阿部にSaaS業界レポートの「読み方」を解説してもらいましたが、そもそもスライド180枚を超えるレポートはどのように作られたのでしょうか。後編では「作り方」に迫ります!


最先端のSaaSビジネスの情報に触れる

ーーSaaS業界レポートの制作はどのように進めていったのでしょうか?

本格的にレポートの制作に取りかかったのは3月後半で、その段階で大まかなストーリーは固めました。ストーリー設計にあたっては日ごろからTechCrunchやNewsPicksなどでチェックしている情報と2月上旬のサンフランシスコ出張で得た情報をもとにしました。

ーーサンフランシスコ出張ではどのような情報を得られたのですか?

そもそもサンフランシスコにはSaaStrというSaaSの大きなカンファレンスに参加するために出張しました。SaaStrはSlackやDropboxなど海外のSaaS企業のエグゼクティブによるセッションと経営層をターゲットとした展示会で構成されていて、特にセッションではSaaSビジネスの最先端に触れ、とても刺激的でした。

また、展示会では日本ではまだ少ないインサイドセールスやカスタマーサクセスに特化したSaaS企業が出展していたので、今後SaaSが盛り上がっていくと見込まれる領域についても情報をキャッチできました。

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コンテンツとデザインへの徹底したこだわり

ーー大まかなストーリーを固められた後はいかがでしょうか?

よりコンテンツをリッチにするためにリサーチとインタビューをたくさん行いましたね。リサーチでは「SaaS トレンド」や「SaaS API」、「SaaS AI」など関連キーワードでひたすら検索して上位記事はすべてチェックしました。これは結構大変でしたね…(笑)

インタビューはDraper Nexusの倉林さん、Salesforce Venturesの浅田さん、BEENEXTの前田ヒロさんといったSaaSに詳しいVCの皆さま、またトレタの中村社長、カケハシの中尾社長、オクトの稲田社長、Synamonの武樋社長、ヤプリの庵原社長といったSaaS企業の社長の皆さまにさせていただきました。このインタビューが本当に充実していて、ご協力いただいた皆さまにはとても感謝しています。

ーー地道にコンテンツを練っていったんですね。その他こだわった部分はありますか?

コンテンツ以外の要素として、デザインにはかなりこだわりました。やっぱり読まれるコンテンツには読みやすいデザインが必要で、スマートキャンプが誇るデザイナーの森重さんがデザインを担当してくれました。私がパワーポイント1枚1枚に記載したいデータや情報を手書きでまとめて、手書きのメモをもとに森重さんがデザインするというまさに二人三脚の体制で仕上げていきました。

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ボクシルはコンテンツマーケティングを強みとしていますが、コンテンツマーケティングにはデザインの力も非常に重要だと感じています。そのためスマートキャンプにはデザインを専門としたチームもあります。今後こういった企業が増えていくと思っています。

SaaS業界の盛り上がりを追い続ける

ーーカオスマップのインパクトが大きいですがどのように作られたのですか?

カオスマップははじめにカテゴリーを設定して、そのカテゴリーに該当するサービスをボクシルの記事で確認していきました。手前味噌ですがよくまとまっているなと感じましたね(笑)

結果として500サービス以上を掲載させていただきましたが、Vertical SaaSや今回は載せられなかったHorizontal SaaSのカテゴリーも含めると1,000サービスは優に超えますので、カオスマップを制作しながらSaaS業界の盛り上がりを肌で感じられました。

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ーー最後に来年に向けての意気込みをお願いします!

もちろん来年も制作する予定です。2017年版はスライド約80枚、2018年版はスライド約180枚と増えてきていますので、来年はスライド250枚~300枚のレポートを目指そうかなと思います(笑)とは言え量よりも質が大事かなと思いますので、1年を通じてしっかり情報収集をしてより質の高いレポートを目指して頑張ります。ちなみに、SaaS業界レポートの制作に興味がある方はぜひご連絡ください!(笑)


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