逆境を抜け出せ。成果を出すのに必要なのは「振り返り」だった| High SOCS LTレポート.1 Product Div. 佐々木 #Collaboration
※この記事は2019年03月07日に公開されたものをnoteに再掲しています。
こんにちは!スマートキャンプの広報です。
新しく『High SOCS LT レポート』の連載をスタートしました!
High SOCS LTは、スマートキャンプのVALUESである " SOCS " の中から1つ選択し、自分の取り組みに結びつけて全社員にプレゼンする月曜日恒例イベントです。
High SOCS LT レポートでは、過去プレゼンター本人に、プレゼンでは話しきれなかった詳細やこだわりなどを含め文章でアツく語っていただきます。
記念すべき初回はProduct Div.の佐々木に書いてもらいました!
選んだのは「Collaboration」
僕が選んだのはSOCSのC、Collaborationです。
僕が新卒入社した前職のときから仕事をするうえで大事にしている考え方を紹介しようと思います。
新卒のキャリアスタートは営業 - 成果を出せない日々が続いた
今でこそマーケティングや会員データの分析、事業の戦略づくり、新しい機能の企画などが主な仕事ですが、僕のキャリアスタートは法人向けクラウドサービスの営業でした。
恵まれたことに、社内の新規事業として立ち上げられた部署に配属されて、「俺がこの事業を大きくしてやるぜ!」とか思って燃えていましたね。笑
入社半年くらいは全然成果が出せない日々が続きました。社内の人からもお客様からも怒られてばっかりでしたね。今でもそうなんですけど、僕人見知りで大人数の飲み会とかも得意じゃなくて。
お客様にご迷惑をおかけしてしまって、電話越しで「お前営業やめろ!」って怒鳴られてしまったこともあります。当時は「自分は営業向いてないんじゃないかな」と思いましたね。
絶対に成果を出そうと思い続けるのをやめなかった
僕はやりたいことに拘りはないのですが、強いていうなら強い相手に勝つことや大きな目標を達成することが好きなんですよね。
大きな目標を達成する過程って壁に当たることが多いんですけど、制約が多くて難易度が高い方がゲームとしては面白いことあるじゃないですか。
そんな感じです。笑
あとは負けたまま終わったり、目標が未達のまま終わったりするのが嫌いなので、とにかく大きな成果を残すまでは続けようと思っていました。
そうしていたら気づいたときには、四半期ごとに行われる全体キックオフの表彰パートのときに、表彰台の上にいました。
逆境の日々から学んだ「失敗しないことよりも、失敗から多くを学ぶこと」の重要性
成果を出すうえで大事なことは、行動を起こし、アウトプットを出して、結果を振り返り学習することだと思います。
結果が上手くいったかどうかよりも、結果に対して真摯に向き合い、なぜそのような結果になったのか探っていくことで、継続的に成果を出し続けられます。
逆に振り返りをしないと、仮に上手くいったしても、「なんとなく上手くいったな」で終わってしまって、再現性を持たせられないので、継続的に成果を出し続けられません。
自分がやっている仕事の目的が何か、全体図を見失わないことが大切
正しく振り返りを行うために鍵となるのが、自分の仕事の目的を理解することです。
たとえば、「1日100件のリストに電話をかける」という仕事があるとします。
この仕事のゴールが「月に1件の受注をする」だとすると、10件のアポから1件受注が出るという想定のもと、10件アポを取るという目標が置かれます。「10件アポを取る」を達成するためには月に2000件の電話をかけることが必要。ということは月20営業日だとして、1日100件電話をかけなければならない。こうして仕事が決まるのです。
この場合、目的は受注することであって、電話をかけるのもアポに行くのも手段に過ぎない。
この全体図と目的を見失ってしまうと、「今日は200件も電話がかけられた俺すごい!」や「今月は100アポもいってきたぜ!」のような、検討外れな自慢をはじめるようになってしまいます。
目的を意識することで、「200件電話をかけたけど1アポも取れなかった原因は何か?」とか「100アポ行ったけど1件も受注できなかったのはなぜか」という振り返りが行えるようになります。
原因を見つける際に人の意見を鵜呑みにしてはいけない
目的を達成できなかった原因を見つける際に、僕が大事にしているのは、人の意見は100%鵜呑みにせずに客観的な目線を持つということです。
たとえば、仮に上司から「お前はスキルも経験もないくせに生意気で、コミュニケーションが取りづらいから営業で成果を出せないんだよ!」という叱咤激励をいただいたとします。
こういったアドバイスで、欠点として指摘してもらった「スキルがない」「経験がない」「生意気」「コミュニケーションが取りづらい」というそれぞれの要素が、成果を出せないこととどう結びついているのか、分解し因果関係を推定します。
・スキルがない→お客様視点でのメリットを提示できていない
経験がない→お客様からの信頼を得づらい
・生意気→「若いのに専門用語が多いこと」が他のマイナス要素と交絡して、ネガティブな印象を与えてしまっている
・コミュニケーションが取りづらい→短期間で知識を詰め込みすぎて、アウトプットする情報が整理されていない
あとは、これらのボトルネックをどのように解決していくか、ひらすら仮説を立てて検証を繰り返していくだけです。
人は無意識のうちに、自分にとって都合のいい役割を他人に演じさせたがるものです。
「自分は仕事ができて、相手は仕事ができない」「自分は上司で、相手は部下」「自分は正しくて、相手は間違っている」「自分はサービスを受ける人で、相手はサービスを提供する人」など。
会社にもよりますが、会社コミュニティの中で最大公約数的に都合のいい役割を演じさせられることってありますよね。
成果が出せない日々にも、環境にも慣れてしまい、惰性で働いてズルズルと時間だけが過ぎていく。そんなこともあるのではないでしょうか。
そこから脱却するには、現実と向き合って自分が成果を出すために何が必要か考え行動し続けることが大切だと思います。
「過去の自分」と「現在の自分」のCollaboration=圧倒的な成果
最後にCollaborationを選んだ理由をお伝えしたいと思います。
Collaborationには「合作」という意味があります。
多くの場合、人と協力して何かを生み出すというニュアンスで使われることが多いですよね。
僕は振り返りを「過去の自分」と「現在の自分」のCollaborationだと考えています。
圧倒的な成果という合作を作り出すために、「過去の自分」と「現在の自分」がコラボして内省していく。
今後もこのスタンスを貫いて成果にこだわっていきたいと思います。
いかがでしたか?
目的意識を常に持ち続け、結果を踏まえて振り返る。着実に成果を上げていく佐々木の秘密が1つ判明した気がします。
ついつい見失いがちな目的ですが、しっかりと意識して、結果の振り返りまで習慣づけたいていきたいですね。
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