営業が受注したら「銅鑼鳴らす」ルール導入して3日、反響あったので「思いと背景」まとめました

銅鑼を導入したら社内外から反応がたくさん来たので、なぜ導入したのかという思いや、どんな効果があったのかをお伝えします。
営業が受注したら「銅鑼鳴らす」ルール導入して3日、反響あったので「思いと背景」まとめました

こんにちは。スマートキャンプでボクシル事業部の営業統括という肩書で働いてる大野です。

タイトルのとおりではありますが、導入して3日で予想外に社内外からの反応がたくさんありました。そこで会社のPRメディアである「.▲.tent.」で記事にしてほしいという声もあり、今回記事にまとめる機会をいただきました。

Twitterやはてぶなど各種SNSで「銅鑼を導入したら良いことしかなかった」みたいな記事や投稿を見た方もいるかと思いますが、投稿者のTwitterアカウントに社名表記がなかったので、スマートキャンプという会社は初耳の方もいるかもしれません。

記事化については嫌がられるかなと思ったんですが快くオーケーをもらいました。あらめて、ありがとうございます。

営業1号メンバーとして入社して、良くも悪くもさまざまな場面をこれまで見てきたので、スマートキャンプという会社の文化や社員の特徴をまとめながら書いてみようと思います。

「銅鑼」を導入した背景と組織文化の話

スマートキャンプでは創業以来ずっと全社で情報共有するという文化があります。
週次と月次で各部門の振返りやトピックスを報告・共有していて、部門を越えた連携やシナジーを高速で生み出すための工夫だと個人的には感じています。

会社のVALUESであるSOCSを体現していくためにはすごく特徴的なもので、会社全体の動きがわかるので好きな部分でもあります。

またもう1つ特徴的なのが、毎朝5名ほどのチームにランダムで集まって昨日あった良いエピソードを話し合うというスマートキャンプならではの朝会も実施しています。

会社も大きくなり80名前後まで増えていますが現在も続けていて、他の企業さんからも羨ましいとお声をもらう会社の誇れる文化です。

工夫するも定着しなかった称賛文化

社員へ透明性のある状態を保つという特徴に加えて、SaaS比較サイト「ボクシル」を運営していることもあり生産性を会社では重視しています。

SaaSにはこれまでエクセルなどで散らばっていた情報を一元管理する、WEB会議などリモートワークを活用してより作業効率を高めていく側面があると思います。

かなりの数のSaaSを利用していて、数えたことはないですが体感では3桁くらい利用実績ある気がします。(違ったらすいません)

社内ではSlackやチャットワークといったビジネスチャットで褒め合ったり、ユニポスに代表されるピアボーナスで感謝を伝えることも頻繁にあります。なので社員を称賛する文化はもちろんあります。

ただ、営業の場合はなかなかこれが難しくて機能しづらかったというのが所感です。
以前から営業メンバーがもっと注目を集める文化を作りたいという声もあり、私も同じ意見でした。

組織が大きくなる過程でこうした歪みは、さまざまな企業が通過してるものだと思います。
たしか営業メンバーが10人を超えたくらいの課題感で、組織運営というものに対しての意見も徐々に増えていた時期だった気がします。

まずは目に触れる状態にしようと思いCRMと連携して社内チャットに受注通知を流す、月次・週次の全社報告会のトピックスで金額の大きな案件を報告するといったことをやってました。

全体への「伝え方・盛り上げ方」が上手くなく未熟だったことも前提にあると思いますが、あまり上手くはいきませんでした。

  • 社内チャット通知:商談にいってるメンバーも多く、テキストだと盛り上がりにかける
  • 全体MTGでの報告:時間も限られているので細かな部分まで伝えきれない

※上記が実際の社内チャット通知ですが、スタンプも1つしかついてないですね。。。
その他にもいくつか試してみましたが、効果は薄かったのが正直なところです。

営業が輝く瞬間は2つあると思います。1つは半期終わりなどの全社MVPの表彰、2つ目は受注したときです。

これまで導入しなかった理由は「ぽくなかった」から

営業が輝くというと少し違うかもしれませんが、さまざまな職種の共通部分で「嬉しさ・楽しさ」といった感情はリアルタイム性がないと熱が冷めてしまうものだと思います。

前職で銅鑼があったのと、そうした背景もあり実は過去に何度か銅鑼を置いて「営業を目立たせたい!もっと盛り上がる雰囲気を作りたい!」といった依頼をしていました。

導入しなかった理由は端的にいうと「ちょっと会社の文化っぽくないんじゃない」ということです。

「テクノロジーで社会の非効率を無くす」というMISSIONを掲げ社内でもSaaS製品を活用してるので、テック企業っぽいやり方でやりたいというのは依頼しながらも納得感がありました。

テック企業という対外的なメッセージは発信しているけど、「社内では営業会社みたいな感じなんだよね」といったギャップは作りたくなかっただろうと思いますし、泥臭い感じに違和感があったんだろうなと思います。

実際に今回の投稿を見た方の中でも銅鑼に対する印象は「営業会社っぽい・体育会営業っぽい」というのと、「積極的に称賛する良い会社」の2つがあるかもしれません。

「銅鑼」を導入したかった本当の理由(一部社内向け)

4月に向けての組織体制や戦略をあらためて検討している今回のタイミングで、営業っぽくやってみようという話も挙がり銅鑼を設置することにしました。

理由1:単純にリアルタイムに称賛したかった

これまで紹介してきたとおり誇れる文化はありましたが、なかなか上手くいかなかったのが営業の称賛文化でした。

社内的には「筋肉質な組織にする」とか「強くしよう」といった理由はもちろんありますが、私もオーケーをくれた代表の古橋もたぶんもう一つ別の本音があったと思います(笑)

別の本音は、シンプルに営業が頑張ってるのをリアルタイムに喜びたい・共有したいということです。ボクシルを管掌しているCMOの林もからも「強い組織であるのは前提にして横断的な動きが多いからこそ、部署を超えて喜びは共有したい」とよく聞きます。

代表の古橋はもともと営業職の出身で、それこそ泥臭い感じの営業をやってたと聞いています。私も今の手法と比較するといわゆる体育会系のTHE営業って感じのスタイルでした。

これは他の部門に否定的な感情とかでは全くないのですが、やっぱり心のどこかで「営業が光っている・花形である」ように見えるのは必要じゃないかと感じていたんだろうと思います。

営業関連の職種は顧客と対面で接する仕事なので、売上への貢献が大きい一方で厳しい局面で矢面に立つことも非常に多いです。「顧客の声が集まる」というと聞こえは良いですが、そんなことばかりでもないものです。

すこし前に戦略変更を行った反動などで売上が大幅ダウン、顧客からもクレームが頻発するという時期がありました。そんなカオスな状態でも一社一社の顧客としっかり向き合い、優しいお客さんにも支えられて、なんとか切り抜けられました。

当時はその他にもいろいろな問題が同時に発生していて本当に混沌としていたのですが、間違いなく今のスマートキャンプがあるのは当時の営業メンバーが居たからだと思ってます。

理由2:実は「嬉しい」を共有したい、控えめで優しい人が多いスマキャン

社外からどんな感じで見えてるのか私にはわからないですが、文化とは裏腹にスマートキャンプの社員はシャイな人が多いと思います。平均年齢は若めなので活気はありますが。

良くいうとキラキラしてて、爽やかな人が多く全体的に優しい人たちばっかりなので「人前に立って引っ張っていくぞ!」とか「私、神じゃない!」みたいな自慢は少なめです。

後ほど社内での反応は記載していくのですが、思ったよりも営業以外の部門からの声も多くて「銅鑼ならしたい、もっと銅鑼聞きたい」といった反応が多かったです。

執務スペースを出て飲みに行ったりすると、愚痴が出るのかと思いきや「あいつが今めっちゃ頑張ってるんだよな」とか、「開発部門の◯◯さんがすごく仕事しやすい」みたい会話が私の周りでは多くあります。

テキスト文化があるだけに、面と向かって「言葉で」誰かにありがとうを伝える・称賛するというのはやりたかったけど、気恥ずかしくもあったんじゃないかと思います。

会社が全体的にこんな感じなので、私がいうのも変な話しですが「いや、それ直接伝えよーよ!(笑)」

他部門からも立ち上がって拍手しているのを見て、恥ずかしさを捨てられるとさらにスマートキャンプらしい良い文化につながると思っています。

予想外に多かった社内・社外からの反応

組織文化を作っていく過程でそれなりに紆余曲折があって銅鑼を設置したのですが、営業メンバーからだけでなく他部門や社外からもすごく反響がありました。

ツイートはこちら:https://twitter.com/nam_kton/status/1233202785455198210

バズってるらしい!と社内で話題に上がった時はいいね数が1万を超える前くらいだったんですが、今見てみると「いいね8.6万回・リツイート2.6万回」。

多くの方々から共感いただき、「スマートキャンプさんで銅鑼鳴らしてるの?めっちゃいいね!」といった声も営業メンバーがもらっているようでした。

他部署からも称賛したい!鳴らしたい!温かさを感じた社員の反応

今まで文化ができ上がってなかっただけに銅鑼を鳴らした一人目のメンバーは、やはり気恥ずかしさがあったみたいですが、開発やメディア部門など営業メンバー以外からの称賛も多くありました。


(上記は初回の銅鑼を鳴らしたときの投稿)

銅鑼を鳴らすタイミングは他部署も注目していて、会社にとって良かったエピソードを称賛をしたいとずっと思っていたようです。

また就業の終わりに日報を毎日全社チャンネルで書くのもスマートキャンプ文化の1つですが、雑感や日報に対するコメントも多かったです。


また、営業だけでなく他の部門でも「銅鑼を鳴らしたい!聞きたい!」といった声も出ているようで、すでにメディア部門や別事業部での受注やトピックスがあった際には銅鑼を叩いて盛り上がっています。(さっそく「ドラ」スタンプも作られました)

もともと部門間を超えてのプロジェクトや業務など関わりが多いのもスマートキャンプの社風の1つでしたが、会社全体で褒め合うといったことは少なかったかもしれないです。

営業部門にフォーカスした銅鑼設置でしたが、スマートキャンプ全体でより良い文化が形作られはじめ、雰囲気を変える大きなムーブメントになりつつあると思っています。

5,000,000imp越え、社員のTweetが広がり予想外だったSNS上の反応


(上記はアカウント本人からいただいたTweetレポート)

章の冒頭で紹介したとおりTwitterでバズった今回の投稿ですが、複数のSNSでも拡散されていると色々な方から聞かされました。簡単にではありますが、ネット上の反響をまとめています。

  • togetter

会社で営業が受注決まると「銅鑼」鳴らすルールが導入されたけどいいことづくめだった件「うちにも導入したい」より

togetterはTwitter上で注目のトピックスや関連ツイートをまとめて公開ができるツイートまとめのようなサイトです。togetterまとめのURLをみるとそれぞれ約200回ほどシェアされていて、もともとの投稿でもあったように「人は銅鑼を聞きたいし、叩きたい」という内容が共感を集めていました。

ちなみにコメントを見ていると「バズった記念の銅鑼は鳴らされたんですか?」というのがありましたが、まだできてないはずなので鳴らしてもらおうと思っています。

今回でわかったこと

社外向けである会社のPRメディアでこんなことを結論に書くのも忍びないのですが、スマートキャンプはすごく温かくて優しい人が多いことをあらめて実感する良いきっかけになりました。

また社外からもこうして大きな反応をもらったということは、実はもっとみんなのことを称賛してほしい・嬉しいことを共有したいという感情のあらわれでもあったかもしれません。

弊社もそうでしたが、変にカッコいい感じを出そうとしすぎなくても良いのではと思います。社外からの反応にも驚いてるのですが、一番はやっぱり社内の人がもっと称賛の声を聞きたいと感じていたことです。

リアルの場で感謝される嬉しさは普遍的なもの

IT化が進み生産性を重視するあまり、テキスト文化になってしまいがちなのがベンチャー・スタートアップ業界だと思います。

もうすぐ入社して4年が立ちますがさまざまなものがIT化されているため、スマートキャンプに入ってからは紙や鉛筆はほぼ触らなくなっていました。

今回のエピソードを通じて嬉しい瞬間を共有して、テキストなどではなく直接会話したり思いを伝えることはすごく大切なことだと認識しました。感謝の気持ちを言葉で伝えられるのは、実際すごく嬉しいものです。(めちゃくちゃ当たり前なことですが笑)

これまでの文化を保ちながら、もっと良い会社に変化していくと良いなと思います。

人気の記事