クラウドPBX導入のメリットとは | 仕組みや価格を徹底解説

クラウドPBXは、ビジネスフォン機能をクラウド環境で提供するもので、スマートフォンも内線化できます。その仕組みや導入メリット、必要なコストはどの程度なのか。おすすめサービスの紹介とともに、クラウドPBXについて徹底解説します。
クラウドPBX導入のメリットとは | 仕組みや価格を徹底解説


クラウドPBXとは?

クラウドPBXとは、ビジネスフォンで必要とされる主装置 = PBXをクラウド環境でサービス提供するものであり、クラウド型ビジネスフォンとも呼ばれます。

従来のPBXは独立したハードウェアであったため、オフィス内に設置してビジネスフォンのネットワークを構築する必要がありました。対してクラウドPBXでは、こうしたハードウェアの導入を必要としません。

ビジネスフォンもクラウド化

インターネットの発達とスマートフォンの普及で市場動向の変化が加速するなか、人々の価値観も多様化し、あわせてさまざまなワークスタイルが登場しています。こうした状況にフィットするのがインターネットを活用してサービスを提供するSaaSであり、さまざまなサービスがクラウド化されるにいたっています。

従来、閉じられた空間で利用されてきたビジネスフォンがクラウド化されたのも、こうした状況が背景にあります。クラウドへの関心の高まりと同時に、ビジネスフォンの進化系ともいえる「クラウドPBX」にも注目が集まっているのです。

拡大が見込まれるクラウドPBX市場

これを裏付けるように、グローバルでのクラウドPBX市場は二桁成長で拡大を続けており、2015年には80億ドルを突破、2020年には130億ドルに達すると予測するデータもあります。

国内のビジネスフォン市場ではリプレース需要が多く、まだまだハードウェアPBXのシェアが高いのが現状です。ただし2013年のクラウドPBX市場成長率は60%を超えており、シェアが低い分伸びしろも大きく、今後の拡大が期待できると思われます。

特に、家庭用の一般電話を利用している小規模企業などが、その利便性からクラウドPBXの導入を進めると見られています。また高度で円滑なコミュニケーションを求める中小〜大企業でも、遅かれ早かれ導入が進むでしょう。

以下の記事では、クラウドPBXの市場動向・シェアについて、より詳しく解説しています。

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クラウドPBXの仕組み

それでは、PBXをクラウド環境で提供するクラウドPBXとは、どのような仕組みでビジネスフォンの機能を実現しているのでしょうか。

IP電話回線では、音声信号をパケットに変換し、デジタルデータとしてIPネットワークへ流し込む「VoIP」技術が活用されています。クラウドPBXでは、IPネットワークにあるクラウド環境にPBXを置くことで、音声パケットを適切な端末に割り振る「電話交換機」の役割を担っているのです。

つまりクラウドPBXは、クラウド環境に用意された「電話交換機能を持つネットワークサーバー」であり、ユーザーは端末をインターネット接続することで、複数電話機での外線・内線共有、保留・転送が可能になるのです。

以下の記事では、ビジネスフォンの主装置(PBX)の種類や仕組みについて、より詳しく解説しています。

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従来のPBXとの違い

従来のビジネスフォン用PBX(主装置)も、電話交換機であるという点ではクラウドPBXと同様だといえるでしょう。

しかし、従来のPBXでは「アナログ回線」や「ISDN回線」の利用が基本となり、オフィス内に設置されて電話回線と接続される、という点で大きく異なります。

この場合、PBXに接続される端末は専用電話機となり、電話線で内線網が構築されるため、導入・設置には専門知識が必要なうえ、機器代金や工事費などで費用も高額になりがちです。

IP-PBXとの違い

IP電話回線とインターネットを活用するという意味では、IP-PBXもクラウドPBX同様「電話交換機能を持つネットワークサーバー」であるといえます。

しかし、従来のPBXと同じように「ハードウェアをオフィス内に設置する必要がある」点が、クラウドPBXと大きく異なります。またIP電話機やスマートフォン、PCなど、さまざまな端末を利用できるものの、ハードウェアが必要になるため機器費用が高額になる傾向があります。

以下の記事では、IP-PBXの仕組みやメリットについて、より詳しく解説しています。

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クラウドPBXのメリット・デメリット

クラウドPBX最大のメリットは、クラウドでPBXが提供されることによる高い柔軟性と拡張性でしょう。

具体的には、スマートフォンやPCなどのさまざまな端末を内線化でき、どこからでも代表番号の着発信ができること。ロケーションフリーのため、オフィス移転時などに複雑な工事が必要なく、スピーディーに運用できること。スタッフ増員や拠点開設など、必要なときに必要なだけ回線の追加が可能なことなどが挙げられます。

さらに、電話、メール、チャット、Web会議、プレゼンスなどを統合して融合するUC機能により、高度で円滑なコミュニケーションが実現するのも大きなメリットだといえるでしょう。

反面、音声品質がインターネット環境に左右される、停電に弱いなどのデメリットもないわけではありません。

以下の記事では、クラウドPBXのメリットについて、より詳しく解説しています。

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クラウドPBXの価格相場

クラウドPBXのメリットには、ハードウェアが不要なことによる初期費用負担の低さ、導入の手軽さも挙げられるでしょう。

それでは、クラウドPBXの料金体系や、その価格相場はどのようになっているのでしょうか。

クラウドPBX導入にかかる費用

クラウドPBXの導入・運用に関する費用は、大きく「初期費用」「基本利用料金」「通話料金」に分類できます。このうち、導入時に発生するのが初期費用であり、PBXの登録・設定・回線取得などにかかります。その相場は、おおよそ1万円からといったところです。

このほかに、毎月の運用費にあたる「基本利用料金」「通話料金」が必要になります。基本利用料金は内線の回線数、もしくはユーザー単位となっている場合が多く、1ユーザー2,000円程度が相場といえるでしょう。

通話料金は8円/3分が相場となっているものの、基本利用料金が安く設定されているサービスでは、通話料金が高めに設定されている場合もあります。基本利用料金だけに惑わされず、通話料金も含めた判断が重要となります。

以下の記事では、クラウドPBXの料金体系について、より詳しく解説しています。

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「柔軟性」がメリット

クラウドPBXでは、初期費用を抑えた運用が可能なことに加え、すべての費用を経費として計上できます。つまり、固定資産税や減価償却を考慮する必要がないという魅力があり、経営面で大きなメリットとなります。

また、少人数でのスモールスタートを切りつつ、スタッフ増員や事業拡大などにあわせ、必要なときに必要なだけ回線を増やせます。これによってコスト計算もしやすくなり、ムダを省いた運用が可能となる柔軟性をもつのです。

おすすめの多機能クラウドPBXサービス

以下では、トラムシステムが提供するおすすめ高い柔軟性と拡張性を実現しているクラウドPBXサービスを取り上げます。クラウドPBXのメリットをすべて兼ね備え、通信料削減にも独自のノウハウを持つ、おすすめのサービスを紹介しましょう。

TramPBX Cloud


- あらゆる企業に対応するスケーラビリティ
- 働き方改革を実現するクラウドPBX
- 高い信頼性と安定性と音声品質

TramPBX Cloudは、外線電話、内線電話、パーク保留、転送、留守電などのビジネスフォン機能はもちろん、UnifiedCommnication = UC機能を網羅したクラウドPBXです。

AWSを利用した強固なプラットフォームによる高い信頼性、99.95%を誇る安定性を持ち、セキュリティ対策も万全です。スピーディーな導入、容易な設定変更、ロケーションフリーというクラウドPBXならではの特性のほか、インスタントメッセージ、チャット、電話・Web会議、プレゼンスなどのUC機能も網羅。シンプルで明快な料金体系で、あらゆるニーズに応えます。

料金
TELuser(電話機のみ) 1,500円 月額/ユーザー
UCuser(電話機、PC、スマートデバイス) 2,500円 月額/ユーザー
システム設定費用 15,000円

資料請求後にサービス提供会社、弊社よりご案内を差し上げる場合があります。
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クラウドPBX導入でビジネスをスピード化

高い柔軟性と拡張性を持つクラウドPBXは、コスト面を含めたさまざまなメリットを企業にもたらすクラウドサービスです。

しかしその最大の魅力は、従来分離されていたツールを融合したUC機能による、高度で円滑なコミュニケーションにあるといえるでしょう。これこそが、グローバルでクラウドPBXが成長している最大の理由なのです。

なぜならば、市場のグローバル化が進行し、変化のスピードが加速する現代では、多様化するワークスタイルに対応した高度なコミュニケーションを行い、意思決定スピードを高めていく必要があります。これを実現するのが、コミュニケーションツールとしての「クラウドPBX」であると、グローバルで認められているのです。

まさにビジネスをスピードアップするクラウドPBX。導入を検討してみてはいかがでしょうか。