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2016-12-23

常務と専務の違いは何?会社での役職はどちらが上なのか

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多くの会社には常務や専務といわれる方が存在しますが、会社勤めに縁のない方にとってはどのような存在かわかりにくいでしょう。実際に会社で働いている社員でも常務や専務の役割や仕事の内容について正確に把握している方は多くはないはずです。ここでは常務や専務の内容を説明しつつ、両者の違いや役職の差などを紹介します。

常務と専務はどういう人なのか

一般的に常務というと常務取締役を指し、専務というと専務取締役を指すことが多いです。取締役とは会社法上の役員で従業員ではなく経営者になります。取締役は株主総会で選任され取締役会での議決権をもち、会社の重大事項や方針に関する意思決定や業務執行を行う存在です。そして、常務取締役と専務取締役が会社法上の役員であるならその役割を担うことになります。
ただし、会社法では取締役に関する定義はありますが、常務取締役と専務取締役に関する定義はありません。つまり、会社法上は取締役という存在はあっても常務取締役と専務取締役の存在はなく、両者は各会社が独自に設置している役職といえるのです。 なお、会社によっては取締役がいても常務取締役や専務取締役が設置されていないケースもあります。また、会社法上の取締役でない方が「常務」や「専務」の呼称のついた肩書を有するケースもないとはいえないのです。

常務と専務の役職の違いとは

常務と専務は会社法上での定義がない存在であるため、法的な役職の違いもありません。しかし、会社に社長、副社長、専務、常務、取締役の役職が設置されている場合、一般的にはこの順序で格付けされているケースが多いです。つまり、多くの会社では専務のほうが常務よりも上位に位置し、権限や責任が重くなっています。こうした序列はあくまでその会社内の権限・責任の規定に基づくものなので、会社によっては専務と常務の格付けが逆転するケースもないとはいえないのです。

常務と専務の会社法上の仕事や役割

常務と専務が会社法上の取締役である場合、取締役として役割を果たす必要があります。例えば、取締役会設置会社の場合、業務執行の実行と業務執行機関の監督が取締役の基本的な役割です。
取締役は取締役会に出席して業務執行に関する意見を述べ、業務執行に関する決定をしなければなりません。また、取締役は業務を執行する機関にその執行を任せるだけでなく、その機関が決定された執行内容を履行しているかを取締役会の一員として監督する必要があります。そのため取締役には業務執行機関が実施している業務の遂行状況や会社の財務状況などを頻繁にチェックする必要があるわけです。
また、取締役は会社に対して、善管注意義務や忠実義務という大きな責任を負っています。善管注意義務とは善良なる管理者としての注意を果たすという義務を指します。もし取締役が注意を怠る、責務の履行が遅れるまたは不完全となるなどにより会社へ損害を与えた場合、法的責任を負うことになりかねません。
忠実義務とは法令、定款や総会決議を守り、その職務を忠実に実行しなければならないという義務のことです。具体的には競業避止義務や益相反取引の制限などがあり、これらの規定に違反すれば法的責任が問われることもあります。

常務と専務の会社法上以外の仕事や役割

会社法などの法律とは関係なく、ビジネス社会では常務と専務に関する次のような一般的な認識があります。

  • 専務:社長を補佐する役割を担い、会社の業務を全般的に管理・監督する
  • 常務:社長を補佐するとともに会社の日常的な業務を執行する

この認識では、業務執行に関する管理・監督では専務に重きが置かれ、実際の業務執行については常務に重きが置かれているといえます。しかし、実際にはその役割が逆転したり、常務と専務の両者がともに同じ役割を担っていたりすることもあるでしょう。
こうした役割はあくまで会社のルールで決まるものなので、会社によって常務と専務の役割は変わってくるのです。

会社法では取締役の定義はあっても常務や専務についてはありません。つまり、常務や専務という役職は各会社の都合で設置されるものであり、取締役以外の法的な役割はないのです。そのため両者の会社での役職の違いも法的にはありません。しかし、会社が常務や専務を設置して特定の業務にあてさせることは可能で、両者ともに会社の意思決定や業務執行及びその管理・監督の責務を担うケースが多くみられます。また、法律とは関係のない一般的な認識では専務は社長、副社長に次ぐポジションで、常務は専務に次ぐものと考えられているのです。もちろん会社によっては両者の格付けが異なるケースもないとはいえませんが、一般的には専務のほうが常務よりも地位が高く権限や責任が重いと考えても間違いではないでしょう。

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