マネーフォワード クラウド勤怠 導入事例 週3時間のダブルチェック作業がゼロに

マネーフォワード クラウド勤怠 - 株式会社マネーフォワード

・従業員数 51〜100人
・人事総務
・係長・主任クラス
導入前は給与支払後のミスが発生。タイムカードとExcel管理による「ダブルチェック」が常態化
―――マネーフォワード クラウド勤怠の導入前は、どのように勤怠管理を行っていましたか?
導入前はタイムカードで管理していました。月末の締め作業では紙のデータを集め、勤怠情報をExcelに手入力して給与計算に利用していたため、非常に手間がかかっていました。
―――Excelでの手動管理において、どのような課題を感じていましたか?
人がデータを収集・入力するため、集計ミスが発生していました。また、計算や管理にも時間がかかり、週に1〜2時間は勤怠計算に費やしていました。
―――特に大きな問題となっていたのは、どのような点でしょうか?
手作業での計算・確認作業の負担が最も大きな課題でした。勤怠担当者が紙のデータをExcelに入力・集計し、その結果を上司に申請。上司も同じように手作業で計算し直して確認(ダブルチェック)するというフローになっていました。
さらに深刻だったのは、給与計算や支払い後に勤怠時間の間違いが発覚するケースです。残業時間の誤りなどが見つかると、翌月に追加支払いが発生し、従業員にも不満が残りました。また、月末ごとに新しいタイムカードに交換する「紙の更新作業」など、細かな手間も多く発生していました。
きっかけは全社の業務効率化。勤怠管理システムの決め手は「集計のしやすさ」
―――勤怠管理システムの導入を検討し始めたきっかけは何でしたか?
会社全体で「業務効率化」を進める方針があり、その一環として勤怠管理の効率化に取り組み始めたのがきっかけです。
―――サービスの選定にあたり、比較検討はされましたか?
はい。「楽楽勤怠」と「マネーフォワード クラウド勤怠」、もう1社の計3社で比較検討しました。
―――最終的にマネーフォワード クラウド勤怠を選んだ決め手を教えてください。
最も重視したのは「集計のしやすさ」です。データが自動抽出され、Excelにインポートできる点や、自動計算機能がある点を評価しました。これにより手計算の必要がなくなることが決め手でした。もちろん、使いやすいUIや導入費用の安さも重要なポイントでした。
―――一方で、導入にあたって妥協した点はありましたか?
従業員のお弁当注文の集計は、システムで自動化できなかった点です。出退勤データと合わせて管理していますが、ここは現在も手動対応です。また、夜勤の集計も一部手入力が必要です。
自社運用にどこまで合わせてカスタマイズできるかは、導入前にもっと確認しておけばよかったと思います。
週3時間の工数削減! 月1〜2万円のコスト削減効果も実感
―――導入後の現在の運用フローを教えてください。
従業員が出退勤時にシステムへログインして入力し、そのデータが自動的に集計されます。給与計算時は、そのデータを抽出して給与計算システムに読み込ませるだけの流れです。
―――入力漏れや修正が発生した場合の対応はいかがですか?
修正が必要な場合は、本人が管理部に申し出て、私たちが手動で修正しています。ただし、発生頻度は月に5件以下で、1件あたり2〜5分程度の対応で済んでいます。
―――導入によって、どの業務が最も効率化されましたか?
やはり集計作業、特にダブルチェックが不要になったことです。導入前は担当者と上司の二重チェックが必要でしたが、システム導入によりこの工程が完全になくなりました。この削減だけで、週に約3時間の短縮につながっています。
―――費用対効果についてはいかがですか?
初期費用はなく、月額費用(基本料+従量課金)のみでした。手計算にかかっていた人件費を考えると、導入後のほうが結果的に安くなっています。削減できた工数を金額換算すると、月あたり1〜2万円のコスト削減効果を実感しています。
―――導入時の社内への周知や教育はどのように進めましたか?
現場、とくにパソコンに不慣れな従業員からは「使い方が分からない」「打刻ができない」「ログインできない」といった問い合わせがありました。
そこで、操作マニュアルを配布・掲示し、導入時に全員を集めて勉強会を実施。一緒に操作しながら説明しました。導入後も、分からない人には個別に質問に来てもらう形でサポートしています。
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