BowNow導入事例 商談数1.5倍!入力作業の時短でコア業務に集中できるように

BowNow by Cloud CIRCUS - クラウドサーカス株式会社

・マスコミ/広告/デザイン/ゲーム/エンターテイメント系
・従業員数 51〜100人
・マーケティング
・部長・課長クラス
Excel属人化で商談数が見えない。案件の取りこぼしが常態化したアナログ管理
―――CRM導入前は、どのように顧客管理を行っていましたか?
当時はかなりアナログで、顧客リストはすべてExcelで管理していました。営業チームとマーケティングチームで別々にリストを持っており、情報共有や連携がしづらい状況でした。
―――Excel管理で感じていた課題は?
営業メンバーは5〜6名ほどいましたが、リストの更新や追加が人によってバラバラでした。クラウドでの共有もなく、共通フォルダを作ってはいたものの、結局は「誰のファイルが最新か」が分からない。結果として、顧客全体の動きが可視化できていませんでした。
―――その課題は、どのような影響を与えていましたか?
営業がどのお客様にどんなアプローチをしているのかが不透明でした。顧客フェーズも曖昧で、「潜在顧客なのか」「既存顧客なのか」「重要クライアントなのか」といった情報共有ができていなかったんです。そのせいで案件の取りこぼしや商談数の減少が頻発していました。
―――導入に踏み切った理由は?
事業拡大や売上向上を目指す中で、顧客管理の属人化が大きな課題になっていました。営業メンバーによってスキルや管理方法が違い、上層部が全体像を把握できなかったんです。結果として、具体的な業績計画も立てられませんでした。
―――マーケティング担当として、どのように感じていましたか?
私は中途で入社し、社内マーケティングを立ち上げる役割を担っていました。メール配信やリードナーチャリングなどの施策を行うにも、営業データが不明確で全体像をつかめない。マーケ施策の設計そのものが困難でした。
決め手は「初心者に特化」したシンプルさ。高機能なSalesforceを“あえて”選ばなかった理由
―――どのようにサービスを選定しましたか?
複数のCRM/MAツールを比較検討しました。名前をすべて覚えているわけではありませんが、4〜5社ほどは見ています。
―――最終的な候補は?
最終的には、SalesforceとBowNowの2社に絞りました。
―――選定で重視したポイントはなんですか?
私自身もマーケティング経験が浅く、会社としても初めての取り組みでした。そのため、操作のしやすさやシンプルさを重視しました。営業メンバー全員が同じレベルで使いこなせることを最優先にしていました。
BowNowは、初めてCRMやMAを導入する企業向けに特化した設計で、非常に扱いやすかったです。管理画面が見やすく、CSV形式で簡単にデータをアップロードできる点も魅力でした。
―――Salesforceを選ばなかった理由はなんでしょうか?
Salesforceは高機能でカスタマイズ性も高いのですが、構築に時間と工数がかかります。今回は初めての導入だったため、自社リソースでは運用負荷が大きすぎると判断しました。
―――コスト面での違いはありましたか?
BowNowは比較的リーズナブルでした。Salesforceと比べると、費用差はおよそ3倍ほど。導入スピードも全く違い、BowNowは初期費用がキャンペーンでカットされ、月額約5万円で始められました。
商談数1.5倍!入力10分→2分に削減で、営業が提案書を作る時間を捻出
―――導入後、現場はどのように変わりましたか?
営業から特に多く聞かれたのが「追客がしやすくなった」という声です。以前は、名刺交換後にすぐ案件化しなかったリードが放置されることが多かったのですが、BowNow導入後は資料ダウンロードなどの動きがあるたびに通知が届くようになり、タイミングを逃さずフォローできるようになりました。
当時は数値で把握できていなかったのですが、CRM導入後は商談数・成約数ともに約1.5倍に増えました。つまり、それだけの機会損失が、Excel管理時代に発生していたということだと思います。
―――入力作業の効率はいかがですか?
Excel時代はテンプレートもなく、案件ごとに一から入力していました。BowNowでは項目が標準化され、何を記録すればいいかが明確です。結果として、作業時間も大幅に短縮されました。1件あたり約10分かかっていた入力が、現在は2〜3分で完了します。
そのおかげで、これまで残業時間にやっていた提案書や企画書の作成に、業務時間内でしっかり時間を割けるようになりました。1〜2時間ほど、コア業務に集中できる時間が増えたと聞いています。
40代以上は個別指導、若手は応用編。BowNowのサポートと二人三脚で実現した年齢層別オンボーディング
―――導入当初、現場はスムーズに馴染めましたか?
いえ、最初は苦戦しました。もともとアナログな文化だったため、クラウド操作に不慣れなメンバーが多く、そこが最大の壁でした。
―――どんな戸惑いがあったのでしょうか?
基本的な入力はシンプルでしたが、データの抽出や分析機能など、少し複雑な操作には戸惑いが見られました。「どうすれば欲しい情報が出せるのか」が分からない、という声もありましたね。
―――どのように教育や定着を進めたのですか?
メンバーの年齢層に合わせて指導内容を分けました。40代以上の社員には、個別に時間を設けてマンツーマンでレクチャーを実施。若手メンバーには、BowNowのサポート担当者と連携し、応用的な機能の活用方法まで教えてもらいました。
また、営業部とマーケティングチームで週1回ミーティングを開き、ツール内の進捗やデータを共有していました。使い方の振り返りや、入力が漏れている部分を私がサポートするなど、チーム全体で定着を促しました。
―――サポート体制は充実していましたか?
はい。BowNowの担当者が毎月1〜2回、定期的に研修を実施してくれました。営業チームにも使い方や改善ポイントを直接レクチャーしていただき、とても助かりました。
BowNowの評価は10点中8点。今後は「より柔軟なカスタマイズ」に期待
―――BowNowを10段階で評価すると何点ですか?
8点です。導入初期の1年間はほぼ満点で、当社のレベル感に非常に合っていると感じていました。ただ、3年目に入り、営業メンバーも慣れてきたことで、さらなるカスタマイズを求める声が増えています。
―――どんなカスタマイズを想定していますか?
たとえば、現状の「潜在層」「準顕在層」「顕在層」という3段階の顧客分類を、さらに細分化したいという要望があります。潜在層の中でもA・B・Cのように細かく分けたい。現状は営業が個別で管理していますが、今後はBowNow上で一元管理できるようにしたいと考えています。
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