Gmail送信取り消し機能・検索・ショートカットなど裏技・設定10選

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記事の情報は2020-01-16時点のものです。

Gmailで誤送信してしまった場合には取り消し機能を使いましょう。送信取り消しの設定方法だけでなく、検索やショートカットキーなどの裏技を全部で10個まとめて紹介します。よく使う人はぜひ作業を効率化して快適に利用できるように設定してみてください。
Gmail送信取り消し機能・検索・ショートカットなど裏技・設定10選

Gmailのメールを送信を取り消しできる機能

Gmailを使ってメールのやりとりをしていたら誤送信(送信ミス)してしまった。そんな経験をお持ちの方は多いでしょう。

Gmailには送信取り消し機能があるので、設定して同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。

この記事では、Gmailの送信取り消し機能を設定する方法や、合わせて知っておくと便利な裏ワザを解説します。

Gmailの送信取り消し機能とは

Gmailの送信取り消し機能とは、送信してから数秒間はそれを取り消せる機能です。メールの誤送信によって情報漏えいすると、経済的な損失だけでなく社会的な信用すらも失いかねません。

Gmailの送信取り消し機能を利用するには、事前に設定が必要です。設定手順は次のとおりです。

STEP1. 設定を選択

STEP2. 送信取り消し設定を有効に

全般から、送信取り消し機能を有効にします。ここで取り消せる時間も選択でき、最長で30秒まで設定可能です。 最後に画面をスクロールして下部の「変更を保存」をクリックします。

STEP3. 取り消しをクリック!

設定はこれだけです!取り消し有効時間内は送信を取り消せます。

※この機能はスマホ版でも利用できます。スマホ版は特別設定することもなく送信後に画面最下部に表示されるバーの「元に戻す」をタップすれば取り消せます。また、取り消し機能はメールの削除にも付帯されており、削除しても数秒はゴミ箱を開くことなくすぐに元に戻せます。

Gmail Labsとは

Gmail Labsとは、Googleのエンジニアが開発したツールのプロトタイプを実験的に公開し、一般のユーザーが利用できるようにしたGoogle LabsのGmail版です。Googleはこれらのサービスに関するサポートを一切提供せず、ユーザーが使用感を直接エンジニアにフィードバックできることを目的として存在します。Google labsはすでに終了していますが、Gmailやカレンダーなどに多くのツールが現存しています。

Gmail裏技2:返信定型文

STEP1:返信定型文を作成

設定からLabsページを開き、返信定型文機能を有効にします。定型文を入力した後、メール作成フォームからゴミ箱アイコンの隣の逆三角をクリックして返信定型文を作成します。

STEP2:定型文を挿入

次に新規作成するときは、上と同じアイコンをクリックするだけで定型文を挿入できます。

Gmail裏技3:常に全員に返信できる

複数人に一斉送信されたメールに返信するとき、他の受信者にも送信したいという場合などで活用できます。これは設定全般から「返信時のデフォルトの動作」で選択できます。

Gmail裏技4:クイックリンク

クイックリンクを有効にしGmail内のよく見るページを登録しておくと、他のページを開いていてもすぐに表示できるようになります。前出のLabsから有効にでき、Gmail画面左下のガジェットをクリックすることでバーを表示できます。複数のページを往復して作業する場合にはオススメです。

Gmail裏技5:Apps検索

Gmailの検索バーで検索を行うと、GoogleドキュメントやGoogleサイトの検索結果まで一括して表示してくれます。

Gmail裏技6:未読メッセージアイコン

Gmailのタブに数字が表示され、未読メールの件数が一目でわかるようになります。この機能もLabsで有効にできます。

Gmail裏技7:自動表示

この機能を有効にすればメールを削除・アーカイブなどのアクションを行った後に、すぐに次のメールが表示されるようになります。いちいちメールを開く手間が省けるので、若干の作業効率化が図れます。

Gmail裏技8:外部サービスプレビュー

Labsで設定できる機能です。受信したメッセージに外部サービスのリンクがあれば、自動的にそれらの画像等の情報をプレビュー表示します。現在は、「Pisca」と「Yelp」の2サービスが対応可能なようです。

Gmail裏技9:カスタムキーボードショートカット

Labsでカスタムキーボードショートカットを有効にすると、設定メニューに「キーボードショートカット」が追加され、Gmailのデフォルトのキー以外に自分の使いやすいキーを自由に設定できます。

Gmai裏技10:Gmail専用コマンド一覧

Gmailには多数の検索コマンドが存在しており、これを使うことで素早く目的のメールを探し出せるようになります。

未読メールだけを検索 is:unread

Gmailの検索バーにis:unreadと入力します。これによって、未読メールの一覧が表示されます。 逆に既読のメールを検索するときはis:read、スター付きのメールを検索するときはis:starredと入力します。

添付ファイル名で検索 filename:

添付されているファイルの名前や形式から検索します。例えば写真ファイルなどで検索する場合は、filename:jpgといった具合に入力します。

指定期間に送信されたメールの検索 after:

指定の期間に送信されたメールを検索します。(after:before:older:newer:)

例: 2016年11月1日以降の場合 → after:2016/11/01

メールボックスから検索

メールの分類されているボックスごとに検索できます。

  • 受信トレイ in:inbox
  • 送信済みメール is:sent
  • 下書き in:draft
  • 迷惑メール in:spam
  • ゴミ箱 in:trash
  • すべてのメール(迷惑メール、ゴミ箱などを含む) in:anywhere

その他Gmailコマンド一覧

その他Gmailでよく使うコマンドをまとめました。

検索カテゴリ 方法 コマンド 説明・例
メール情報 送信者から検索 from:送信者名    
    受信者から検索 to:受信者名    
    返信先から検索 replyto:返信先    
    件名から検索 subject:件名に含まれる単語    
    メーリングリストで検索 list:メーリングリスト    
    指定アドレスに送信されたメールを検索 deliveredto:アドレス    
キーワードや検索条件 複数条件を設定 ORまたは{} 例. from:田中OR from:佐藤
    除外キーワードを指定  (ハイフン) 例. 夕食 -散歩
    2つの単語が近いメールを検索 単語 AROUND 数 単語 例. ランチ AROUND 4 水曜(単語間の許容文字数も指定)
    指定キーワード・フレーズに完全一致するメールを検索 "キーワード・フレーズ" キーワードやフレーズを引用符で囲む
    複数キーワードのグループ化 () subject:(水曜 ランチ)
    検索キーワードと完全一致 ドラゴン
添付ファイル 添付ファイルのあるメールを検索 has:attachment    
    添付ファイルの名前や形式から検索 filename: 例. filename:pdf
カテゴリ カテゴリから検索 category: 例. category:social
システムラベル 指定ラベルから検索 label: 例. label:同僚
    重要ラベルのメールから検索 is:importantまたはlabel:重要    
    ラベルが付いているか否かで検索 has:userlabels / has:nouserlabels    
    チャットメッセージを検索 is:chat 例. is:chat ランチ
    ※その他のラベル検索は上記参照        
その他 指定した色のアイコンが付いたメールを検索     has:yellow-star has:blue-info
    日(d)、月(m)、年(y)を指定して、それより古いまたは新しいメールを検索 older_than: / newer_than: 例. older_than:2m
    指定したサイズより大きいメールを検索(バイト単位) size: 例. size:1000000
    指定したサイズより大きいまたは小さいメールを検索(バイト単位) larger: / smaller:    

Gmailの送信取り消し機能など裏技まとめ

Gmailの演算子は汎用性が高く、覚えればさらに便利になります。Labsもこれ以外にいくつかのツールを提供していますが、逆に使いにくいというものもあるかもしれません。自分にあった機能・設定を駆使して1レベル上のGmailユーザーになりましょう。

また次のページでGmailを使いこなす活用事例、裏ワザ集をまとめてみたので宜しければあわせてご覧ください。

Gmailの使い方徹底解説【完全ガイド】

Gmailアカウントの基本 | 作成・設定・使い方

Gmailの裏ワザ/テクニック