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ネガティブの意味とは | ネガティブ思考(マイナス思考)のメリット・デメリットと変える方法

最終更新日:(記事の情報は現在から2705日前のものです)
「ネガティブ」の本当の意味とネガティブ思考(マイナス思考)のメリット・デメリットを解説しました。ネガティブ思考(マイナス思考)を変えるために知っておきたいポイントもまとめました。

ネガティブ思考は悪いのか?

ネガティブ思考とよく言いますがあまり良いイメージがないという人がほとんどではないでしょうか。ネガティブ思考はマイナス思考とも言われていますから、どうしても暗いイメージや弱いというイメージがついてきます。

ですが、ネガティブ思考にも良い点がありますし、逆に悪い点もあります。ネガティブ思考だからと悲観するのではなく良い点を伸ばすことでポジティブ思考になることもできますので、ネガティブ思考のメリットやデメリット、ネガティブ思考がもたらす影響などをお話していきましょう。

そもそも「ネガティブ」とは?

ネガティブとはどんな状態の人のことを言うのか

ネガティブの意味は?と聞かれると難しい部分もありますが、ネガティブ思考というのはどんなことに対しても否定的であったり、悲観的であったり、良い方向に物事を考えることができないことが「多い」状態のことを言います。

「多い」と強調したのは、誰しもネガティブな部分を持っているからです。
どんなにポジティブな人でも、「このことに関してだけではネガティブになってしまう」ということがあります。

起きることや考えること全てを否定する人がいないように、完全なネガティブ思考の人はいないのです。

ただ、一つ失敗しただけで挫折してしまい、次も失敗するかもしれないと「まだ起こっていないことの結果に囚われて」いることが多い人はネガティブ思考と言えるでしょう。

ネガティブ思考は負の連鎖を引き起こす強大なエネルギー

ネガティブ思考のエネルギーはポジティブ思考をと同じくらい力を持っています。ポジティブが陽のエネルギーとすればネガティブは陰のエネルギーです。

ネガティブ思考の人はどうしても悲観的になったり否定的なことが多いので、まだ起こっていないことに悩み、行動することができず、勝手に無理だという結論を出してしまいがちです。

「無理」いいかえると、「絶対できない」と思っている人を動かすのは大きなプラスのエネルギーが必要です。

ポジティブ思考の人でもネガティブ思考の人に飲み込まれたり、イライラしてしまいますので、イライラしている時点でネガティブに囚われてしまっているのです。

どんな人がネガティブ思考になりやすいのか、その原因とは

先程少しお話しましたが、ネガティブ思考になりやすい特徴として、「まだ起こっていないことを悩んだり、心配すること」が挙げられます。また、「無理」「できない」という言葉をよく使うのも特徴的です。
ほかには、以下のことが挙げられます。

  • 悲観的
  • 否定的
  • 内気
  • 大きい劣等感
  • 落ち込みやすい
  • 失敗が怖い
  • 「自分は不幸」と思っている
  • 細かいことが気になる
  • 人の目が気になる

挙げだすとキリがありませんが、小さなことでは喜べない、幸せを感じることができない人はネガティブ思考に多いと言えるでしょう。なりやすい原因としては性格的なものばかりではなくストレスも関係しています。

どんなにポジティブな人でも過度のストレスがかかれば一気にネガティブ思考になり、抜け出せなくなる人もいます。

また、幼い頃にうけたしつけや、親の教育なども深くかかわっていると言われていますし、いじめなどもネガティブ思考に陥る原因になります。

人の意識が今の状況を実現させている

ネガティブ思考になると「負の連鎖」が起こります。実は人の脳というのはとてもすごいもので、自分が思ったことはその通りになってしまう傾向があります。

もちろん、宝くじに当たれ当たれと願うのではなく、「ふっ」と思ったことが現実になるというのはよくあることです。この「ふっ」と思うというが大切なことで、起きて当然のことは潜在意識の中にありますので、考えようとしなくても当たり前のように脳に出てきます。

これが無意識の状態での思考ですので、強く何かを思うなどではなく、「あ、この人から連絡来るな」と何気なく思ったことが現実になることが多いのです。

となると、ネガティブ思考の人は常に思考がマイナスに寄っていますので、「ふっ」と思う事もマイナスのことが多いのです。「あ、こうなったらイヤだな」と思ったことが現実に起こることがあります。

実は、この「ふっ」と思うということは実際に自分では意識していないのですが、思ったことが現実になるように体が勝手にその方向に動いているのです。

「この道を通ればこの人に合うかな」ということではなく、何となく「この人に今日合いそうだな」と思ったことが特に道を選んでいるわけではないのに、無意識のうちにその人がいる方向に向かっているのです。

とても不思議なことですが、実際に似たような経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか?
どうせ起こるなら、良いことを起こしたいはずですが、ネガティブ思考の人は
最初に良いことが「ふっ」と浮かんでも、次の瞬間自分のネガティブ思考が邪魔をして「無理」と否定してしまうのです。

否定することで本当は良いことが起こる連鎖が起こりかけていても悪い連鎖に変わってしまうので、悪いことが起これば、また悪いことを考える、そして自分はついていないと思い始める、これが「負の連鎖」となっていくのです。

ネガティブ思考のデメリット

ネガティブ思考のデメリット①「体に与える影響」

ネガティブ思考の人のことや、陥りやすい人のことをお話しましたが、思考というのは精神的な部分です。

しかし、「病は気から」というように、ネガティブ思考になると体にも影響が出てきます。

たとえば、まだ起こっていないことをあれやこれやと考え悩んでいると胃潰瘍や胃腸炎になってしまうことがありますし、ネガティブになるとナチュラルキラー細胞と呼ばれる通称「幸せ細胞」が分泌されにくくなります。結果的に免疫力が弱ったり、病気になってもなかなか治らないということが起こります。

顔の表情なども乏しくなるため筋肉が低下し老化が早まって年齢より老けて見えてしまうこともありますし、うつ病などの精神疾患を引き起こすこともあります。

「病は気から」とは良く言ったもので、実は病気の多くは精神面から来ていると言われてます。残りは防ぎようのないガンだと言われていますが、ガンに関しても精神的にどんなことで悩んでいるかでガンができる部位が変わってくると言われています。

ネガティブ思考のデメリット②「周囲に与える影響」

ネガティブ思考が引き起こすデメリットとして、周囲の人に悪い影響を与えるということが挙げられます。

ネガティブ思考の人は放つ言葉もネガティブになる言葉が多く、周囲の人が不快に思ったり、悪い印象を与えてしまうことが多いので人間関係も悪化してしまうことが良くあります。

周囲の人が感じる不快や悪い印象などもネガティブ思考が広がってしまうことがあります。

これは、人を巻き込んだ「負の連鎖」になりますので自分一人で陥るだけでは済まなくなり、社会的な問題になることもあります。こうなるとネガティブ思考がどれだけ強いエネルギーを持ち、周囲に悪影響を与えるのかが分かるのではないでしょうか。

ネガティブ思考のメリット

ネガティブ思考のメリット①「ネガティブ思考はより良いアイデアが生まれやすい」

では、ネガティブ思考の人はデメリットしかないのでしょうか。

実は、驚くようなアイデアをひねり出すクリエイターなどはネガティブ思考な人が多いと言われています。ただし、このネガティブというのも発想力に関してネガティブというだけで、本来の性格がポジティブという場合もあります。

なぜクリエイターがネガティブだと成功するのかと言いますと、出てきたアイデアが本当に世に出して恥ずかしくないものでないと出さないからです。つまり、このアイデアを人に見せることができるのかと考えた時に、こんな恥ずかしいもの見せられないというネガティブ思考がより良いアイデアを改善を促し、最高なアイデアが出るまで妥協しないからです。

これが、ポジティブ思考の人の場合はうれしいや幸せと思える頂点が低いので、「これいい!」と思うことが早く、それ以上のアイデアを出すことがないので、本来ならばもっと良いアイデアが出るものを、すぐに「これで問題ない」と思ってしまいますので完成度が悪くなってしまうのです。

ですので、ネガティブ思考の人はクリエイターや作家など、芸術系の仕事が向いていると言われています。

ネガティブ思考のメリット②「ネガティブ思考は経営を向上させる」

そして、ネガティブ思考のもう一つのメリットは経営を向上させるという部分です。実は、経営者も性格的なことではなくクリエイターと同じようなネガティブ思考の人が多いと言われています。

もちろん、ポジティブ思考の「このまま行ける!」という強気の経営が必要なこともありますが、それが通用するのは景気の良いときだけです。会社が経営難のときに実力を発揮するのがネガティブ思考で、慎重に物事を勧め、判断し、より良い製品を開発することができるのもネガティブ思考です。

お客様がより良いものを手にできるように試行錯誤をして世に出せる商品を作り上げることで会社の経営が向上していく結果となります。

ネガティブ思考をポジティブ思考に変えるには

ネガティブ思考のメリット・デメリットをお話しましたがチームで働くときはネガティブ思考がよくても性格的にネガティブではチームに影響を与えてしまうので、改善する方が自分のためです。
では、良い引き寄せが起こるポジティブ思考になるには一体どうすれば良いのでしょうか。

周りでスーパーポジティブ思考の人を見つける

まず、ポジティブ思考になるために大切なことは自分の周りにいるポジティブ思考の中でも、特にポジティブだなと思える先生のような存在を見つけることです。

ポジティブな人というのは、悪いことが起こっても、「これでよかったんだ」と思うことができます。いわゆる「逆転の発想」というものですが、例えば小さいことで言えば仕事の成績が悪かったとします。ネガティブ思考の人の場合は「最悪だ」と思うことでしょう。

しかし、ポジティブ思考の人は「これがなかったら自分の欠点が見えなかった」と思えたり、「これがあるから、改善点が見えた」とプラスに考えることができます。すると脳はマイナスからプラスに変換されますので良いことが起こるのです。

これを意識して行うのではなく自然にできている人を先生にして、その人の行動や言動などを真似してみましょう。

自分の持っているポジティブの部分を伸ばして自信をつける

ネガティブ思考の人でもポジティブな部分は必ずあります。どんなに小さなことでもかまいませんので、自分のポジティブな部分を伸ばすことで、それが長所となり自分の強みになります。

すると自信も沸いてきますので少々のことではネガティブ思考になることがなくなり、逆にポジティブに考えられるようになってくるのです。

ネガティブではなく危機管理に長けていることを知る

ネガティブ思考の人は「自分なんて」と思うことが多いのですが、悲観的というのを発想の転換で変えてみると危機管理能力が高いと受け取ることができます。

常に先のことを考え、危機を回避することを考えることができますので、自分は悲観的なのだと思うのではなく「危機管理能力が高いのだ」と思うことでネガティブ思考からポジティブ思考に変わっていきます。

ポジティブ思考の人は「大丈夫!なんとかなる!」と思って突き進むため、どうにもならないことに直面することも少なくありません。その点、ネガティブ思考の人は先のことを考えて行動するのでどうにもならないほど息詰まることが少ないと言えます。

「無理」「できない」の言葉を吐かずにまずはやってみる

ネガティブ思考の人がよく口に出す言葉として「無理」「できない」という言葉を使います。実は、この言葉は自己暗示をかけているようなもので、無理と思えば無理になりますし、できないと思ってしまっては努力することもないのでできなくなってしまいます。

これを改善することでポジティブ思考に変えていくことができます。例えば、会社の上司に「この案件やってみて」と言われたとします。自分には到底無理だろうと思っても吐き出す言葉を変えてみましょう。

いきなり「無理」と断るのではなく「やってみます」と前向きな言葉に変えるだけで努力することにもなりますし、実際に無理だと思っていたことができてしまうこともあります。

もちろん、簡単にはいかないことだと思いますが、努力をする過程で、もし結果的にできなかったとしても得られるものはとても大きく、こうすれば良かったのかもと意識も向上していくでしょう。

そして、成功した場合は自信がつき自分にもできるとわかるので自分の中のキャパシティが広がり、さらに努力をすることでもっとできる自分が見つかるはずです。

言霊を利用して最大のプラスエネルギーをもつ「ありがとう」を常に使う

ネガティブ思考からポジティブ思考になるのは簡単なことではありません。思考をいきなり変えることはできませんが、ポジティブ思考に変わりやすくするための一番の近道と言われているのが「プラスの言葉」を使うということです。

思考そのものを変えるのは難しくても普段使う言葉をプラスの言葉に変えるだけでも大きく違います。
マイナスのことをプラスに変換して言葉に出すというのは難しいかもしれませんが、最大のプラスの言葉と言われている「ありがとう」をたくさん言ってみましょう。

先程も言葉のことを少しお話しましたが、人が発する言葉というのは言葉の魂と書いて「言霊」と言われています。マイナスの言霊があるのであればプラスにも言霊があります。

プラスの言葉を吐き出すことで良い引き寄せが起こりますから、とにかく吐き出す言葉をプラスに変えるということが大切です。

その第一歩として「ありがとう」という言葉をたくさん使ってみてください。ありがとうというのは感謝の言葉です。ポジティブ思考の人は常に感謝の中にいます。

ですので、ポジティブな人を見ていると「ありがとう」という言葉を使うことがとても多いのです。何かを取ってもらったときに、「すいません」ではなく「ありがとう」に変えてみてください。身近に起こる小さなことから言葉を変えていくとポジティブ思考になりやすくなります。

ネガティブの意味を返せばネガティブ思考もポジティブ思考になる

ネガティブ思考のメリットやデメリット、どんなことが起こるのか、どうすればネガティブからポジティブ思考に変わるのか、意味や与える影響などもお話してきました。そして、ネガティブ思考の中にもメリットがあるということもわかりました。ネガティブ思考の力はポジティブ思考と同様で大きいものです。

逆転の発想はネガティブ思考を改善するために大切なことです。最初は難しいかもしれませんが、小さなことの積み重ねでネガティブ思考からポジティブ思考に変わってきますので良い引き寄せを起こすためにも自分のプラスの部分を引き出していきましょう。

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