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- Windows 10で画面がちらつく、点滅する原因
- ケーブルやモニターの接続を確認する
- 液晶部分の接続や明るさを確認する
- 帯電しているのが原因か確認する
- タスクマネージャーから画面のちらつき・点滅を確認する
- BIOS画面がちらつかないか確認する
- グラフィックボード、オンボードグラフィックを切り替えてみる
- Windows10で画面がちらつく、点滅するときの対処法
- セーフモードで起動する
- ウイルス対策ソフトの再インストール
- アプリの再インストール
- 液晶ドライバー(ディスプレイドライバー)を更新する
- 画面が点滅してしまう不具合を解決するために
- 働き方改革メディア「Beyond」でさらに詳細解説
- BOXILとは
- BOXIL SaaS質問箱とは
Windows 10で画面がちらつく、点滅する原因
Windows10ではアップグレード後の不具合が多数確認されており、デスクトップの画面が点滅する不具合も報告されています。
Windows 10で画面がちらついたり、点滅したりする原因はさまざまです。細かい対処法を実践する前に、まずは次の基本的な対処法を試してみましょう。
- 再起動
- シャットダウン
多くの場合、まずパソコンを再起動することで状況が改善するケースが多いです。それで解決しない場合は、記事中で紹介している手順を試すようにしてください。
ケーブルやモニターの接続を確認する
画面にちらつきや点滅が発生している場合、そのほとんどがパソコンとモニターとの接続不良が原因の可能性が高いです。パソコン本体とモニターとのケーブルはしっかりと接続されているでしょうか。
ケーブルがきちんと所定の場所に挿入されているか、接触不良が起きていないかを確認してみましょう。場合によってはケーブルの劣化が原因になっている可能性もあります。別のケーブルで接続してみるなどしてチェックしてください。
液晶部分の接続や明るさを確認する
液晶(モニター)の接続や明るさも確認してください。
パソコン本体が正常でも液晶側が故障している場合、何をしても状況は改善されません。別の液晶に接続して問題がないようであれば、液晶側に原因があったということです。別のものを使いましょう。
また、液晶の明るさの設定によって、画面が表示されないように見える可能性もあります。設定を変更するなどして問題が解決しないか試してみましょう。
帯電しているのが原因か確認する
パソコンに不要な電気が帯電することで、液晶に点滅やちらつきが発生するケースがあります。そのまま使い続けると、電源が入らなくなったり不意のシャットダウンが起きたりなど、さらに不具合が生じる可能性もあります。パソコンの放電を行って帯電状態から解放しましょう。
パソコンの電源を落とし、さらに電源プラグをコンセントから抜いた状態で90秒程度放置してください。ノートパソコンの場合は、さらに本体からバッテリーを外して放置します。これで帯電状態を解除できます。
タスクマネージャーから画面のちらつき・点滅を確認する
Windows 10では、現状で互換性のないアプリや液晶のドライバーによって画面の点滅やちらつきが生じる可能性もあるようです。
次の手順で「タスクマネージャー」からアプリあるいは液晶ドライバーの問題の有無を確認できます。試してみましょう。
まず、スタート画面を右クリックして「タスクマネージャー」を選択します。「Ctrlキー+Shiftキー+Escキー」のショートカットを使ってもよいです。
タスクマネージャーが開くので、ちらつきがあるか確認してみてください。
ちらつきがなく正常に表示されている場合、アプリ側に問題がある可能性があります。一方、ちらつきがない場合は液晶ドライバーが原因になっている可能性があります。
アプリが原因の場合はアプリをアンインストールし、液晶ドライバーが原因の場合はドライバーを更新してください。
なお、現状でWindows 10で画面のちらつきを発生させる可能性のあるアプリは「Norton AV」「iCloud」「IDT Audio」の3つといわれています。アプリが原因だった場合は、これらのアプリをアンインストールしてしまうか、更新することでちらつきが改善するようです。
アプリのアンインストール方法と液晶ドライバーの更新については後述します。
BIOS画面がちらつかないか確認する
パソコン内部が故障している場合も、画面にちらつきや点滅が発生するケースがあります。内部のマザーボードやグラフィックボードの問題を確認するためにはBIOS画面をチェックしてみましょう。
一度パソコンをシャットダウンし、電源を入れて該当する「ファンクションキー(「F1」や「F2」など)」をすぐに押してBIOS画面を表示させてください。どのキーが該当するかはパソコンによって違いがあります。お使いのパソコンを確認してください。
BIOS画面を表示したら、しばらく待ってちらつきがないかチェックします。ちらつきがある場合、マザーボードやグラフィックボードに問題がある可能性があります。修理を検討した方がよいでしょう。
グラフィックボード、オンボードグラフィックを切り替えてみる
オンボードとグラフィックボードを併用して複数画面で出力をしている場合、どちらかを無効化して状況が改善しないかチェックしてみましょう。
通常はグラフィックボードを利用するとオンボードグラフィックは無効になりますが、同時に使えるパソコンもあるので、いずれかを無効にして確認するのも有効です。
Windows10で画面がちらつく、点滅するときの対処法
ここまで、画面の点滅やちらつきに対する基本的な原因を説明してきましたが、次に対処法について詳しく説明していきます。
- ウイルス対策ソフトの再インストール
- アプリの再インストール
- ディスプレイドライバーを更新する
- セーフモードで起動する
セーフモードで起動する
Windows 10で画面が点滅する、ちらつく場合にセーフモードで起動すると解決する場合があります。
パソコンをセーフモードで起動するには「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」と進んで「今すぐ再起動」をクリックします。
しばらく待つとオプション画面が表示されるので「トラブルシューティング」を選択し、さらに「詳細オプション」→「スタートアップ設定」と選択して「再起動」をクリックしてください。
これでスタートアップ設定の画面が表示されるので「F4」キーを押して「セーフモードを有効にする」を選びましょう。これでパソコンがセーフモードで起動します。
なお、セーフモードについてはこちらの記事で詳しく解説しています。こちらを参考にしてください。
ウイルス対策ソフトの再インストール
不具合の原因として特定されているのが、主にウイルス対策ソフトがインストールされていることによる影響だそうです。
Windows系のウイルス対策ソフトならば不具合は発生しないようですが、他社のソフトをインストールされている場合この不具合が発生するようです。特にノートンで多く報告されているようです。
次の流れにしたがって、ウィルス対策ソフトの再インストールを行ってください。
- Windows10をセーフモードで起動する
- ウイルス対策ソフトを専用削除ツールでアンインストール
- Windows10を再起動し、ウイルス対策ソフトを再インストール
それぞれステップごとに手順を紹介していきます!
手順1. Windows10をセーフモードで起動する
- パソコンを起動している状態から、「スタートメニュー」をクリック
- 「電源」をクリック
- 「Shiftキー」を押しながら「再起動をクリック」
- 「オプションの選択」という画面が表示されたら、「トラブルシューティング」をクリック
- 「詳細オプション」をクリック
- 「スタートアップ設定」をクリック
- 「再起動」をクリック
- スタートアップ設定画面が立ち上がったら、No.5の「セーフモードとネットワークを有効にする」をクリック
「セーフモード」と書かれた真っ暗な画面が表示されれば、セーフモードでの起動が完了します
手順2. ウイルス対策ソフトを専用削除ツールでアンインストールする
- セーフモードの状態から「スタートメニュー」をクリック
- 「Windowsアクセサリ」をクリック
- 「Internet Explorer」をクリック
- Internet Explorerが起動されたら、画面上部タブの「MSN Japan」をクリック↓
- 自身の端末にインストールされているウイルス対策ソフトの削除ツールを検索し、インストール後に実行
セーフモードだと、無線LANで接続してるとインターネットに接続できない場合があるため、有線LANで接続してください。
手順3. Windows10を再起動し、ウイルス対策ソフトを再インストール
ウイルス対策ソフトのアンインストールが完了したら、Windows10を再起動してみてください。おそらくこれで画面が点滅する不具合は改善されているはずです。
改善が確認できたら再度ウイルス対策ソフトをインストールしますが、このとき使用するウイルス対策ソフトがWindows10に対応しているか、といったシステム要件をしっかりと確認しておきましょう。
万が一対応していない場合、再度画面が点滅する不具合が再度発生する可能性があるので注意してください。
ウイルス対策ソフトがインストールされていない場合は?
ユーザーの中には「ウイルス対策ソフトがインストールされていないのに画面が点滅する」という声もあります。
ほとんどの場合、過去にインストールされていたウイルス対策ソフトが原因のようです。ソフトはすでにアンインストールしたつもりでも、ソフトに関連するドライバがアンインストールされずに残っている可能性があるのです。
現在ウイルス対策ソフトがインストールされている端末もインストールされていない端末も、以下のアプリの再インストールと液晶ドライバーの更新を試してみてください。
また、デフォルトでインストールされているWindows Defenderについても確認しておきましょう。
アプリの再インストール
まず、次の手順でアプリをアンインストールします。
1.スタートボタンを右クリックして「アプリと機能」を選択
2.画面右のアプリ一覧からアンインストールするアプリをクリック
これでアプリのアンインストールが可能ですが、上画像のように「アンインストール」ボタンがグレーアウトしてクリックできない場合があります。その場合は「変更」から指示にしたがってアンインストールしてください。
なお、コントロールパネルからアンインストールも可能です。「アプリと機能」からうまくアンインストールできない場合は、こちらも試してみましょう。
3.アンインストールしたアプリを再インストールする
多くの場合、アンインストールしたアプリをもう一度インストールするにはWindows Storeアプリを使います。Windows Storeを起動してアプリ名を検索してダウンロードします。
あとは画面の指示にしがって再インストールを完了します。ストアアプリで検索できない場合、各アプリメーカーのホームページなどから入手してください。
また、「ストアアプリ自体が起動しない」といった場合はこちらの記事を参考にしてみてください。
液晶ドライバー(ディスプレイドライバー)を更新する
液晶ドライバー(ディスプレイドライバー)を更新するには、まずPCをセーフモードで起動して現在のドライバーをアンインストールして更新します。セーフモードの起動方法については後述します。
- パソコンをセーフモードで起動したら「スタート」から「デバイスマネージャ」を開く
- 「ディスプレイアダプター」セクションから一覧表示されているアダプターを右クリックして「デバイスのアンインストール」を選択
- 「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除する」にチェックを入れて「アンインストール」をクリック
- パソコンを再起動する
- 再起動したら「Windowsキー+Iキー」で設定を表示
- 設定画面が表示されるので「更新とセキュリティ」→「Windows Update」→「更新プログラムのチェック」と選択して更新を行う
これで液晶ドライバーの更新が可能です。
Windows Updateの
画面が点滅してしまう不具合を解決するために
以上がWindows10へアップグレード後、画面が点滅する不具合が発生した場合の対処法です!
Windows10へのアップグレードではさまざまな不具合が報告されているため、すぐに故障と判断せずアップグレードによる不具合を疑いましょう。
不具合があったからシステムの復元をしてWindows7&8に戻したという声も多くありますが、上記の対処法で解決する場合が多いので、まずは試してみてください。
働き方改革メディア「Beyond」でさらに詳細解説
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