Article square balloon green
2017-10-18

ひとり情シスとは | IT部門のブラックな業務状況を解説!

近年話題の過酷な業務の一つに「ひとり情シス」があります。ここでは、1人あるいは少人数で多種多様な業務を担うITエンジニアの現状について解説します。「ひとり情シス問題」についてきちんと向き合うためにも必読です。※初回公開:2017/07/24
サービスデスク
Large

「ひとり情シス」という言葉を聞いたことのある人は、おそらくIT業界に精通しているかもしくは、実際に自分の会社がそういった状態にあるケースがほとんどでしょう。多くの人がこの言葉が何を意味する言葉なのか、ある程度の推測はできても明確な理解をできているとは言い難いのが現状です。

そこで、近年問題となっている企業の「ひとり情シス」の簡単な説明から、その具体的な仕事内容や業界を取り巻く現状について説明します。

ひとり情シスとは?

「情シス」とは、企業の情報システム部門やその担当者のことを指す略語です。

そして本記事のテーマである「ひとり情シス」とは、さまざまな業務を担う企業のシステム部門の担当者が1人もしくは2~3人程度の極少数の状態やその担当者自身のことを指す言葉です。起業したての零細企業や、従業員数が数人から数十人程度の小規模企業ならば一般的とも言えます。

しかし、場合によっては従業員数が100名以上の中規模クラスの企業であっても、たった一人の情シス担当者がシステム全体を支えているケースもあります。

情報システム部門は、日常業務の遂行に基幹システムを使っている企業ではほとんど設置されています。その業務範囲は多岐に渡り、一人ひとりのスタッフが使用するPCの管理から、基幹システムの管理や設計など手広く担う存在として認知されています。

そのため、一定のIT知識をもった少数の技術者が部門の垣根を越えてシステムを統括しているケースが多くなっています。その専門性から、主に中小零才企業では特別な知識をもった頼れる人材として重宝されていることも少なくありません。

ですが、近年はひとり情シスとして専門知識が必要なシステム部門をたった一人で担うことを要求される技術者が増えており、さまざまな面から問題視されるようになってきました。

ひとり情シスだけでなく情シス管理全体について詳しく知りたい方はこちらの記事もぜひ参考にしてください。

情シス管理とは | 業務内容と求められている役割を説明 | ボクシルマガジン
情報システム部門は企業によって、役割が変わってきます。1人で担当している場合や兼任で任されている場合も多くあります...

ひとり情シスが増加した要因

たとえ豊富な専門知識を有する優れた技術者だとしても、たった1人でスタッフ全員のPCの管理から、企業内ネットワークの保守、サーバーの運用、業務システムの設計といった多種多様な業務を担うのには限界があります。

実際、ごく少数のシステム担当者しか存在しなかったことが要因で、企業にとって重要な情報が外部に漏れてしまったり、逆に外部からの不正なアクセスを許してしまったというような、セキュリティ上の弊害が出ている企業もけっして少なくありません。

それでも「ひとり情シス問題」がなくならないのは、主に担当者が他の業務と兼任するのが当たり前と思われていることが挙げられます。また経営陣の同部門に対する理解不足や日本企業に根付いたIT部門のイメージに関する背景があります。そこでひとり情シスが増加した主な要因を3つ確認していきます。

①人材の確保が困難

ひとり情シスとして多種多様な業務を担う人は、企業内でとりわけIT技術に詳しく、システムに関する何らかの言語を知っていることを理由に抜擢されるケースが多いでしょう。場合によっては、未だにWEBサイトを制作できるとか理系出身だからという理由だけで、サーバーの管理からシステムの設計まで依頼されることもあるようです。

特に小規模の企業では専門のスタッフを雇う余裕がないために、既存のスタッフの中からそういった業務を担っていけそうな人材を経営者自身が選び出すことになります。抜擢されたスタッフは、他の業務と兼務するかたちで情シスといての役割も負うことになるため、どうしてもオーバーワーク気味になってしまいます。

それでも未だに多くの中小企業では、情シスの業務はあくまでもメインの業務の合間にやればよいという空気があるのが現状です。また担当者自身もITの専門家ではないため、情シス業務に必要な専門知識の習得に対してあまり前向きでない事が多いというのも、懸念点としてあげられます。どうしても本来の業務に関するスキルの習得を優先してしまうわけです。

②経営陣の理解不足

さらに成長著しいベンチャー企業などでは、とにかく効率的に売上を上げていくために最新の業務システムを取り入れたり、マーケティングの自動化を狙ったソフトウェアの運用を経営者がシステム担当者に依頼するケースも多いです。

ですが肝心の担当者がひとり情シスだった場合、経営者が考える優先順位に応じて業務を遂行することになるため、システムのセキュリティ対策などはおざなりになってしまいがちです。その結果、取り返しのつかないようなセキュリティ上の問題が生じてしまうこともあるのです。さらに実際にそういった問題が生じても、担当者にその分野の専門知識が足りずに有効な対策をとれないといったケースも皆無ではありません。

これは経営者がシステム部門の業務範囲や、一つひとつの業務にどれぐらいの時間が掛かるのかを理解できていないことが原因です。ほとんどの経営者はシステム周りの知識がないため、それがどれぐらい重要で、時間のかかる業務なのかを知らないのです。

③日本企業におけるIT部門のイメージの悪さ

そして日本国内を取り巻く傾向として、IT業界やIT部門に関するイメージがあまりよくないために、そもそも情シスの人材が集まらないということも背景としてあります。

近年は「ブラック企業」という言葉があらゆるメディアで取り沙汰されています。中でもIT業界は、その最たるものとして数々のメディア媒体で問題にされており、その影響もあって業界全体が人手不足に陥っている状態です。いくら企業が専門の人材を募集してもなかなか集まらず、やむなく経営者は既存のスタッフから担当者を抜擢する必要に迫られています。

また、せっかく時間をかけて専門知識や技術を習得しても、長時間労働を強いられたり環境のよくない職場で働かなければいけないというイメージが広がっているのも人手不足に拍車をかけてしまっています。そういった業界全体の傾向も、ひとり情シス増加の要因といえるでしょう。

ひとり情シスの現状と課題

これまで述べてきたひとり情シスの背景から、今後の課題についてポイントをいくつか説明します。

緊急時に対応できる人が1人だけ

当然ながら、ひとり情シスでは企業のPCやネットワークに何らかの問題が生じたときに十分な対応が難しくなります。問題の生じた箇所を特定するのも、その解決をはかるのもたった1人ですから、どうしても時間がかかってしまうでしょう。

特に日常業務の延長としてシステムの運用を担っている担当者は、専門知識に乏しく、いざという時に必要な技術を持っていない場合もあります。ですから、なるべく有事の際に対応できる最低限の知識を持つスタッフに担当させる必要がありますし、いざという場面では社内で協力できる体制を整えておく必要があります。

1人にかかる負担が大きい

情シスの業務は非常に多種多様ですから、本来はたった1人ですべての業務を担うことは不可能だと考えた方が懸命です。まして担当者に他の業務と兼務させている場合、ほとんどオーバーワークになってしまっているでしょう。それだけ負担が大きいのがシステム管理という業務なのです。

特に中小企業の経営者には、その事実をよく理解し、なるべく担当者に負担のかからないような業務体制を敷くことが求められます。担当者に優先度の低い作業までやらせたり、本来は必要とされないような余計なシステム設計を依頼したりといったことは避けましょう。それらによってセキュリティ上の問題が生じてしまい、それが企業にとって死活問題になってしまう可能性も皆無ではありません。

これらの課題に関しては以下の4つの記事も参考になりますので、ぜひご覧ください。

情報システム部門のない中小企業は必見!!クラウド型ウイルス対策はこんなにメリットがある | ボクシルマガジン
##クラウド型ウイルス対策とはこれまで情報システムがいない中小企業におけるウイルス対策は、「導入したくても出来ない...
 
【保存版】脱・情シスまかせ!ビジネスマンとして心得ておきたいネットワークセキュリティ対策製品の選び方 | ボクシルマガジン
##はじめに皆さんは、「ネットワーク・セキュリティ対策製品」をどのように選ばれますか?各種対策製品は、それぞれが製...
サーバー監視ツール20選 | 機能・特徴を徹底比較 | ボクシルマガジン
サーバー障害時の備えや対策はできていますか?サーバー監視とは?というところから、おすすめのサーバー監視ツールの機能...
現代ビジネスでは利用必須!クラウドサーバーサービスの比較!! | ボクシルマガジン
クラウドサーバーのサービスは年々、安価でクイックに利用が可能となっております。クラウドサーバーを利用する企業も益々...

ひとり情シスをサポートするサービス

情シス担当者を増やそうとしても、そう簡単にいきませんよね。そんな時にはひとり情シスをサポートする心強いサービスを利用しましょう。

NOC


  • 情報システム部門の負担を軽減
  • 特定のサービスに限らず柔軟な体制を構築可能
  • システムのあらゆる問い合わせに対応可能

NOCは、社内システム運用管理業務をトータルサポートするサポートデスクです。長年独立ベンダーとして培ってきたノウハウを活かし、ひとり情シスや兼務担当者でITインフラを保守運用をしているような企業に対しての実績が多く、特定のメーカーに依存せずに自社の要望や予算に応じて最適な製品・ソリューションの提案を受けられます。

一般的なITヘルプデスクとしてだけではなく、PC、ソフトウェア、周辺機器などの問い合わせにも全面的に対応可能な点もひとり情シスに心強いポイントです。

資料請求後にサービス提供会社、弊社よりご案内を差し上げる場合があります。
利用規約とご案内の連絡に同意の上
NOCの資料を無料DL

情シスを組織全体で考えよう

ひとり情シスについて、言葉の説明からその背景、そして現状の課題についていくつかピックアップして説明してきました。企業の基幹システムを担うシステム部門の人手不足は、いまやIT業界だけの問題ではなく日本企業全体の問題でもあります。

特に中小企業は、システム部門のマンパワーの不足が、情報漏えいやシステムダウンなどのさまざまな問題の原因となることをよく理解しなければいけません。そして組織全体として、システム部門が抱える課題にどう取り組んでいくかを明らかにする必要があるのです。

ボクシルとは

ボクシルとは、「コスト削減」「売上向上」につながる法人向けクラウドサービスを中心に、さまざまなサービスを掲載する日本最大級の法人向けサービス口コミ・比較サイトです。

「何かサービスを導入したいけど、どんなサービスがあるのかわからない。」
「同じようなサービスがあり、どのサービスが優れているのかわからない。」

そんな悩みを解消するのがボクシルです。

マーケティングに問題を抱えている法人企業は、ボクシルを活用することで効率的に見込み顧客を獲得できます!また、リード獲得支援だけでなくタイアップ記事広告の作成などさまざまなニーズにお答えします。

ボクシルボクシルマガジンの2軸を利用することで、掲載企業はリードジェネレーションやリードナーチャリングにおける手間を一挙に解消し、低コスト高効率最小限のリスクでリード獲得ができるようになります。ぜひご登録ください。

Article like finger
この記事が良かったら、いいね!をしてください!最新情報をお届けします!
御社のサービスを
ボクシルに掲載しませんか?
月間100万PV
掲載社数1,000
商談発生10,000件以上
この記事とあわせて読まれている記事