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Cookie(クッキー)とは?スマホでの設定・危険性・削除方法を解説

最終更新日:(記事の情報は現在から2414日前のものです)
Cookie(クッキー)とは、保存されることによって同じWebサーバーにアクセスすれば、ユーザーに続きのページを表示するという機能です。Cookieの仕組みや問題点、ChromeやiPhoneでのクッキー削除方法をについて解説します。

Webに精通している人ならば、ほとんどの人が知っているといっても過言ではないのがCookie(クッキー)です。

しかし、一般的なインターネットユーザーの中には、聞いたことはあっても詳細は知らない方も少なくないでしょう。

そこで、知っているようで意外と知らないCookieについて、基本から説明していきます。また主要ブラウザごとに、具体的な削除方法についても解説します。

Cookie(クッキー)とは

Cookie(クッキー)とは、ユーザーのWebブラウザとWebサーバー間で特定の情報をやり取りするファイルであり、HTTPヘッダーに含まれた識別子です。

このCookieは、ユーザーのコンピューターに保存されることにより次回以降にCookie発行元のWebサイトを訪れた際に前回の続きのページを表示できます。

Webサイトとユーザー間の「証明書」のような働きをしているといっていいでしょう。

このように、ユーザーログインなどでWebサーバー側がユーザー情報を保持せずとも、ユーザーに最適な情報を表示させるのに、Cookieが活用されています。

Cookie(クッキー)の仕組み

Cookieが、WebブラウザとWebサーバー間において情報をやり取りする具体的な仕組みは次のとおりです。

  • アクセスしたWebサーバーからCookieが発行され、ブラウザに渡される。
  • ブラウザはCookieをローカルストレージに保存。
  • 次回以降、ブラウザはCookieとともにWebサーバーへアクセス。
  • WebサーバーはCookieの内容にあわせて、カスタマイズしたページを表示。
  • Webサーバーは識別子をアップデートしてCookieをブラウザへ返す。

Cookieは、上述のように必要に応じてアップデートされるため、ユーザーのストレージにはアップデートされたCookieが保存された状態で保持されます。

Cookie(クッキー)が使用される意味

CookieはユーザーのブラウザとWebサーバー間の証明書のような働きをするため、期限内に同じWebサーバーにアクセスすれば、ユーザーに続きのページを表示する仕組みがあります。

このような仕組みを持つCookieは、どのような用途で使用されているのかを次に解説していきます。

ECサイトのカート・ログイン状況管理を保存

Cookieの用途として最も活用されているのが、ECサイトなどのショッピング関連サイトです。

ログインしたECサイトをログアウトせずに離脱しても、次回アクセス時にはログインされた状態になっている、またはログインせずにカートに商品を入れた状態で離脱しても、次回もカート内はそのままという経験をされている方も多いでしょう。

これを実行するのにCookieが活用されます。仮にユーザーがブラウザのCookieを無効にした際、カートに商品を入れた後に買い物の続きをするためページ遷移した途端、カートの中身は空になります。

Cookie(クッキー)を削除する方法

Cookieは便利な反面、セキュリティに関するリスクがあることも認識しておきましょう。

セキュリティを高めて自らのプライバシーを守りたい場合は、以下で解説するようにCookieを削除するように設定を変更する必要があります。

削除の方法はWebブラウザによって異なるので、主要なブラウザごとにそれぞれ解説します。

Google ChromeでのCookie削除方法

Google ChromeでCookieを削除する場合、下図のようにまず右上の点が3つ縦に並んだメニューアイコンをクリックします。そこから、その他のツールをクリックしてさらに「閲覧履歴を消去」を選んでください。

すると、以下のような表示がされます(Windows7の場合)。「次の期間のアイテムを消去」から「Cookieと他のサイトデータ」にチェックが入っていることを確認して削除します。

必要に応じて、その下の「パスワード」にもチェックを入れて削除しましょう。

削除する期間についてですが、下図は「1時間以内」となっていますが、クリックして「すべて」を選んでおくとこれまでのCookie情報がすべて削除されるので注意しましょう。

Internet ExprolerでのCookie削除方法

Internet Exprolerの場合は、まず「ツール」(下図の歯車のアイコン)から「インターネットオプション」を選択してダイヤログを開きます。

さらに、下図のようにインターネットオプションダイアログを開いたら、「プライバシー」タブをクリックし、同項目内にあるスライダを一番上に動かして「すべてのCookieをブロック」に設定しましょう。

これですべてのCookie情報の提示を拒否できます。

また、必要に応じて「詳細設定」から、アクセスしたサイトごとにCookieを許可するように設定し直すこともできます。

また、次の記事ではここには記載が無かったFirefox・Microsoft EdgeにおけるCookieの削除方法について解説しているので参考にしてください。

Cookie削除方法・手順 | Chrome, Safari, Firefoxなどクッキー消去の影響【画像つき】
Chrome・Safari・Firefox・Microsoft Edge・Internet Explorerの5つ...
詳細を見る

スマホのCookieを有効・無効に設定する方法

スマホでCookieを有効にしたり、無効にしたりする設定方法について説明します。iPhoneとAndroidによって設定方法は異なります。

iPhone(Safari)のCookieを設定する

iPhone(Safari)でCookieを削除する場合は、「設定」 (歯車のアイコン)から「Safari」 を選択して「すべてのCookie をブロック」をオンにしましょう。これでCookieは無効になります。

そこから「常にブロック」 をタップすることでCookieを削除できます。5分後を目安にSafariを再起動しておきましょう。

反対にCookieを有効にしたい場合は、「すべてのCookie をブロック」をオフに設定するだけです。

AndroidスマホのCookieを設定する

AndroidスマホのCookieを削除、無効にする手順は次のとおりです。

  1. Chromeを開き右上のアイコンから設定をタップする
  2. サイトの設定から「Cookie」を選択する
  3. 「Cookie」を無効にするを選択する

Chrome以外のブラウザでも同じように、設定からCookieの有効、無効の設定が行えます。

Cookieの危険性 

Cookieには上記のような便利の機能を持つだけでなく、プライバシー面・セキュリティ面において注意しておくべき懸念点もあります。

Cookieを利用するうえでは、それぞれの危険性についても理解しておきましょう。

Tracking Cookie(トラッキングクッキー)

CookieはWebサイトだけでなく画像にも設定可能なため、バナー広告の画像を使ってユーザーのアクセス履歴を追えます。

このようなCookieは、ユーザーのアクセス履歴を追跡することから「Tracking Cookie(トラッキングクッキー)」と呼ばれており、一部ではプライベートの侵害だと考える人々も存在しています。

セッションハイジャック

Tracking Cookieよりも深刻な問題となりうるのが、Cookieの識別子が漏えいすることによるセッションハイジャックです。

上述のECサイトの例でも触れたように、CookieにはサイトのセッションIDとともに、ログイン情報が含まれていることがあります。

この情報自体がSSLなどで暗号化されていても、セッションIDさえわかってしまえばサーバーに送ることでログイン状態が再現されてしまいます。

Cookie(クッキー) とCache(キャッシュ)の違い

Cookieとよく似た性質を持つIT用語に、Cache(キャッシュ)というものがあります。

Cacheとは何度も見るWebページがある場合に、2回目以降の閲覧時の表示スピードを上げるため、ページ内の画像やアイコンといったデータをパソコン内に保存するという仕組みです。

そして、CookieとCacheの明確な違いは削除するタイミングにあります。

  • Cookie:ネットカフェや公共の場所で利用したWebサービスから個人情報を削除したいときにクリア
  • Cache:ブラウザなどのキャッシュを利用するアプリケーションの動作が遅いときにクリア

>>Chromeのキャッシュクリア・削除方法はこちら

Cookieの種類

CookieにはファーストパーティーCookieとサードパーティーCookieの二種類がありますが、違いはCookieの発行元にあります。

それぞれの特徴や違いについて詳しく解説していきます。

ファーストパーティーCookie

ファーストパーティーCookieとは、ユーザーがアクセスしているドメインが発行しているCookieのことです。

ユーザーにブロックされにくいという特徴を持ち、精度の高いトラッキングや効果測定が行えます。

しかし、ファーストパーティーCookieはサイトドメインごとにしかCookieを付与できないためサイトを横断してのCookie付与はできません。

サードパーティーCookie

サードパーティーCookieとは、訪れているサイト以外のドメインから発行されているCookieのことです。

サイトドメインに依存しない特徴を持つので、横断的にCookieを付与できます。

しかし、近年ではサードパーティCookieをブロックするブラウザが増えてきているため、Web広告においては正確な効果測定がしにくくなってきています。

状況に応じたCookie(クッキー)の取り扱いが重要

Cookieの仕組みから危険性、ブラウザごとのCookie削除方法について解説しました。

Cookieはその利便性や危険性について、すべてのインターネットユーザーが知っておくべき機能だといっても過言ではありません。

しかし、ユーザビリティを高めてくれる反面、プライバシー・セキュリティ上の懸念がつきまとうことも忘れないようにしてください。

また、Cookieを溜めすぎると動作が重くなってしまうこともあるため、本記事で紹介した方法を参考に定期的に削除するようにしましょう。

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