アベノミクスとは | 新旧「3本の矢」で浮き彫りになった課題

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アベノミクスの成長戦略である、新旧3本の矢。デフレ脱却を目的とした金融緩和や財政出動などの政策は、具体的にどのようものなのかを解説していきます。そして、そこで浮き彫りになったアベノミクスの課題についても解説していきます。
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アベノミクスとは

アベノミクスとは

アベノミクスとは、2012年12月26日から始まった第2次安倍内閣が掲げた経済政策です。この言葉の語源は、安倍晋三首相の「アベ」と経済学の「エコノミクス(Economics)」の二つの言葉を合わせて作れた造語です。

日本銀行法の改正まで行うことを政策に入れていたこともあり、世界中が日本経済の動向とともにこのアベノミクスに注目しました。アベノミクスは、第一ステージと第二ステージに分かれており、それぞれのフェーズで打ち出した政策には違いがあります

以下では、その二つのステージの違いについて解説します。

「旧3本の矢」と「新3本の矢」

アベノミクスには「旧」と「新」の二つのステージがあり、それぞれに3本の矢と呼ばれる3つの経済政策があります。

旧3本の矢」は2012年12月に発足した第一ステージで、以下の3つ経済政策が該当します。

  • 機動的な財政政策
  • 大胆な金融政策
  • 投資を喚起する成長戦略

そして、「新3本の矢」は2015年9月に発足した第二ステージで、以下の3つの経済政策が該当します。

  • 希望を生み出す強い経済
  • 夢を紡ぐ子育て支援
  • 安心につながる社会保障

以下でそれぞれの経済政策について詳しく解説します。

アベノミクスの「旧3本の矢」

機動的な財政政策

財政政策は、政府が中心となって経済を変えていくというものです。
これは主に公共事業を増やし、民間の建設会社に仕事を依頼することで、建設会社が儲かるという仕組みになっています。

そうすることによって、建設会社で勤める人々の給料がアップしたり、雇用が多く生まれたりすることによって消費の拡大が見込め、結果的に景気が良くなります。この公共事業は、東日本大震災の復興支援や防災対策を行い、国土強靭化が行われています。

大胆な金融政策

この政策は市場にお金を投入することによって、デフレを脱却しお金の流れを活性化させる金融緩和です。デフレの原因となっているのは、個人の消費活動の低下によるものであるため、一人ひとりがお金を手にすることができれば、消費活動を活発化させることにつながります。

消費活動が活発になれば、それに伴って国としての税収が増えるため、結果的にまたその税金を使って公共事業に投資することができます。この繰り返しによって景気回復を狙ったのが大胆な金融政策です。

民間投資を喚起する成長戦略

この政策は、民間企業の活動をもっと自由にして、日本経済を成長させるという政策です。規制がかかってしまい新規参入が難しいとされている市場に対し、規制緩和を行うことによって、新しく市場に参入する企業を増やします。

そうすることによって企業間で競争が起こり、より良いサービスや商品が作られるようになり、世界に通用する企業に育っていくことを狙いとしています。これは結果的に雇用を生んだり、失業率を下げることにもつながるため、アベノミクスの「旧3本の矢」の中で一番重要とされていました。

「旧3本の矢」の課題

この「旧3本の矢」の課題は、大きく分けて以下の二つがあります。

国民の購買欲の低下

インフレが進んだとしても労働者の賃金が上がらなければ、国民の購買力は上がるどころか低下してしまう可能性があるということです。
政策によって企業が潤ったとしても、それらが社員に還元されなければ、結果的に物価が上昇するだけという結末になり、購買欲が低下してしまいます。

民間企業を圧迫する可能性

公共事業を作り、民間企業の仕事を増やすことで、人材不足や資材不足などの問題が起こります。
これまで定期的に大きな仕事が来ていなかった民間企業に仕事を振ることで、人材や資材を新しく用意しなくてはならなくなり、経費がより多くかかってしまうという可能性があります。そうなると、企業の業績は上がらず、結果的に民間企業を圧迫することになりかねません。

アベノミクスの「新3本の矢」

希望を生み出す強い経済

これは、第一ステージの「旧3本の矢」の続きで、経済をよくするために引き続き金融政策や規制緩和に取り組んでいくというものです。
それに加えアベノミクスの「新3本の矢」では、都市部と地方での格差の問題を解消するために、地方活性化をするという政策があります。

具体的には、GDPを戦後最大である600兆円を実現することを掲げています。

夢を紡ぐ子育て支援

これからの日本はまだまだ少子高齢化が続きます。そのような状態で新しく生まれる子どもたちは、将来の日本を背負っていく宝です。
そこで、そんな子どもたちを育てる環境を国が支援するのがこの「夢を紡ぐ子育て支援」です。

これは主に、子どもを産む前と産んだ後の二つのフェーズで分けられています。
子どもを産む前には婚活や不妊治療の支援をし、子どもを産んだ後には、子どもを預けられる保育所を充実させて、女性も働きに出やすい環境を作ろうという内容です。

安心につながる社会保障

これは、今後も増えていく高齢者に向けての政策です。
今日本では介護が社会問題化しており、介護士の人材不足や介護施設の不足が浮き彫りになっています。この介護に関連する問題を国として支援するのがこの「安心につながる社会保障」です。

介護に加え、高齢者の働ける環境を整備することも視野に入れており、高齢になっても安心して生活ができるような環境や仕組みをつくることが目的の政策です。

「新3本の矢」の課題

この「新3本の矢」の課題は大きく分けて以下の三つがあります。

「旧3本の矢」が実現できていない

そもそも「旧3本の矢」として掲げていた課題が克服されていない状態で、「新3本の矢」を掲げてしまい、「旧3本の矢」の問題はどうするのか?という懸念が出ています。

具体的な政策が曖昧

「旧3本の矢」では、主にデフレ脱却に向けた3つ政策を打ち出していましたが、今回の「新3本の矢」では、3つの政策の関連性がはっきりとしておらず、結果的にどんな社会を実現するのか?ということが国民から見えにくくなってしまっています。

実現性の低い目標数値

GDP600兆円、介護の離職率0%、出生率1.8%などの数値は、これまでの流れから推測するに実現性が引くという見方が強くなっています。そのため、なぜこの数値が実現できるという計画になったのかなどを明確に説明する必要があるとされています。

アベノミクス改善でさらなる経済発展を

いかがでしたでしょうか。この記事を読んでアベノミクスに関して理解しただけでなく、政策に関して思うことが生まれた方もいるかと思います。

アベノミクスではデフレ脱却のための政策から始まり、企業や個人を支援するという動きが強くなっています。まだまだ課題も多く、発展途上ではありますが、アベノミクスにより経済活動が促進されれば、経済は発展していく可能性を秘めているため、今後の政策に期待ができます。

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