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ライブコマースツールのおすすめ比較!選び方や導入メリット

最終更新日:(記事の情報は現在から1日前のものです)
最近動画サイトなどで話題になっている「ライブコマース」について、基本的な特徴や注目すべき点について解説します。また中国などの海外での成功を受けて、国内で展開されはじめたライブコマースのサービスについても紹介します。

近年はさまざまなインターネット広告がある一方、FacebookやYouTubeなどの各種SNSにおいて、動画やライブ配信で商品プロモーションを行う企業が増えてきました。

なかでもリアルタイムで配信し、効果的なプレゼンにより商品を売り込む手法である「ライブコマース」は、日本でも新たな販売手法として注目を集めています。

このライブコマースについて、基本的な特徴やライブコマースツールの選び方、種類などを説明します。

ライブコマースとは

ライブコマース(Live Commerce)とは、ネット上のさまざまな媒体でライブ放送を行い、そこで商品やサービスを紹介しながら販売まで行う手法を意味します。ネット版のテレビショッピングと考えるとわかりやすいです。

商品の実演やデモンストレーションをリアルタイムで行うことにより、商品の魅力が伝わりやすく、視聴者にリアルな商品体験を提供できます。

またライブコマースではタレントや業界の有名人など影響力をもつ人、すなわちインフルエンサーを起用するケースが多くあります。インフルエンサーの力を借り、自社の商品やサービスによい印象を与えることで、実際に視聴者に購入してもらうのが狙いです。

ライブコマースは、主にライブコマースツールを利用して実施します。ライブコマースツールとは、視聴者と配信者をつなぎ、効率的かつ効果的な商品の購買を支援するためのツール・システムです。

ライブコマースはなぜ注目されているのか

ライブコマースが注目されている理由について、簡単に説明します。

芸能人・インフルエンサーの使用

上述のように、多くのライブコマースでは、芸能人や有名人、あるいは業界のパイオニアにあたる人物などを起用しています。

こういった人々はインフルエンサーと呼ばれ、インフルエンサーが紹介する商品やサービスは信頼できると考える、一定のファンをもっているのが特徴です。そのためインフルエンサーに商品を紹介してもうことによって、彼らのファンを取り込めます。またそういったファンの口コミによるプロモーション効果も期待できるでしょう。

商品のよさが伝わりやすい

いわゆる「マス広告」では、企業が顧客に対して一方的に商品やサービスの提供を行います。そのため購入側からすれば、相手の顔が見えない不安感を常にもち続けなければなりません。

しかしライブコマースでは、視聴者はカメラの前で実際に商品やサービスのプレゼンテーションをする「人」が、本当に信頼できるかを判断すればいいため不安感を解消できます。また配信者は商品のよさを直接的に伝えられ、配信者と消費者の情報の非対称性を減らせます。

中国での成功

ライブコマースがすでに中国で成功している手法であることは、注目すべき点といえます。KPMGとアリババグループ傘下のアリ研究院が発表したレポートによれば、2021年時点での中国ライブコマースの市場規模は、1兆9,950億元(約33兆9,150億円)です。

これは前年比90%増の数値であり、大手EC企業の参入により市場は数年で一気に拡大しました。また日本でも人気のSNS「TikTok」の中国向けアプリにはEC決済機能があり、ライブコマースとしても多く利用されています。

くわえて中国でも、いわゆる「網紅(ワンホン)」と呼ばれるインフルエンサーが、ライブコマースを通じて商品を紹介しており、年間何億円もの売上を達成しているそうです。このように中国で実際の成功事例が多く紹介されているため、日本でも同じ手法で成功を目指す企業が増えています。

※出典:日本貿易振興機構(ジェトロ)「ライブコマース、健全な発展を見据えて(中国)」(2024年4月16日閲覧)

ライブコマースツールの種類

ライブコマースツールは主にプラットフォームの形式で、下記の4つの種類に分けられます。それぞれの特徴を紹介します。

  • SNS型
  • アプリ型
  • ECモール型
  • SaaS型

SNS型

SNS型とは、SNSに備わっている配信機能を利用して、ライブコマースを行うタイプのことです。SNSの配信機能とは、たとえばInstagramの「Instagram Live」や、Facebookの「Facebook Live」などが該当します。

スマホ1台でライブ配信ができるため、コストがかけられない場合でも手軽に始められるのがメリットです。またSNSで多くのフォロワーがいれば、配信で多くの人に商品がアピールでき、配信が話題になれば新規顧客の集客にもつなげられます。

ただし、SNSに備わっている配信機能には、基本的にカード決済機能がありません。そのため、商品を購入してもらうには一度外部リンクに誘導する必要があり、購入までの導線をうまく引かなければ、売上までつなげられない可能性もあります。

アプリ型

ライブ配信をメインとしているアプリを利用し、ライブコマースを行うタイプです。ライブ配信アプリでは、多くの配信者がすでにファンを獲得しており、配信者に商品・サービスを紹介してもらうことで、集客や認知拡大が期待できます。

ただし、商品・サービス紹介を依頼する配信者の選定は慎重に行うのが重要です。配信者はそれぞれ年齢や性別といったファン層に違いがあります。そのため自社の商品・サービスのターゲット層と一致する配信者を探し依頼しなければ、売上にはつなげられません。またキャスティング費用がかかるため、コスト面でも負担はかかりやすくなります。

ECモール型

ECモールに配信機能があり、ライブコマースとして利用できるタイプです。ECモールとは1つの大きなショッピングサイトのなかで、各事業者がECサイトを出店し、商品を販売する形式のことで、言わばネット版のショッピングモールです。ECモールの代表的な例としては、楽天やYahoo!ショッピングが挙げられます。

ECモールをメインとしているため、ライブ配信中に商品の購入や決済ができ、売上につなげやすいのがメリットです。またECモールに集客力があれば、新規顧客の獲得にも期待できます。

ただし、出店料といった手数料の負担が増えやすく、競合店の多さがデメリットです。競合店が多いと価格競争が起きやすく、視聴者数に対して購入率は下がりやすい傾向があります。ブランディングや認知拡大を目的に活用するといいでしょう。

SaaS型

SaaS型は、自社のECサイトにライブコマースを埋め込んで利用できるタイプです。SaaSとは「Software as a Service」の略で、オンラインで利用するITツールのことです。SaaS型は機能としてライブコマース配信を提供していますが、ECサイトの構築まで含めて対応可能なケースもあります。

またSaaS型はライブコマースの配信サポートのほかにも、台本制作やマーケティング支援など幅広いサポートを提供している点がメリットです。ただしECサイト構築や支援も含めて依頼する場合費用はかかりやすいのがデメリットです。

くわえて、企業単体のECサイトで配信を行うため、ほかのタイプと比べて集客力はあまりありません。そのためすでにブランディングで一定のファン層を獲得している企業におすすめのタイプです。

ライブコマースツールの選び方

ライブコマースツールを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。

  • ライブコマースツールの導入目的を確認する
  • ライブコマースツールの機能を確認する
  • ライブコマースツールを導入する際の注意点を確認する
  • ライブコマースツールの料金・価格相場を確認する

ライブコマースツールの導入目的を確認する

ライブコマースツールの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。

導入目的 詳細
ECサイト内で販促手法を増やしたい 自社サイトへの埋め込み機能カート・決済機能のあるライブコマースツールがおすすめ
ECサイトの構築からまとめて行いたい ECサイト構築機能販売管理機能在庫管理機能のあるSaaS型ライブコマースツールがおすすめ
エンゲージメントを強化したい コメント・チャット・いいね機能や、限定配信機能のあるライブコマースツールがおすすめ
企業・商品の認知度を高めたい SNS同時配信機能のあるアプリ型・ECモール型ライブコマースツールがおすすめ

ライブコマースツールの機能を確認する

ライブコマースツールでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。

【基本的な機能】

機能 詳細
ライブ配信機能 プラットフォームからリアルタイムで配信ができる機能、カメラを通し直接商品・サービスの魅力が伝えられる。
アーカイブ機能 リアルタイムの配信が終了したあとでも、動画として配信が見られる機能、配信を見逃した人にもアピールができる。
コメント・チャット・いいね機能 コメントやチャット、いいねにより視聴者とコミュケーションがとれる機能、商品の疑問を解消し信頼関係が構築できる。
分析機能 配信の視聴者層の属性や、コメントの反応率、商品購入率などが分析できる機能、配信の内容改善に生かせる。
カート・決済機能 配信画面から直接商品をカートに追加したり、決済ができたりする機能、購買意欲が高い状態で商品購入までつなげられる。
デザインカスタマイズ 配信画面のデザインを変更できる機能、ブランドや企業の特色にマッチした配信画面にできる。
販売管理機能 商品の受注状況確認や請求書の発行、出荷手配、支払い確認などを管理できる機能、販売業務を効率化できる。
在庫管理機能 商品の残り数をリアルタイムで把握し、受発注業務を最適化できる機能、在庫数の不足による機会損失が防げる。

【特定の課題・用途・業界に特化した機能】

機能 詳細
投げ銭機能 配信中配信者に直接金銭や応援アイテムが送れる機能、ライブコマース以外にコンテンツ配信を行いたい場合におすすめ。
SNS同時配信機能 ライブコマースを各種SNSから同時に配信できる機能、より幅広い集客が期待できる。
ECサイト構築機能 通販サイトの構築ができる機能、サイト構築のためのサポート機能も豊富にそろっている。
自社サイトへの埋め込み機能 ライブコマースのプラットフォームとは別に自社サイトをもっている場合、サイトにライブコマース機能を追加できる、サイトの閲覧者にアピールができる。
スマホ撮影機能 スマホの撮影で配信ができる機能、撮影用の機材が不要になるため費用負担を軽減できる。
限定配信機能 配信を見られる人に制限をかける機能、会員限定商品の販売や、会員限定コンテンツの配信などができる。
通報・ブロック機能 配信を荒らすコメントや、配信者への誹謗中傷コメントを通報・ブロックできる機能、配信者や視聴者が快適に配信・視聴できる。

費用をかけずに集客したい場合は、スマホ撮影機能やSNS同時配信機能のあるライブコマースツールを選びましょう。またコンテンツ配信も強化したい場合は、投げ銭機能限定配信機能のあるサービスがおすすめです。

ライブコマースツールを導入する際の注意点を確認する

ライブコマースツールを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。

確認事項 詳細
ターゲット層との親和性 ライブコマースツールごとに視聴者層や配信の特徴が違うため、企業・商品のターゲット層とマッチするツールを選ぶことが重要です。
人材の確保 ライブコマースは撮影者や進行役、荷物移動といったサポート役、自社で商品紹介をする場合は紹介役などが必要です。あらかじめどういった人材が必要か洗い出し、人的リソースが足りているか確認しましょう。
サポート体制 もし自社に人的リソースや撮影機材などが不足している場合は、台本・コンテンツ制作の支援や撮影・配信代行なども依頼できるツールがおすすめです。

ライブコマースツールの料金・価格相場を確認する

ライブコマースツールの料金は、無料で行えるSNS型以外は基本的に月額固定費用タイプであり、これにくわえて販売手数料がかかるケースもあります。必要な機能と要件が搭載されているサービスの料金を確認しましょう。

月額費用の相場は数万円~数十万円で、選ぶプランによって料金は変わります。初期費用は無料の場合もありますが、かかる場合は数万円程度です。販売手数料は一般的に10~20%で設定されます。

またスマホ撮影ができる場合は無料ですが、本格的に撮影を行いたい場合はスタジオのレンタルやマイク・カメラといった機材にも、合計数万円程度お金がかかります。配信者に商品を紹介してもらう場合は別途キャスティング費用もかかるでしょう。

もし撮影・配信代行を依頼する場合や、台本・コンテンツ制作支援を依頼する場合も別途費用がかかるため、事前に見積もりを依頼し、正確な金額を確認してください。

人気ライブコマースツールのおすすめ比較

日本国内で利用できる人気ライブ配信ツールのなかで、おすすめサービスを厳選し比較します。ぜひツール選びの参考にしてください。

TAGsAPI - 株式会社Moffly

TAGsAPI
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ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
提供企業様でご不明点がある方はこちら

  • 自社ECサイトにライブコマースを埋め込める
  • ショート動画も投稿できる
  • コンサルティング依頼・ライブ配信代行も可能

TAGsAPIは、自社ECサイトへ気軽にライブコマースを導入できるSaaS型のライブコマースツールです。自社ECサイトのHTMLに短いコードを追加するだけでライブコマース機能が追加できるため、専門的な技術や知識なしで手軽に導入できます。

またライブ配信のほか、ショート動画の投稿も可能です。ユーザーに負担を与えず気軽に視聴できるショート動画を利用することで、顧客エンゲージメントの向上に期待できるでしょう。

SHOWROOM

  • 人気配信者を起用できる
  • 演者に投げ銭や商品をプレゼントできる
  • 配信中のカート追加・決済も可能

SHOWROOMは、アイドルやタレントによるライブ配信や視聴ができるプラットフォームで、派生サービスの「SHOPROOM」がアプリ型ライブコマースとして利用できます。SHOWROOMで日々配信している配信者を、商品紹介の演者として起用できるため、高いプロモーション効果が期待できます。

また演者にはギフトと呼ばれる投げ銭ができるほか、紹介している商品のプレゼントも可能です。そのため、より視聴者の購買意欲を高めやすく売上につなげられるでしょう。

Peace you LIVE

  • アプリのインストールだけで手軽に始められる
  • 月額固定費用無料
  • 販売に特化した配信者を起用できる

Peace you LIVEは、アプリをインストールしスマホ撮影するだけで始められる、アプリ型ライブコマースツールです。ライブコマースに特化した配信アプリであり、日々多くの商品が購入されています。

また月額固定費用が無料であるのも魅力の1つです。料金は配信時間当たりの手数料と販売手数料がかかるため、配信の回数が少ない場合はコスト負担も減らせます。また売る力の強い配信者とのマッチング機能があり、商品紹介の役を依頼できます。

17LIVE

  • 配信者に商品紹介を依頼可能
  • 派生サービスとの連携も
  • 豊富なノウハウで支援

17LIVEは、幅広いジャンルの配信が自由にでき、ライブコマースもできるアプリ型ライブコマースツールです。17LIVE内でライブコマース機能として「イチナナショッピング」を提供しており、配信者に商品紹介の依頼もできます。

また17LIVEは、派生サービスとして「HandsUP」を提供しているのも特徴です。HandsUPでは独自のライブコマースツールの提供やECサイトの構築、併走型コンサルティングが提供されており、サービスを横断して幅広いサポートが受けられるでしょう。

Live cottage

  • ECサイト構築もまとめてできる
  • 分析機能が豊富
  • 費用が安価で続けやすい

Live cottageは、ECサイト構築システムの「futureshop」が提供する機能の1つで、自社ECサイトにライブ会場を用意して配信ができるSaaS型ライブコマースツールです。自社ECサイトにライブコマース機能を追加できるのはもちろん、ECサイトの構築もセットでできます。

またライブ配信の分析機能が豊富なこともポイントです。視聴者の推移や新規・リピーターの割合、配信中のリアルタイム分析などができるため、配信の改善を行いやすいでしょう。くわえて月額費用が比較的安価なうえに、毎月無料配信枠が付与され、販売手数料がかからないためコストの負担を軽減できます。

ライブコマースで何ができる?特徴・メリットは?

ライブコマースはやり方さえ間違えなければ、どのような商品でも売れるといわれています。それはこれまでのWebサイトと違い、視聴者が実際に商品やサービスを利用している様子が動画として確認できるためです。

これにより視聴者との間に信頼関係を構築しやすく、企業側から一方的に情報を提供するよりも、高い成約率を得られる手法とされています。

他にライブコマースの特徴として、次の点に注目すべきでしょう。

配信者とのリアルタイムコミュニケーション

ライブコマースでは配信者がインターネットの特性を利用し、チャットといった機能を使って、視聴者とリアルタイムでコミュニケーションをとれます。

視聴者の質問をピックアップして答えられるのはもちろん、相手の反応を確認しながら説明の仕方や演出方法などを変更可能です。そのため短時間で企業と顧客の信頼関係を構築しやすく、商品の販売にもつなげられます。

EC特有の不安の解消

これまでのECサイトを利用した商品売買では、購入側は実際に商品を手にとって確認できず、実際に商品が届くまでは自分がイメージしたとおりの商品か、確信をもてませんでした。

一方、ライブコマースでは提供する商品を出演者が実際で使って見せられます。そのため視聴者は自分が使っている姿を想像しやすくなり、購入前に実際の商品とイメージにずれがないか、確認できるようになります。

購入までのスムーズな流れ

ライブコマースツールのほとんどは決済機能があるため、ライブ配信によって購買意欲の高まった視聴者をスムーズに購入まで誘導できます。しかし決済機能がない配信ツールでは、一度リンクを踏んで別サイトへ離脱するため、前述した方法と比べ購入意欲が下がりやすく、購入に結びつけにくくなります。

一方ツールに決済機能があれば、ライブ配信を見ながら目当ての商品やサービスをカートに入れ、スムーズに購入まで完結できるため、売上アップにも期待できるでしょう。

実はあの「アマゾン」も参入していた

いまやインターネットでの商品購入には欠かせない存在であるアマゾン(Amazon)も、過去にはライブコマース事業を行っていた事実があります。同社は2016年3月から生放送でのTVショッピングのスタイルを、試験的に導入しました。

「Style Code Live」と呼ばれる生放送の番組で、視聴者がリアルタイムで質問やフィードバックを行えるものでしたが、残念ながら2017年の7月に終了が決定。あくまでも実験的な試みだったものの、ECサイトの巨人ともいえるAmazonが撤退した事実は、多くの方に驚きをもって迎えられました。

日本国内でのライブコマース成功事例

日本国内でも、ライブコマースは多くの会社で導入されており、一定の成果を上げています。そこで最後に、日本国内でライブコマースを導入した企業の成功事例をいくつか紹介します。

株式会社ビームス

大手アパレル企業の「BEAMS(ビームス)」は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年3月からライブコマースをスタートしました。2021年には、自社開発したシステムでのライブコマースを開始し、ライブ配信から商品の購入、決済までをワンストップでできるようにしました。

ライブコマースは週に1回、約1時間のペースで実施しており、合計約10名で運用。またマニュアルの整備やノウハウの共有、表彰制度の導入など、動画配信の「社内マスター」育成に力を入れました。結果EC売上への貢献が年間で1億円を超えるような、カリスマスタッフも登場するようになったそうです。

※出典:Diamond Chain Store online「ビームスがライブコマースのシステムを自前で開発した、重大な理由とは?」(2024年4月18日閲覧)

株式会社ユナイテッドアローズ

大手アパレル企業のユナイテッドアローズでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、店舗以外でも顧客とのつながりを維持するため、2020年からSNS型ライブコマースを開始しました。

ライブコマースを開始後、店頭でも「ライブ配信を見て来店した」といった声が増え、実店舗への来店喚起にもつながっているとのこと。またライブ配信で紹介した商品は、配信前と比較して平均約40%売上が増加したそうです。

ただし、SNS型は一度配信から離脱してECサイトへ行く必要があったため、新たにECサイトから見られる、専用のライブコマース「STYLING GUIDE」をスタートしています。

※出典:ユナイテッドアローズ「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング 新たなライブコマース「STYLING GUIDE」を開始 UAオンラインストアでのスムーズなお買い物体験を実現」(2024年4月18日閲覧)

三井不動産株式会社

大手不動産企業である三井不動産と商業施設の管理運営を行う三井不動産商業マネジメントは、2020年新型コロナウイルス感染症の影響で、ライブコマースを試験導入しました。三井ショッピングパークの各施設に出店する店舗の商品情報を発信することで、消費者に「新しいショッピング体験」を提供しながら、店舗との接点を増やすのが目的でした。

第一回の配信では、タレントを起用しアパレルブランドの商品を紹介。配信を行う前にはSNSやWebサイトから告知を行い、POPやポスターを使って店舗でも告知を行いました。結果約3,600人が配信を視聴し、アーカイブ視聴も含めて動画の再生回数は5,000回を超え、いいね数は1万を超えるなど高い反応や評価を得たそうです。

※出典:日経クロストレンド「三井不動産がライブコマースに参入 6施設から半年間で50回超」(2024年4月18日閲覧)

ライブコマースでよりよい商品体験を提供

ライブコマースは、動画で視聴者と直接コミュニケーションがとれるため、使用イメージを伝えやすいメリットがあります。そのためECサイトで販促手法を増やしたい方や、ユーザーとのエンゲージメントを強化したい方におすすめのサービスです。ライブコマースツール選定の際は次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。

  • ライブコマースツールの導入目的を確認する
  • ライブコマースツールの機能を確認する
  • ライブコマースツールを導入する際の注意点を確認する
  • ライブコマースツールの料金・価格相場を確認する

ライブコマースツールをより深く検討したい方は、サービス資料を請求し比較するとよいでしょう。

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