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動画マーケティングとは?動画制作メリット・デメリット・最新事例・動画広告市場規模

最終更新日:(記事の情報は現在から1935日前のものです)
動画を活用した「動画マーケティング」が注目されていますが、実際に動画コンテンツを制作して動画マーケティングに取り組む企業はまだまだ少ない状況です。今回は、動画広告市場の規模動画マーケティングの課題や事例、メリットなど、動画マーケティングを成功させる方法を解説します。(記事監修:カクテルメイク 代表取締役 松尾幸治氏)

動画マーケティングとは

動画マーケティングとは、動画コンテンツを用いて企業や商品/サービスのマーケティングを行う手法です。

近年ではインフラの整備と、モバイルデバイスの普及が進んだことから、どこからでも動画を見る環境が整っており、さまざまな業界から注目を集めています。

この記事では、動画マーケティングが求められる背景、動画広告市場規模に言及し、メリット・デメリットを事例を交えて解説します。

動画マーケティングが生まれた背景

カクテルメイクは、動画マーケティングが注目されはじめた2014年に、映像制作事業を行う会社として創業しました。

動画マーケティングへの注目は、ここ数年でますます高まってきたと感じています。2017年後半には、動画マーケティングに取り組んでこなかった企業も、最近になって動画マーケティングへの興味を持つようになってきました。

なぜ、動画マーケティングが注目されるようになったのでしょうか?その背景には、2つの環境変化があります。

(1)インターネット環境の整備とスマートデバイスの普及

動画マーケティングが注目されるようになった背景にあるのが視聴環境の整備です。

現在、Wi-Fiをはじめとする通信インフラの利用範囲が拡大し通信料金の定額制が当たり前となっています。

また、スマートフォン・タブレットといったデバイス(ハードウェア)が普及したことで、ユーザーはインターネット上でデータ通信量を気にする機会が少なくなりました。

これにより、ファイルサイズの大きい動画も、気兼ねなく視聴できる環境が整い、多くのユーザーが動画を快適に視聴できるようになっています。

(2)YouTube、Instagramといった動画配信プラットフォームの登場

YouTube(ユーチューブ)やFacebook(フェイスブック)、Instagram(インスタグラム)といったSNSが急速に普及してきたのも、動画マーケティングが注目されるようになった要因です。

動画が拡散される時代になったことが、動画マーケティングを加速させたといえます。

動画マーケティングはなぜ重要?動画広告の市場規模

【最新版】2018年の動画広告市場規模は1,843億円

2018年の動画広告市場は、前年に引き続き高い水準で成長を遂げています。サイバーエージェントが発表したデータによれば、2018年の動画広告市場規模は、1,843億円、昨年対比134%となる見通しです。

動画広告市場規模推計(出典:サイバーエージェント オンラインビデオ総研調査)

なぜ動画マーケティングに注目が集まるのでしょうか。その背景にあるのが、スマートフォン動画広告市場の急速な拡大です。

インターネット上で提供される動画コンテンツの多様化が進む中、スマートフォンによるユーザーの動画視聴は幅広い世代に広がり、日常習慣として定着化が進んでいます。

ユーザー同士のコミュニケーションにおける動画活用もさらに拡大し、SNSのタイムライン上で提供されるコンテンツの動画化はいっそう加速しています。

また、企業とユーザーのコミュニケーションにおいても、動画コンテンツは受け入れられつつあり、企業のインターネットマーケティングにおける動画活用と高品質化が進んできました。

動画広告の需要増に伴い、新たな技術を備えた動画広告商品の開発・提供が進み、さらなる市場活性化の後押しにつながっています。

動画広告市場は前年を上回る高い水準で成長を続けており、多くの企業が動画を使った広告に投資をしていることがわかります。

動画マーケティングのメリット

では、動画コンテンツを使った動画マーケティングのメリットとは何でしょうか。次のインフォグラフィックをご覧ください。

動画マーケティングの重要性を感じさせる統計データ(スマートキャンプ作成)

このインフォグラフィックにあるように、動画コンテンツを活用した動画マーケティングのメリットは、十分な情報量を伝えられる点です。

1分間の動画が伝える情報量は、180万語、3,600のWebページ分に匹敵するともいわれています。

また、動画を利用することでそのプロダクトへの理解が74%高まる、また、動画を視聴した後のほうが、商品購入率が64%高まるといった結果も出ています。

動画の特徴は情報量が多く、テキストのように正確な情報を伝えるというよりも視覚的な情報を伝えることに長けている点です。

近年は料理の様子を動画化したアプリが流行していますが、動画であれば、料理するときに使う「塩少々」の「少々」を視覚的に伝えられます。

このように、動画はテキストやさまざまな手法を上手く組み合わせることで最適な形で情報を提供することが重要となります。

動画マーケティングのデメリット・踏み出せない理由

ネット環境の整備やモバイルの普及が進み、動画プラットフォームが数多く登場し、動画マーケティング市場規模は急速に拡大しています。

そして、動画マーケティングが重要であることも理解できている。にもかかわらず、まだまだ動画マーケティングに踏み出せない企業が多いのはなぜでしょうか。

動画制作を行う人材がいない

一般企業では、動画制作の知識を持っている人材はまだまだ多くありません。そのため、動画マーケティングをはじめるとなった場合、その動画コンテンツは外注で制作することがほとんどです。

外注で動画コンテンツを制作するとしても、外注先とのやりとりに工数を取られたり、直したいところが後から出てきたときの指示の手間やコストがかかったりするため、動画制作や動画マーケティングに踏み出せない企業も多いのです。

動画制作に時間とコストがかかる

動画を自社で内製するか外注するかに限らず、動画制作には時間とコストがかかります。

動画を作れる人材もおらず、時間やコストもかかってしまうと、その費用対効果も悪くなってしまいます。

また、広告施策の効果を測定するには一定数の動画をつくって検証する必要もありますが、前述した2つの理由から、施策の検証を行うことすらできない企業が多いのです。

知識不要・最短1分でかんたん動画制作可能な「RICHKA(リチカ)」

ここまでみてきたように、動画マーケティングを成功させる際に重要なのは、とにかく1本あたりの動画制作を安価で迅速に行い、その施策の効果を試すための仕組みを構築することです。

こうしたニーズを満たすべく、カクテルメイクでは、動画制作を企業で内製化できるサービス「RICHKA(リチカ)」を提供しています。

RICHKAは、最短1分で、動画制作の知識のない人でもプロクオリティの動画コンテンツが制作可能となるツールです。

RICHKAのユーザーとなる企業各社には、カクテルメイクが専用のオリジナルテンプレートを提供します。

RICHKAの画面イメージ

もし、自社でブログやオウンドメディアを持っている場合、そのページのURLを指定すると、RICHKAがその記事の中に配置されている画像や動画を自動でテンプレートにはめ込んでくれます。

あとは、それらの画像や動画にキャプションを入れるだけで動画コンテンツが作れる、というものです。

RICHKAの導入企業から評価していただいているのは、専門知識がなくても、映像制作ソフトで作るよりも圧倒的に早く動画を制作できるという点です。

書き出しも映像制作ソフトでは10分や15分かかるところでも、RICHKAなら数分です。

動画を制作する際、映像制作会社に依頼して、大量の動画を継続的に制作し続けて行くことは予算的に無理が生じます。

とはいえ、内製で制作するとクオリティが担保できません。クオリティの高い動画を安価で制作できないか、という相談が増えたことが、RICHKAを開発することになったきっかけでした。

動画制作を内製化、動画マーケティング実践企業の事例

ブックオフオンライン事例

RICHKAのリリース後、およそ1か月で200以上の企業から問い合わせを受けました。今回は、RICHKAを導入いただいた企業の事例をいくつか紹介します。

ブックオフオンライン(以下、ブックオフ)さんでは、同社のオウンドメディア「ブックオフオンラインコラム」の記事コンテンツを、RICHKAを使って動画化し、SNSで動画マーケティングを行っています。

具体的には、過去にサイトで公開したコラム記事コンテンツ素材から約30秒の動画コンテンツを制作、Facebook上に公開しています。

ブックオフオンラインコラムは、もともと950本以上の記事コンテンツをもっており、その中からPVの高い記事を中心に動画コンテンツ化しています。

RICHKAを導入する前は別の方法で動画を制作していたという同社。1本の動画を制作する工数を数時間から10分程度にまで短縮することが可能になりました。

デライトチューブ事例

さまざまな特化型Webメディアを運営するデライトチューブさんでは、新たな注目技術である仮想通貨メディア「BITDAYS」に、RICHKAを活用しています。

同社では、BITDAYSの記事を読んでもらうためのきっかけとして、記事の冒頭にその記事を20~30秒で要約した動画を設置しています。

Bitcoinやブロックチェーン、ICOなど仮想通貨に関する難しい概念を、まずは視覚的にわかりやすく解説することで、ユーザーの興味・関心を引きつけているのです。

広告代理店による再販事例

RICHKAを導入している企業は、Webメディア、オウンドメディアを運営する企業だけではありません。たとえば、ギャプライズさんのように広告代理店がRICHKAを採用し、顧客の広告施策の一つとして動画マーケティングの選択肢を提案しているところもあります。

RICHKAは、このような再販での利用にも活用されています。

まとめ:動画マーケティングを成功させるポイントは?

動画コンテンツ制作の「PDCA」を早く回す

動画マーケティングを成功させるためには、早くPDCAを回すことです。深く考えると時間もかかり、効果が出るまで時間がかかります。

できるだけ短い時間でPDCAを回すことが重要です。ある程度ご予算があれば、まずは動画マーケティングの会社に相談してみることが確実です。

動画広告市場はこれから伸びていくのは確実なので、手を打とうと思っているのなら一日でも早い方がよいと言えます。

自社の持っているコンテンツを再利用しよう

理想は企画から撮影編集、制作まで行える体制があれば良いのですが、動画制作は、必ずしもゼロから作らなければいけないというわけではありません。

過去の広告施策で使っていたテキスト記事やランディングページ、バナーといったクリエイティブを持っている場合、それらの素材を活用して動画にすることも可能です。

実際、RICHKAを利用した企業の中には、最初は効果が高かったものの、徐々に単価が上がってきた広告のクリエイティブを使って動画コンテンツを作り直したことで、CPCやCPAが復活した、という事例もあります。

品質の高いコンテンツを、動画コンテンツ化することで、これまでリーチできなかったターゲットへの訴求が可能になります。

コンテンツ内製化ツールを活用し、過去の資産を再利用することで、クリエイティブの消費期限を伸ばすことができ、1本あたりの動画コンテンツの制作コスト削減にもつながります。

近年、急速に注目があつまる動画マーケティングを成功させるためには、動画コンテンツを安価でスピーディーに制作する内製化の仕組みと、その効果検証を行うPDCAを回す仕組みの2つが重要です。

深く考えると時間もかかり、効果が出るまで時間がかかりますので、まずは動画制作ツールを活用して効率的な動画マーケティングを実現してみるのも一つだと思います。

監修:カクテルメイク 代表取締役 松尾幸治氏
1989年佐賀県生まれ。2011年、社長.tv(ティービー)を運営するディーノシステムに参画。営業、マーケティング、動画制作などを広く担当し、同社最年少取締役に就任。2年で全国約6,000社の新規開拓と動画制作に携わる。2014年に退職後、カクテルメイク株式会社を設立。動画マーケティングの黎明期から大手出版社のYouTube運用、 ライブ配信、動画広告運用など200社以上のマーケティング支援を行う。
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