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W3Cとは | WEBの標準規格・HTML5への勧告を解説

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だれでも当たり前のように利用しているWeb技術ですが、HTMLやCSSなど一定のルールがあるからこそ、互換性や品質が保持できています。これらを推進するのが標準化団体であるW3Cです。Web管理者であれば、W3Cの役割を理解し、最新の動向を追っておきましょう。

 

W3Cとは

W3C(ダブリュースリーシー)とは略称であり、正式名称はWorld Wide Web Consortiumです。

具体的には、World Wide Webで使用されている、各種技術の標準化を推進するために設立された非営利団体の名称です。

Webの世界におけるスムーズな開発や品質向上を目的とし、HTMLやXHTML、CSSやXMLなど多くの仕様を公開しています。

日本では慶應義塾大学SFC研究所が日本支部として設立されています。多くのIT企業も会員として加入しており、400近くの団体となるなど、大規模な展開を続けています。

W3Cの歴史

W3C設立のきっかけは、今日のインターネット技術の基礎を確立し、無償公開したティム・バーナーズ=リーの功績が大きいです。
彼はハイパーリンクを開発し、さらに「Mosaic」というブラウザは多くの人の関心を集めました。

その後、多くの技術者たちが、そのブラウザに対して新しいタグを導入していきましたが、ルールがなかったため大きな混乱を招きました。
そこで、タグを標準化する動きが始まり、W3Cの設立へとつながっていきます。

1994年、ティム・バーナーズ=リーによってW3Cが創立され、Web技術の標準化推進がスタートし、現在の大規模団体に成長しました。

以下の記事では、ブラウザについて詳しく解説しています。

標準規格はなぜ必要か?

なぜ標準化が必要だったのか。

それは、インターネット通信で何よりも互換性が重要視されていたからです。
インターネットに訪れた人たちの環境の違いによって、見ることができるコンテンツの品質がバラバラでは混乱してしまいます。

もっとも分かりやすい例がブラウザの違いでしょう。
現在でもGoogle Chrome、Internet Explorer、OperaやSafari、Firefoxなど多くのブラウザが存在します。
それぞれ開発元が異なるにも関わらず、同じレイアウトで表示されるのは、標準規格に準拠したページを作成しているからなのです。

W3Cの役割

コンテンツの品質のばらつきを防ぐために、W3CがWeb技術(HTML、CSSなど)の仕様書をまとめ、国際標準規格として公開しています。
「工業規格のWeb版」と表現するケースも多く、一定の品質を維持する指標として利用することで、Webの標準化や正しい普及を推進しています。

つまり、W3CはWebページを製作するうえでの国際的ルールを決めている団体といっても過言ではありません。

W3Cとアクセシビリティ

W3Cが目指す標準化という意味では、もう一つ重要なキーワードとして、「Webアクセシビリティ」があり、W3Cのサイトでも、障害のある人がWebを使えることと定義されています。

つまり、高齢者や障害者など心身機能に制約がある人を含めて、すべての人がWebで提供されている情報を取得し、サービスを利用できることを意味します。

日本においても、2016年4月に施行された障害者差別解消法によって、公的機関における対応が義務化されました。

W3C勧告とは

W3Cの重要な役割として、仕様の標準化があると説明しました。

簡単に決まるわけではなく、非常に綿密なプロセスにて吟味されて、最終的にW3C勧告となります。
そこに至るまでには、「作業草案、最終草案、勧告候補、勧告案」と複数のステップが存在し、審議が通過されなければなりません。国際的な標準として利用するための審議のため、さまざまなチームやグループの見解、支持が必要です。

最終的なW3C勧告に至るまでの4ステップについて、以下で具体的に説明します。

作業草案

仕様の標準化における最初の段階であり、Working Draftと呼ばれています。

まずはW3Cのワーキンググループが大まかな規格文書を作成します。次にディレクターによる承認を受けると、W3Cメンバーや公的機関などのコミュニティなどに文書が公開されて、レビューを受ける段階へ移ります。

以後、基本的には3か月に1度改訂され、勧告に向けてブラッシュアップされていきます。

最終草案

草案がワークグループの規定や関連要求仕様を満たし、レビュー時に発生した疑問点などへの対応を明確にクリアすると、最終草案(Last Call Working Draft)としてアナウンスされます。

勧告候補

最終草案が要件を満たすと、ワーキンググループのディレクターが諮問委員会(Advisory Committee)に実装を試みる依頼(Call for Implementations)をアナウンスし、文書は勧告候補(CR:Candidate Recommendation)に進みます。

この時点ですでに多くのレビューを受けていますが、さらに広いコミュニティに対してもレビュー依頼を送り、情報を収集します。

こうしてW3C勧告として推奨できるか、もしくは作業草案に戻すべきか、あるいは中止すべきかの判断をします。

勧告案

勧告案(PR: Proposed Recommendation)では、さらに厳しい条件の下、諮問委員会の審議・評価が行われます。

この時点では、ほとんど修正が必要ないレベルの文書となっていますが、必要あれば作業草案や勧告候補のレベルへの差し戻しを実行します。

実装に関する問題も見受けられないと判断されれば、最終ステップである「W3C勧告」へ移ります。

W3CのHTML5勧告

2016年11月1日、最近のW3Cによる大きな動きとして、HTML5.1がW3C勧告として公開されました。

2014年10月28日に、HTML5が勧告されて以来初めてマイナーアップデートが完了しましたが、代表的な機能として2つだけ紹介します。

まずはpicture要素です。これにより、PC版やスマホ版など、デバイスによって画像サイズを最適化することが簡単となりました。

もう一つは、Tablesorterという表の並び替え機能です。これにより、Web上に掲載されている表でも、Excelなど表計算ソフトと同じように並べ替えができるようになります。

W3C勧告による変更点は?

HTML5の前バージョンである4.01のW3C勧告は、1999年のことでした。
そこから実に15年という歳月をかけて、ようやくHTML5が国際標準として認められたことになります。
本来であれば、その勧告を経て利用が拡大するという流れが一般的ですが、HTML5については違いました。

というのも、HTML5は、W3C勧告以前から多くのシーンで実践的に利用されていたからです。それまで難しかったことが簡単にできるため、仕様が固まっていない段階で利用者が広がっていたのです。

W3Cの役割を理解し、Web管理者として業界動向にアンテナを張る

Webの世界における、W3Cの役割や国際標準規格として確立するまでの長いプロセスなどについて説明してきました。
HTML5の勧告により、多様化したデバイスにも対応できるリッチな表現が可能となっています。

こうした技術の進化とともに、Web管理者も、どんどん進歩していくことが求められます。アクセシビリティを保ちつつ、よりお客さまを惹きつけるWebページを作成するにはどうすればよいか。Webを会社にとって強い武器とするためにどうすればよいか。

こうした課題を解決するために、W3Cの勧告まで意識する必要はありませんが、その役割を理解し、常に業界の動向を追っておくことは必要な時代となっています。

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