Article square balloon green
2018-03-29

がんアライ部とは | 日本のがん患者の現状とサポート状況

就労可能年齢である15~64歳のがん患者の就労問題に取り組むための民間プロジェクト「がんアライ部」。「アライ部」には「アライ(ally)」「アライブ(alive)」「アライ部(あらいぶ)」の3つの意味が込められています。本記事では日本のがん患者の現状とサポート状況について解説します。
その他その他ビジネス
Large

がんアライ部とは

がんは35年連続で日本人の死因第一位となっている恐ろしい病気です。近年の医療技術の進歩によってがん患者の5年生存率が向上し、がん治療を行いながら働く人も増えてきました。

しかし、その一方で職場におけるがん患者への理解が進んでいないという現実もあります。このような現状を打破するために発足したのががんアライ部です。

がんアライ部の解説を通じて、日本のがん患者の置かれている状況について理解を深めていきましょう。

がんアライ部の設立背景

近年の医療技術の進歩により、がんの5年相対生存率が向上し、治療しながら働くがん罹患者が増えています。

その一方で、職場におけるがん罹患者に対する理解がまだまだ進んでおらず、「勤務先でのサポートがない」「制度があっても、利用できない雰囲気がある」など、がんを治療しながら働くことに対するさまざまな課題があります。

この「がんと就労」問題は、社会的な課題として、政府が推進する働き方改革のテーマのひとつになっています。

このような状況を打開するため、7人の発起人を中心に「がんと就労」問題に取り組む「がんアライ部」が発足しました。

がんアライ部の名称の由来

「がんアライ部」の名称には、「アライ(ally)」「アライブ(alive)」「アライ部(あらいぶ)」という3つの意味が込められています。

アライ(ally)

「アライ(ally)」は「味方」という意味で、当事者を応援する「味方」です。がんアライ部は、がん罹患者が抱える悩みを理解し、職場復帰をサポートする方法を学び、実践できる人たちを増やします。

アライブ(alive)

「アライブ(alive)」は「生きる」ということです。がんアライ部は、がんは「死に至る病」ではなく、「いきいきと働きながら治療を行う病気」に変化していることを周知します。

アライ部(あらいぶ)

「アライ部(あらいぶ)」は、今回のプロジェクトの名称です。プロジェクトを部活動の体裁にし、ウェブサイト・SNS上での情報発信、コミュニティの立ち上げを行います。

がん患者の現状

ここで、日本におけるがん患者の現状についてみてみましょう。

がん患者の3割が就労可能年齢?

2012年のデータですが、がん患者の約3割が就労可能年齢(15歳~64歳)となっています。

2012年にがんと診断された全患者の865,238人のうち、約29.7%の256,824人が「20~64歳」です。

「20~69歳」まで範囲を少し広げてみると、全体の約42.9%にまで上昇します。

年代別の統計データを見てみると、男女とも50代からがん患者の数が大幅に増加しています。職場で管理職などの重要な役割を果たしていく年代である50代で、がんと診断される人が多くいることがわかります。

がん患者の34%ほどが依願退職や解雇されている?

厚生労働省健康局がん・疾病対策課のデータによると、がん患者で仕事をしながらがん治療のための通院を行っている人は、約32.5万人います。

がん患者を対象に調査を行ったところ、がんの診断が下った後で勤務者の34%が依願退職したり解雇されたりしており、自営業者の17%が廃業に追い込まれています。

このがん患者の就労問題は、10年ほど前と比較しても、状況は変わっていません。がんと診断された人のうち、勤務者で依願退職したり、解雇されたりした人の割合は10年前と同じ水準にあります。

がん患者へのサポートの不足

このような状況の背景には、企業側でがん患者へのサポートが不足しているということがあります。

がん患者に対する「罹患時の勤務先で利用したサポート制度には、満足していますか?」という問いに対し、「サポート制度自体がなかった」と答えた人は43%にも上りました。大企業では制度がきちんと整備されているようですが、中小企業では、まだ不十分なところが多いようです。

「罹患時の勤務先で、仮に制度があっても使えない雰囲気はありましたか?」という問いには、約30%の方が「あった」「どちらかと言えばあった」と回答しました。

がんアライ部の活動内容

ここからは、がんアライ部の具体的な活動内容についてみていきましょう。

勉強会

がんアライ部の勉強会は、主に人事担当者向けを中心に行っています。この勉強会では、がんなどの病気を患った職員へのサポートや人事制度などのベストプラクティスを共有します。

がんは治療や体調に関するサポートだけではなく、メンタル面でのケアも重要になることから、制度だけでなく風土づくりなど、目に見えないことにも重きを置いて情報共有できる場としています。

イベント・セミナー

がんアライ部は、がん罹患者や人事担当者、またがんとの共生に共感いただいたallyの人たちとの交流の場として、イベントや各種セミナーを実施します。

がんアライ部は「がんを治療しながら働くがん罹患者がいきいきと働くことができる職場や社会を実現する」ことを目指しています。

これを実現していくためには、がん患者が所属する企業だけでなく、周囲の社会全体が、がん患者やがんという疾病に対する理解を深めていく必要があります。

各種情報発信

がんアライ部は、がん罹患者や人事担当者だけでなく、多くの人にがんとの共生について理解いただくために、活動を通じて学んだことや、さまざまなお役立ち情報を発信します。

がんアライ部のFacebookアカウントが開設されており、がんアライ部Facebookをフォローすると、がんアライ部の部員として各種セミナーやインタビュー記事など、「アライ」として必要な情報を受け取ることができるようになっています。

がんアライ部による活動レポート

「健康経営銘柄」に3年連続で選ばれた日本航空が健康経営に取り組み始めたきっかけは、2010年の経営破綻でした。会社を再生させるためには社員の心身の健康が一番大切と考えたそうです。

同社の健康経営のスタートは医療費データの可視化からスタートし、従業員の健康状態を半年に一回レポートさせるなどしています。

可視化によって従業員の健康に対する意識を高めた結果、過去5年間で全職種で244人ががんに罹患をして、そのうち188人が現場復帰し、会社が把握している限りではがんを理由に退職した人は0人となっています。

がんアライ部の活動を理解し、自社で健康経営を実践する

がんは長い間日本人の死因第一位の恐ろしい病気ですが、医療技術の進歩に伴い生存率も向上しています。

その分、働きながらがん治療に取り組む人が増えているのですが、職場や周囲からのサポートを得られず、依願退職してしまったり、解雇されてしまったりするケースがあります。
この就労問題は、10年前の状況と大きく変わっていないのが現状です。

がんアライ部は、このような状況を打破するためにスタートしました。
このプロジェクトは、「がんを治療しながら働くがん罹患者がいきいきと働くことができる職場や社会を実現する」ことを目指して、そのための情報発信を行っています。

自社でも「健康経営」を実践したいという場合は、同プロジェクトのFacebookやWebサイトを見て「健康経営」についての情報収集を行っていきましょう。

ボクシルとは

ボクシルとは、「コスト削減」「売上向上」につながる法人向けクラウドサービスを中心に、さまざまなサービスを掲載する日本最大級の法人向けサービス口コミ・比較サイトです。

「何かサービスを導入したいけど、どんなサービスがあるのかわからない。」
「同じようなサービスがあり、どのサービスが優れているのかわからない。」

そんな悩みを解消するのがボクシルです。

マーケティングに問題を抱えている法人企業は、ボクシルを活用することで効率的に見込み顧客を獲得できます!また、リード獲得支援だけでなくタイアップ記事広告の作成などさまざまなニーズにお答えします。

ボクシルボクシルマガジンの2軸を利用することで、掲載企業はリードジェネレーションやリードナーチャリングにおける手間を一挙に解消し、低コスト高効率最小限のリスクでリード獲得ができるようになります。ぜひご登録ください。

Article like finger
この記事が良かったら、いいね!をしてください!最新情報をお届けします!
御社のサービスを
ボクシルに掲載しませんか?
月間600万PV
掲載社数3,000
商談発生60,000件以上
この記事とあわせて読まれている記事