転職面接の服装 | 注意点と男女別・季節別マナー - 私服や服装自由・指定なしの場合
転職面接は新卒面接と同様に、志望動機や自己PRに加え、いくつかプラスで注意すべき点があります。
まず注意すべきポイントは服装です。新卒の面接では、だれもがリクルートスーツ身に着けているため、服装選びに悩む必要はありませんでした。
しかし、転職面接となると「何を着ればいいのだろう」と悩んでしまう人も少なくないはずです。転職面接での服装選びのポイントについて解説していきます。
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- 転職面接の服装
- 転職面接にはビジネススーツ
- 転職面接における服装の注意点5つ
- サイズがもっとも重要
- 清潔感を意識する
- 余計な装飾をしない
- 面接を受ける業界の常識に合わせる
- 世代を問わず受け入れられるものを選ぶ
- スーツスタイルの服装マナー(男性編)
- スーツ
- ワイシャツ
- ネクタイ
- 靴
- 時計
- 鞄(かばん)
- スーツスタイルの服装マナー(女性編)
- スーツ
- インナー
- ストッキング
- 靴
- 時計
- 鞄(かばん)
- パンツ・スカート
- 服装自由の面接で意識すべきこと
- 服装自由を指定する企業側の意図
- 服装自由で面接する際のポイント
- 服装自由の注意点
- 夏・冬での面接服装マナー
- 夏の面接の服装で気をつけるポイント
- 冬の面接で気をつけるポイント
- パート・アルバイト面接の服装
- 基本は服装自由
- 職種に合わせた服装を心がける
- 転職面接で不安なら「転職サイト・エージェント」で対策を
- 1位:リクルートエージェント
- 2位:マイナビエージェント
- 3位:ビズリーチ(BIZREACH)
- 転職活動への準備も万全にしておこう
転職面接の服装
新卒の採用面接での定番といえば、いわゆるリクルートスーツです。どんな業種でもこれを着ていれば基本的にOKといえるでしょう。そのため就職活動が初めての大学生でも服装に悩むことは少ないはずです。
しかし、転職面接となると、これまで社会人としてのキャリアを積んできたビジネスパーソンが面接を受けます。そのため、会社に合わせて服装を選ぶ必要があります。
転職面接にはビジネススーツ
転職希望者の中には、面接でリクルートスーツが必要かどうか悩んでいる方も少なくないようですが、リクルートスーツである必要はなく、むしろ年齢によっては避けた方がよいといわれています。
基本的にはスーツスタイルで面接に臨む方が多いですが、転職活動の面接はこれまで培ってきたスキルや経験を伝える場です。これから、社会人生活を送る準備ともいえるリクルートスーツは場違いな印象を与えてしまう可能性があるので、一般的なビジネススーツを着用しましょう。
なお、就職活動用のリクルートスーツに関しては、次の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
転職面接における服装の注意点5つ
第一印象を良くするためには、服装や身だしなみに清潔感があることが大事です。
- スーツやシャツはクリーニングでキレイなアイロンがかかったものを使用する
- 男性の場合、ネクタイはディンプル(くぼみ)を作っておくとスタイリッシュで締まって見える
- 靴は汚れていないか
- 髪型や爪なども短く切ってあるか
- 面接前に必ず鏡を見てから身なりを整えてから臨む
と、いったポイントが重要です。
それでは転職面接における服装の基準について説明し、解説していきます。
サイズがもっとも重要
ビジネススーツにもさまざまな価格帯や素材のものがありますが、そのような要素よりも自分にフィットするサイズのものを選択することが重要です。
体型に合っていないスーツは頼りない印象を与えがちであり、自己管理能力を疑われてしまう可能性もあります。何より見た目に違和感があるので、相手によい印象を与えることはありません。
自分にぴったりのサイズのスーツを着用するだけで引き締まって見え、ネクタイなどとの組み合わせによって、仕事ができる印象を与えます。
清潔感を意識する
新卒面接と同じように、清潔感を演出することも重要となります。新卒の採用面接ではしっかり対策をしていた方でも、社会人生活に慣れてしまうと、いつの間にか所々手を抜いてしまいがちです。
新卒採用と中途採用では勝手が違うことを説明してきましたが、服装の清潔感に関してはどちらも必須となります。
余計な装飾をしない
目立つ時計や、派手なアクセサリーなど、面接の場にそぐわないものは転職面接でもNGです。基本的に華美なデザインの服装や、主張の激しい小物を身に着けるのは避けるようにしましょう。
ただし、女性の場合は、目立たないネックレスやイヤリングの類は問題なしとみなされるケースが多いようです。
面接を受ける業界の常識に合わせる
業界ごとに、その業界の常識があります。服装に関しても同様で、たとえば銀行業や士業などでは、黒やネイビーが定番となっています。
デザイン会社やアパレル関係の企業などでは、あまり固すぎる格好よりも、少し個性を出す演出を加えた方が印象がよくなるといわれています。
面接を受ける業界の常識的な服装を心がけることが重要です。どの服装が最適なのかは、事前に調べておきましょう。
世代を問わず受け入れられるものを選ぶ
中途採用といえども、面接官と歳が離れているケースが多いため、世代を問わず受け入れられる服装を選ぶことが重要となります。このあたりは新卒採用面接と変わりはありません。
スーツでいえば、基本的なグレーやネイビー系のものを選んでおくのが無難です。ベーシックな色のものは世代や性別を問わず常識的とみなされています。
スーツスタイルの服装マナー(男性編)
ここからは、特にスーツスタイルで転職面接に臨む際に気をつけるべきポイントについて解説していきます。まず男性の転職面接におけるスーツスタイルのチェックポイントをみていきましょう。
スーツ
スーツはベーシックなものを選択するのがベターです。黒やネイビーのスーツは、どの業界・職種でも受け入れられます。明るいグレーのスーツも根強い人気があります。
柄に関しても基本的には無地なものか、なるべく目立たないものを選ぶようにしましょう。
重要なのは色ではなく、サイズが自分に合っているかということです。
ワイシャツ
転職面接でもワイシャツは白無地のものが基本となります。形状も、襟の高いものはネクタイとのバランスが崩れてしまいがちなので、あくまでもビジネス用の一般的なものを選択するようにしましょう。
また、スーツのジャケットを着るとワイシャツの前面と袖口が見えるのが普通でのため、その部分の見え方には注意が必要です。特に袖口は長すぎても、短すぎて見えないのもNGです。
大体スーツから1センチ程度出ているぐらいが、ちょうどよい長さだといわれています。
ネクタイ
ネクタイはスーツスタイルのアクセントとなる部分なので、その選択によって全体の印象が変わってしまいます。全体のバランスを考えて派手すぎるものは避けましょう。ストライプやチェック柄などシンプルなものがおすすめです。
また、これは常識の範囲内となりますが、黒と白のネクタイは冠婚葬祭用となるため、ビジネスシーンにはふさわしくありません。
靴
ビジネススタイルの靴は黒色かダークブラウン(こげ茶色)の革靴が基本となります。光沢のありすぎるものや、明るい色のものなどは避けた方がよいでしょう。
スーツやネクタイには気をつかっても、靴にまで気が回らない方もいますが、全体のバランスから非常に重要な部分となります。
底がすり減り、傷があるような靴ははかないようにしてください。特に面接前には、磨いて艶を出しておきましょう。
時計
スマートフォンなどの携帯端末で時刻を確認する人が多くなっていますが、腕時計をすることが社会人としての常識だと思っている方も少なくありません。特に年配のビジネスパーソンにはその傾向が強いので注意しましょう。
たとえ日常的に腕時計をしていなくても、面接に行く際は腕時計を身に着けておく方が無難です。目立ちすぎる高級ブランドのものやスポーツウォッチは避け、シンプルなデザインのものを選択しましょう。
こちらの記事では、転職でも役立つ時計の基本について解説しているので、あわせてご覧ください。
鞄(かばん)
革製の鞄が基本で、可能な限り靴と同じ色のものを選択するのがよいとされています。ナイロン製のものでも違和感がなければ問題ありませんが、床に置いたときに倒れてしまうようなものは避けましょう。
また肩にかけるタイプはビジネスシーンにはふさわしくないとされています。
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スーツスタイルの服装マナー(女性編)
続いて、女性の転職面接におけるスーツスタイルのチェックポイントを説明します。
スーツ
男性のスーツスタイルと同様に、シンプルなデザインのものを選択するのが基本です。
ただし、新卒者のように個性を完全に排除する必要はなく、多少デザインにこだわりを出しても問題ないと思われるケースが多いようです。
ただし派手すぎる柄のものはビジネスシーンにはふさわしくありませんので、ちょうどよいバランスのものを選択するようにしましょう。色は黒色や紺色、グレーなどが一般的です。
インナー
これも男性のワイシャツ同様、白色でシンプルなデザインのシャツやブラウス、あるいはカットソーを選択するのがよいでしょう。あくまでも面接なので、カジュアルにしすぎるのはふさわしくありません。
ただし、黒やグレーのジャケットに白を合わせると、女性も新卒のリクルートスーツに見えてしまいます。そのあたりのバランスには気をつかいましょう。ある程度の個性の演出はOKですが、やりすぎないように注意してください。
ストッキング
社会人としてのキャリアがある方ならば、ある程度常識として知っているかもしれませんが、黒色のストッキングはお葬式などの際に身に着けるものとされているので着用はNGです。
基本的には無地のベージュを選択して、過度な装飾入りのものは避けた方が無難です。ちなみに、たとえパンツスタイルであっても、ベージュのストッキングが一般的とされており、黒は避けるべきというのが常識になっています。
靴
黒色のパンプスが基本で、ヒールは5センチから長くても7センチぐらいのものを選びましょう。ヒールが高すぎると過剰な音を立てて歩くことになったり、自然に歩けなくなったりすることもあります。面接の際に動きやすい高さにすることが重要です。
当然、ミュールやサンダル、ピンヒールなどは常識的に選択すべきではありません。汚れや傷にも注意しながら、常識的なものを選びましょう。
時計
時計も男性同様、身に着けていった方が無難です。シンプルで過度な装飾などがないものを選択しましょう。
鞄(かばん)
靴と同じ色のシンプルなビジネスバッグがよいとされています。素材は革でもナイロンでもOKですが、全体のバランスを考えて慎重に選択するに越したことはありません。当然、トートバッグなどは控えましょう。
パンツ・スカート
女性のスーツスタイルの場合、考えなければならないのが、ボトムはパンツかスカートのどちらにするべきかということでしょう。
結論をいえば、パンツでもスカートでもどちらでも問題はありません。ただし、どちらを選択するかによって面接官が抱く印象が変わります。特に転職面接においては、業種や演出したい自分のイメージによって適宜選択することが必要となります。
全体的な傾向としては、パンツスタイルは営業職に向いているといわれており、スカートは秘書業務や事務職向きであるとされているようです。
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服装自由の面接で意識すべきこと
面接する企業や業界の常識によって「服装自由」の場合や「好きな服装で来てください」と指示されることがあります。
しかし、面接を受ける側からすれば、一体どこまでカジュアルな格好が許されるのか、悩む人も多いのではないでしょうか。
服装自由を指定する企業側の意図
近年、IT系やベンチャー企業はビジネスカジュアルを推奨する傾向にあり、面接も私服指定の場合が多くあります。企業側の意図は2つあります。
まず1つ目は、面接者への配慮です。スーツは季節によって体温管理が難しい場合があるため、気遣いの意味で私服指定での面接にしていることがあります。
2つ目の企業側の意図は、アパレル関係の企業に多く見られますが、面接者のセンスを見ているケースです。仕事上、社員の服装が取引や接客に影響を与えるため、普段の服装センスを面接時に確認しておきたいという意図があります。
服装自由で面接する際のポイント
大切なのは、最低限のビジネスマナーから外れておらず、全体的に清潔感があるような服装を心がけることです。
普段着ほどカジュアルではなく、スーツのように固い格好ではないジャケットや、襟付きのシャツなどを選択するのがよいでしょう。
判断が難しければ、面接を受ける企業のスタッフがどういう服装をしているのか調べてみる手段が有効です。まずは企業HPを、あれば企業ブログなどを参考にしてみましょう。
服装自由の注意点
服装自由の指定があったからといって、普段着で面接に行って良いというわけではありません。当然、ジーパンなどを避け、フォーマルな服装を心がけましょう。
また、服装自由であってもスーツの着用が禁止なわけではありません。企業によってはスーツ以外と指定する場合もあるので、しっかりと確認しましょう。
夏・冬での面接服装マナー
クールビズが浸透し、夏はノーネクタイを認める企業も増えてきました。季節に応じて、面接時にどのような服装を着ればよいのでしょうか。
夏の面接の服装で気をつけるポイント
男性の場合は、「ノーネクタイ可」というような指示がない限り、ネクタイをしましょう。また、ノーネクタイが大丈夫でも、襟のないシャツや半袖、タンクトップは避けましょう。
女性の場合は、夏で暑いとはいえ、ストッキングなしは止めましょう。面接官にだらしない印象を与える可能性があります。
男女共にいえることとして、ハンカチを持っていくようにしましょう。汗をかいたときに、そのまま放置にしておくのは印象が良くないからです。
冬の面接で気をつけるポイント
冬の面接では、当然寒さ対策が必要です。そのため、男女共に黒や紺のトレンチコートを着用しましょう。他にも、チェスターコート、ステンカラーコートでも問題ありません。
サイズとしては、ジャケットの裾がコートから見えるのはNGとなります。また、建物に入った際に、コートを脱ぐなどのビジネスマナーも守りましょう。
コートの扱いといった面接のマナーは、こちらの記事で解説しています。
パート・アルバイト面接の服装
パートやアルバイトの面接では転職面接とは異なり、必ずしもリクルートスーツである必要はありません
基本は服装自由
パートやアルバイトでは清潔感のある格好であれば、基本的に服装は自由です。しかし、服装が指定される場合もあるので、そのような場合には指定された服装に合わせる必要があります。
職種に合わせた服装を心がける
服装が自由な場合であっても、職種によって服装を気をつける必要があります。たとえば、アパレル業界で働く場合には、志望している職種や店舗の雰囲気に合わせて服装を選ぶとよいでしょう。
転職面接で不安なら「転職サイト・エージェント」で対策を
転職面接の服装で大切なことは、ビジネスマンとして相応しい格好かどうか、そして相手の失礼にあたらないかを常に意識することです。
転職面接では、これまでのキャリアを認めてもらうために個性を出さなければいけないと考える方もいますが、個性よりも基本的な身だしなみが重要なのは新卒採用のときと変わりません。偏った知識で誤った判断せず、基本に忠実な清潔感のある服装を心がけましょう。
また、転職サイトに登録すると無料のフェアで面接対策、エージェントに登録するとエージェントが直接面接対策を行ってくれます。転職の相談も受けてくれるため、ぜひ一度利用してみてください。
>>おすすめ転職サイトの評判・口コミ比較はこちら
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1位:リクルートエージェント
■ポイント1:転職成功の実績No.1!累計32万人の転職成功
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2位:マイナビエージェント
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■ポイント2:中小企業の独占案件
マイナビ独自のブランド力で中小企業の独占案件を多く保有しています。そのため他の大手転職エージェントとバッティングしづらくなっています。
■ポイント3:全国の転職に対応
全国の求人案件を保有しているため、何らかの理由で地方での転職を希望されている方にも対応してくれます。
3位:ビズリーチ(BIZREACH)
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ビズリーチ(BIZREACH)では、経営幹部や管理職など企業の中核を担う人材の求人を多く取り扱っています。
転職活動への準備も万全にしておこう
転職活動では、転職サイトを選ぶだけでなく入念な事前準備をしておくことがおすすめです
まずは転職に最適な時期を把握し、自身の年齢や職業に合わせたサイトに登録、履歴書や職務経歴書の準備をして、面接マナーなどを知っておきましょう。
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