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就活面接でよくある・聞かれる質問18選 | 質問の意図・回答のポイント

最終更新日:(記事の情報は現在から2198日前のものです)
就活において、けっして避けては通れないのが面接です。就活面接に不安を抱えている方も多いかもしれませんが、質問内容はよく聞かれる定番の質問があり対策が可能です。面接官の意図を知って適切に回答するための準備を進めていき、内定を勝ち取る面接術を身につけましょう。

就活で重要といわれるポイントは数多くありますが、面接での受け答えは特に重要です。事実、企業の人事担当者は面接の回答を採用基準とすることが多いようです。

面接対策を効率的に行うために、よく聞かれる質問の意図と回答のポイントを押さえておきましょう。

さまざま業界・職種の就活面接で聞かれることが多い定番の質問を紹介し、回答のポイントを解説します。

就活における面接の重要性

いかなる分野の採用においても、面接のプロセスは避けて通れません。特に一発勝負で採用が決まってしまう状況では、実際にどのような質問をされるのかを知りたい就活生は多いはずです。

しかし、面接で質問をされる項目を覚えているというだけでは意味はないということに注意しましょう。

就活用の情報サイトには、よくされる質問と回答例を列挙したものがありますが、これらを暗記しているだけでは、本番の面接で説得力のある回答はできません。

面接官が質問をする理由を考える

本当の意味で面接の対策をしたいのであれば、面接官がする質問にどのような意図があるのかを把握し、それに基づいた回答をすることが重要です。

当然、面接官によって意図するところに違いは出てきますが、面接で頻繁にされる質問に大まかな傾向があるように、面接官の間でも、質問をする理由には共通点があります。

したがって、面接を受ける企業について調査し、頻繁にされる質問への回答をきちんと準備することが肝心です。

これまでの自分についての質問

就活面接でよく聞かれる質問を紹介し、回答のポイントを簡単に解説していきます。

面接官がどういう意図をもって質問をするかに注目しつつ、実際の回答を自分なりにシミュレーションしてみてください。

1.自己紹介をお願いします

質問の意図

面接の冒頭に面接官から自己紹介を求められるケースは多くあります。これは面接官と応募者双方のコミュニケーションを取りやすくするための潤滑剤としての役割もありますが、面接官が応募者のことを見極めるきっかけとなる質問でもあります。

回答のポイント

社会人になると仕事でプレゼンテーションをする機会をもつこともあり、短い時間で自分を売り込む必要が出てきます。自己紹介では、そういった短い時間でどれだけアピールできるかを試しているという側面があることに注意しておく必要があります。

それを踏まえて、自己紹介では大学時代に何に注力し、どんな成果を上げてきたのかを簡潔に話すのがよいでしょう。


自己紹介についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。

転職面接の自己紹介例文 | 話す内容やポイント・流れ - 簡潔がコツ!
転職面接時の自己紹介は第一印象を決める重要な要因です。例文や内容、ポイント、流れを押さえて自己紹介を成功させましょ...
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2.自己PRをお願いします

質問の意図

自己PRも面接で重要な要素の一つであり、長所をアピールしやすい質問といえるでしょう。ここでいかに面接官に自分を売り込めるかが、内定の成否を決めるといっても過言ではありません。

ただ現実には、面接官が納得できるような自己PRができている就活生は少ないといわれています。

回答のポイント

重要なのは「企業がどういう人材や能力を求めているのか」ということをしっかりと分析し、そこにマッチするような自己PRの構成を考えることです。強みやスキルを伝え、それが企業のどのような利益につながるのかを根拠と伝えることが重要です。


自己PRと自己紹介は似て非なるものです。履歴書作成段階から文章をしっかり考えておきましょう。

【例文集】自己PRの書き方とポイント | 履歴書・経歴書・面接で長所を伝えるには
自己PRはエントリーシートや面接で必要とされることが多いですが、自由度が高いためどのように書けば良いか迷ってしまい...
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キャリアプランに対する質問

3.入社後に一番やりたいことは何ですか?

質問の意図

これは必ず聞かれる質問として準備をしておく必要があります。面接官は、応募者が自社でのキャリア形成を真面目に考えているどうかを確認するために入社後についての質問をします。

また、応募企業の仕事内容についても理解しているかをチェックしています。

回答のポイント

事前に応募企業についてさまざまな角度から情報を収集し、どういう職種や部署で、どういった仕事をするのかを調べておきましょう。そして、それが自分の志望動機にどう関わってくるのかを整理しておく必要があります。

4.○年後にどうなっていたいですか?

質問の意図

社会人としてどういうキャリアを積んで行きたいか、将来の自分のイメージを具体的にもっているかどうかを確認するための質問です。

面接官は、ビジョンが明確で、それを実現するためのプランはどういうものかを知りたいと思っています。結果的にそれが自社の利益につながるかどうかを確認しようとしているわけです。

回答のポイント

説得力のある回答をするためには、しっかりと自己分析をして、今後の計画を立てておく必要があります。また、面接を受ける企業についてよく調べ、具体的なキャリアプランを説明できるようにしておきましょう。

5.将来の夢は何ですか?

質問の意図

これも上述の質問同様、応募者の将来のビジョンについて知り、自社での適正や方向性が合っているかどうかを確認するためのものです。いわゆる応募者(学生)と企業のミスマッチを防ぐための質問と捉えましょう。

回答のポイント

社会人として目標をもつことは必要ですが、それが段階的に実現できるものであり、企業ひいては社会全体に貢献できる内容であることが重要です。

到底実現できないような夢を語っても説得力がないので、そこに至るまでのプロセスを含めてしっかりと説明できるようにする必要があります。

自社への関心を尋ねる質問

6.志望動機は何ですか?

質問の意図

志望動機は必ず聞かれる項目であり、採用の判断要素として大きなウェイトを占める部分です。特に志望理由を通じて企業への熱意を伝えることが重要で、多くの面接官も志望動機の説明から応募者の熱意を感じ取ろうとすると述べています。

回答のポイント

なぜその企業でなければいけないのか、入社して何をしたいのかを突き詰め、面接官が納得できるように説明しなければいけません。まず企業が求める人物像について調査し、自分がそういった人材であることをアピールできる説明を考えましょう。

7.当社は第一志望でしょうか?

質問の意図

就活の面接対策などではおなじみの質問で、面接官の意図は内定が出たら本当に入社してくれるかどうかというものです。

回答のポイント

これは面接対策のプロでも推奨する回答がわかれることが多いようで、どのような状況でも第一志望だと即答すべきだという専門家もいれば、他に志望している企業があれば、正直に答えたほうがよいという方もいます。

大方の意見としては、前者の第一志望だと伝えた方がよいということになりますが、さらに面接官が納得できるような理由が必要となります。

どのような基準で企業を選び、なぜその会社を選んだのかしっかりと伝えるようにしましょう。

8.他社の選考はどこまで行っていますか?

質問の意図

これも第一志望に関する質問と同様で、応募者がどのような基準で企業を選んでいるのかを知ろうとするものです。ここで単純な知名度や企業ブランドだけで、これといった軸がない答え方をしてしまうと、当業界への熱意を疑われてしまう可能性もあります。

回答のポイント

安直な理由ではなく、きちんと自らの信念に基づいた企業選びをしていることをアピールするようにしましょう。

9.当社の業界を志望する理由は何ですか?

質問の意図

面接官は、自社の業界自体への興味や熱意を知るために、このような質問をしてくるケースがあります。当業界を選んだきっかけは、どんな小さな理由でも問題ないでしょう。事実、ほとんどの人が些細なきっかけから就職する業界を選択するにいたっています。

回答のポイント

最終的になぜこの業界を選択したのか、なぜこの業界でなくてはいけないのかについては、説得力のある説明が必要となります。当然ながら、事前の深い業界研究が必要となるので、就職活動準備の段階でしっかりとやっておきましょう。

人となり・自己分析に関する質問

10.あなたの強み・長所を教えてください

質問の意図

長所や強みについて質問してくる面接官は多いです。率直に「強みは何ですか?」と聞いてくる場合もあれば、さまざまな質問をするなかで、応募者の強みを見極めようとすることもあります。

回答のポイント

強みや長所について質問された際は、だれもがすぐに思いつくようなありふれた答え方は避け、しっかりと自分自信の経験や体験に基づいた具体例を入れることが重要です。

漠然とした回答は信憑性を疑われてしまう可能性があります。具体的なエピソードを交えながら、きちんと強みや長所を自分の言葉で伝えましょう。

11.あなたの弱み・短所を教えてください

質問の意図

強みや長所とは逆に、応募者がしっかりと自信を分析できているかを確かめるために、弱みや短所についてきかれるケースもあります。無難な回答をしたくなる気持ちはわかりますが、誤魔化してしまうのは逆効果になる可能性があるので注意しましょう。

回答のポイント

だれもが短所はオブラートに包んで遠まわしに伝えようとするものですが、面接官は応募者がしっかりと自身を客観視できるか確認しようとしています。

短所はだれにでもあるので、正直に伝え、要因をしっかりと分析する姿勢を見せた方がよいでしょう。そしてどうやってそこを改善していきたいかを論理的に伝えるようにしましょう。

12.趣味や特技はありますか?

質問の意図

趣味や特技に関する質問について、就活生の多くが感じてしまうのは「○○が趣味だと答えると印象が悪くなるのでは?」という不安です。そのため、なんとなく社会的にプラスのイメージをもたれている趣味や特技を想像で語ってしまうこともあります。

回答のポイント

趣味や特技は十人十色であり、面接官は趣味を採用の判断基準とすることはありません。重要なのは、どのような取り組み方をしていて、何を学んだかということです。

また、それを魅力的に相手に伝えられるかという点も評価しています。そういう観点から趣味や特技を伝えることが大事です。

13.周囲からどのような人だと思われていますか?

質問の意図

これも自己を客観視できるかどうかということと、他者の意見をしっかりと受け止められるかどうかを確認するための質問と考えられます。

回答のポイント

仕事において周囲とのコミュニケーションは不可欠であり、ときには厳しい意見や批判を受けることもあるでしょう。そういった意見をどれだけ自分の糧とできるかを見極めようとしているため、日ごろから周囲に自身のことを聞いておき、どこを伸ばしてどこを改善すべきか整理することをおすすめします。

14.学生時代に力を入れたこと・頑張ったことについて教えてください

質問の意図

就活生の多くは新卒の大学生ですが、学生時代に何をやっていたか聞かれることも多いです。「ガクチカ」などと略される場合もあります。

特に力を入れたことや何を頑張ってきたかを聞かれるケースが多く、これも自己PRと同じく、実際に入社した際に活躍してくれる人材かどうかを判断する要素となります。

回答のポイント

自己PR同様、面接を受ける企業がどういう人材を求めているかを研究し、そこに結びつけるかたちで学生時代の経験を語るとよいでしょう。こうあるべきだったという学生生活を想像で語っても、嘘を見抜かれてしまう可能性が高いので正直に説明するようにしましょう。

15.○○大学に入った理由はなんですか?また、なぜ○○を専攻したのですか?

質問の意図

大学生活に関しては、そもそも大学に入った理由について質問されることもあります。特に理系は具体的な研究内容について言及されることも多く、研究職などではそれが採用の判断に大きな影響を与えるケースもあるでしょう。

また、どれだけ真剣に勉学や研究に打ち込んだかを重視する面接官も多いです。

回答のポイント

端的に内容を答えるだけではなく、具体的にどのような取り組みをして、何を学んだのかを数字やデータを交えながら説明するとよいでしょう。

16.これまで一番嬉しかったことを教えてください

質問の意図

応募者がどのようなものに対して喜び、何がモチベーションになるのかを知るための質問といえます。それが入社後の仕事とリンクしているかどうかを問われていると考え、整合性のある回答をすることが求められます。

回答のポイント

逆にこれが企業の志望動機などとかけ離れてしまっていると、実際に入社した後に「思っていた職場と違う」と感じてしまう可能性もあります。このあたりは、たんに面接を通過するだけを目的とせず、自分自身としっかりと向き合ったうえで、正直に回答するのがよいでしょう。

17.これまでで一番大変だったことや、辛かったことについて教えてください

質問の意図

嬉しかったことや喜びを感じることとは逆に、これまで辛かったことや、苦労したことについても聞かれることが多いです。質問の意図としては、きつい状況をいかに対処し、どう乗り越えてきたかを確認する狙いがあります。

回答のポイント

まず、困難だった状況について説明し、それを自分がどう捉えて自分の問題点を見つけ出し、どういう解決策を立てて実行したかを短いストーリーとして語るのがよいでしょう。

失敗したり、困難を経験したりすることはだれにでもあります。失敗や困難をどのように解決したかにフォーカスを当てながら答えることが重要です。

18.苦手な方はどのようなタイプですか?

質問の意図

就活の面接において自分の苦手な人物や嫌いなタイプについて聞かれることは、意外に多いようです。苦手な相手と上手くコミュニケーションがとれるか、仕事をやっていけるのかをチェックされています。

回答のポイント

社会人として、苦手なタイプの相手と付き合うことは避けては通れないので、苦手なタイプの方にどう対処していくのかを問われていると考えましょう。

たんに苦手な相手のタイプを回答するだけでは不十分です。苦手である理由とともに、これまで苦手なタイプの相手といかにして上手く付き合ってきたのかを説明できるようにする必要があります。

面接でよくされる質問の傾向を掴み、効果的な自己アピールをしよう

何度も繰り返していることですが、重要なのは面接官の質問の意図を理解し、意図に沿った回答をすることです。そのためには、付け焼刃で答えるのでなく、事前の業界・企業研究と自己分析、そして限られた時間内で回答する練習が必要となります。

面接の結果は事前のシミュレーションと反復練習によって大きく変わるのは事実ですから、望みの企業に採用されるように、しっかりと準備をしておきましょう。

面接でのマナーについては次の記事で解説しているので参考にしてください。

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転職活動への準備も万全にしておこう

転職活動では、転職サイトを選ぶだけでなく入念な事前準備をしておくことがおすすめです

まずは転職に最適な時期を把握し、自身の年齢や職業に合わせたサイトに登録、履歴書や職務経歴書の準備をして、面接マナーなどを知っておきましょう。

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