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2018-04-06

不動産業界向けERPまとめ | 課題と解決策・導入事例

企業の業務プロセスを改善し、効率的な経営を実現するERPについて、特に不動産業界における導入の有用性について解説します。現在、不動産業界が抱える課題や、それがERPの導入によってどう解決されるのか、事例を交えて説明します。
データ分析ERP(基幹システム)
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ERPは業界や業種を問わず、多くの企業で導入され、確実に成果を上げています。

その中で日々大量の賃貸物件の管理を行う不動産業界では、統一されたシステムによる業務運営は経営の安定に大きく寄与することになるため、これまで自社システムで業務を運用していた企業も続々とERPの導入を始めています。

そこで、ERPの基本的な説明から不動産業界でERPの導入が進んでいる背景や、有用性について解説していきます。

ERPとは

本来ERP(Enterprise Resources Planning)とは、企業のもつ経営資源(人・物・資金・情報)を自社に適した配分にすることで生産性を向上させ、長期的な売り上げにつなげる活動のことをいいます。

ただし近年は、その目的のために企業が導入する「基幹系システム」のことを指すケースが多くなり、企業の業務を支える重要なシステムをいいます。

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不動産業界のためのERPとは

近年は不動産業界においてもERPの導入が盛んであり、独特の業務プロセスと人事制度に特化した便利な機能を搭載したシステムも登場しています。

賃貸契約や物件の売買にまつわる管理機能を中心に、業界独特の業務を前提とした設計がなされており、大規模なカスタマイズをしなくても、自社業務に合致したERPの導入ができるようになっています。

また、以下の記事ではERPの歴史についても触れています。ぜひご覧ください。

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不動産業界が抱える3つの課題背景

ERPを導入する不動産業者が増加している背景として、不動産業界が抱える情報システムの課題が存在することが指摘されています。特に以下の3点が挙げられるでしょう。

業務プロセスの見直しが行われにくい

不動産業界は、他の業界に比べ古くから続いている商的慣習や仕事の流れが重視される傾向が強く、業務プロセスの抜本的な見直しが行われず、効率化が進んでいないという特徴があるといわれます。

そんななか、顧客がインターネットを通じて不動産に関する情報を自由に得られるようになり、物件を厳しく選別するようになったこと、そして住宅の長寿命化が進んでいることによる物件数の増加で競争が激化し、これまで業務プロセスの見直しが行われにくかった不動産業界にも変革が求められるようになってきました。

マンパワーに依存した業務

不動産業界ではスタッフの手作業による業務運営が常態化しており、業務の自動化が進まないことで非効率な面が残っていました。この点においても、昔ながらの習慣の影響が強かったわけです。

しかし不動産の金融商品化の活況などを背景に、現場では、よりシステマチックな業務運営のニーズが高まり、各事業部門主導で業務の個別最適化を図ろうとする動きが高まってきました。ERPの導入によってマンパワー依存型からの脱却を目指すケースが増えてきたわけです。

既存システムの老朽化

不動産業界では、メインフレームや、オフィスで日常的に使用するコンピュータを中心とした基幹系システムが軒並み老朽化してきたことも、ERPの導入に拍車をかけています。

また、業界全体を通じてIT戦略の抜本的な改革も課題になっており、情報をいかに効率的に活用するかが企業の業績に直結する傾向が強くなっています

そこで多くの不動産業者が、ERPの導入によってスピーディーな事業展開を実現したり、ブランド力の維持や向上に努めたりするケースが増加しており、情報活用による競争力の強化を目指しています。

不動産業界における情報管理上の改革課題

こういった業界全体の傾向もあり、多くの不動産企業では情報管理上の改革が喫緊の課題とされています。特にIT部門は変化する経営環境への対応が求められており、主に以下の4点における改革が指摘されています。

情報セキュリティの強化やモバイル機器への対応

昨今の個人情報保護や不正アクセス防止などの情報セキュリティへの意識の高まりを受けて、システムのセキュリティの強化や定期的な診断の実施を徹底する必要性が指摘されています。

また、スマートフォンやタブレット端末の普及により、顧客がパソコンだけではなくモバイル機器で不動産物件を検索する比率が高まっているため、そういった環境に対応できる情報基盤の整備も求められます。

顧客対応力の向上

インターネットの普及により、顧客は自ら不動産物件を調査し、自分が本当に必要としている物件かどうかを厳しくチェックするようになっています。

そこで、顧客に対して有益な情報を提供することでロイヤルティを高める手法や、ブランド力の向上を目的としたCRMシステムの導入や最新の技術を活用した販促、マーケティング力の強化が求められるようになっています。

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情報共有と業務プロセスの効率化

不動産業界は全国に店舗や営業所を展開している企業が多く、他の業界以上に相互の情報共有が求められる傾向があります。そこで部署や部門ごとに独立して運用されていたデータの見直しや、重複した機能の整理・統合を実施することで、効率的で無駄のない情報活用の体制作りが必要とされています。

また、事業部ごとにバラバラだった業務プロセスを改革し、企業グループ全体の生産性を向上させる施策も検討されることが増えてきました。

情報活用システムの改善

自社で扱っている不動産物件に関する情報や、顧客の動向、全国的なトレンドに関する情報を的確に掴み、実際の経営に反映するための体制作りも求められています。

ただし一般的な傾向として、不動産業界では一からシステム改革案を立案できる人材を抱えている企業は多くありません。そこでERPを導入することで情報活用システムを抜本的に構築し直し、マンパワーの不足を技術で補う体制を整えることが必要とされるケースが増えています。

ERP導入の3つのメリット

上述のような改革を実現していくために、多くの不動産業者がERPの活用を始めています。以下ではERPを導入するメリットについて、代表的なもの3点ピックアップして説明します。

日常業務の効率化

ERPの導入により、日常業務の効率を向上させ、より生産性の高い仕事にスタッフの時間を使うことが可能になります。

特に企業の規模が大きくなると、顧客情報の入力や会計業務、あるいは経費精算業務などの作業に時間を取られ、顧客対応やサービスの向上といった長期的な利益につながる活動に時間を割くことが難しくなります。

ERPは、こういった雑務を限られたマンパワーでも効率的に完遂できるような機能を多く搭載しています。

業務を標準化しクオリティを底上げ

これまで成果物にばらつきが出ていた業務を標準化し、全体的なクオリティの底上げを図ることが可能になります。特にデータ入力など属人化しがちな業務は、作業をするスタッフによって成果物の質に差が出やすい傾向があります。

ERPによって、そういった業務を誰が行っても一定以上の品質が出るようにサポートさせることができます。

経営がスピードアップ

経営に必要な情報を整理・統合し、経営層がリアルタイムに自社の状況を把握できる体制が整えられることもERP導入のメリットです。

特に不動産業界は自社の扱う物件情報を頻繁に更新し、活用していく必要があります。ERPによって、そういった情報を各部署・各営業所が即座に把握できる環境を整え、必要に応じて改善を加えることで経営のスピードアップをはかることが可能になります。

また、以下の記事ではERP導入のメリット・デメリットについてより詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

ERPとは | 導入のメリット・デメリット | おすすめ製品一覧&システムを徹底比較! | ボクシルマガジン
ビジネスマンなら知っておくべきERPの総まとめ!ERPとは?導入のメリット・デメリットは?オススメのツールは?各シ...

ERPの導入事例

続いて、実際にERPを導入して効果を挙げた事例をいくつか紹介します。

マンション管理業者の事例

あるマンション管理会社では、自社で開発した管理システムを長く使用していたため、多くの機能が業界の標準では時代遅れの状態でした。また、それぞれの部署の管理システムと全社的な会計システムとの連携がとれておらず、作業効率が悪くなっていました。

そこでERPパッケージを全社的に導入し、各システムの連携を蜜にすることで業務の効率化を図り、最終的にユーザーサービスの向上を実現しました。ERPは常に最新の状態へとバージョンアップされるため、業界のニーズを反映した機能を存分に活用できます。

大手不動産会社の事例

某大手不動産会社では、より顧客満足度の高いサービスを提供するために各部門のチームの連携を強化し、より効果の出る営業活用やプランニングを実践することが急務となっていました。しかし、そのための顧客情報を効率的に活用し、チーム内で共有するシステムが存在しませんでした。

そこでERPの導入によって各部門のバラバラに存在していたデータを統合し、日々の営業活動の効率化とスピードアップを実現に成功しました。さらにスマホやタブレットなどのモバイル機器を活用することにより、外出先でも会社のシステムを利用できるようにし、顧客の要望をすぐに情報として入力可能にすることでロイヤルティを高めることができました。


以上で紹介した以外の導入事例はこちらで紹介しています。

ERPの導入事例 | 種類とメリット・オンプレとの比較・クラウドが選ばれるワケ | ボクシルマガジン
ERP導入事例を徹底解説。変化の激しい市場経済の中、企業が生き残っていくためにビジネスを加速させるには、クラウドE...

代表的ERP2選

最後に、数あるERP関連システムのなかでも、特に不動産業界におすすめのものを紹介しておきます。

また、本記事で紹介しきれなかったERPの詳細は以下からご覧になれます。

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業務の発生時点で情報がリアルタイム更新されるため、管理者は迅速な状況把握が可能となり、収益率の向上に寄与します。

ERPの導入によって情報管理上の課題を解決する

ERPに関する基本的な説明から、不動産業界におけるERP導入の有用性まで解説してきました。今やERPは業界・業種にかかわらず、すべての企業がもつITの課題を解決してくれるソリューションとして認知されています。

全社的に統合されたシステムを導入することで経営基盤が強力となり、これまで解決できなかったような課題も解決可能になることでしょう。特に不動産業界のように情報が物を言う仕事では極めて有効なシステムなので、ぜひ導入を検討してみましょう。

また、以下の記事では最新のERP動向や本記事で取り上げたシステム以外についても解説しています。ぜひご覧ください。

ERPシェア・市場規模 | 世界調査と国内最新動向・注目クラウドサービスも紹介 | ボクシルマガジン
クラウドERPが大きな注目を集め、企業の基幹システムとして不可欠なものとなりましたが、その市場規模やERPシェア・...

また、以下の記事ではERPを導入する際の手順について解説しています。ぜひご覧ください。

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