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出荷管理システム比較7選!おすすめサービス・業務内容・導入事例

最終更新日:(記事の情報は現在から94日前のものです)
出荷管理における在庫管理などの業務内容について解説します。 また、実際にECサイトによって問題を解決し、業務を効率化したシステムの導入事例も紹介します。これから出荷管理システムの導入を検討している企業の方は必見です。

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ECサイトの出荷管理業務とは、どのようなものか知っていますか?Excelといった表計算ソフトを使って、出荷管理業務を自社で行っている企業も多く存在しますが、最近では出荷管理システムを導入する企業が増えています。

そこで本記事では、出荷管理の業務内容・導入事例について解説し、さらにおすすめの出荷管理システム6選を紹介します。

出荷管理に役立つ生産管理や販売管理について、さらに詳しく知りたい方は次の記事を参考にしてください。

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出荷管理システムとは

出荷管理システムとは、資材や商品といった在庫の数や、入庫から移動、出荷までをまとめて管理できるシステムのことです。在庫管理の効率化や入出庫管理業務の自動化により、業務を大幅に省力化できます。

Excelや紙を使ったアナログな管理方法では、現場と連携するのは難しく、繁忙期はとくにネットショップの在庫状況とのズレや、誤発送といったミスにつながりやすくなります。しかし出荷管理システムでは業務の自動化やハンディーターミナルによる棚卸で、膨大な作業も楽にさばけて、ヒューマンエラーも軽減できるでしょう。

出荷管理システムを導入するメリット

出荷管理システムの特徴・メリットとしては、在庫の適正化や出荷指示の効率化、出荷までの時間短縮などが挙げられます。

在庫の適正化

出荷管理システムを導入すると、簡単にリアルタイムで在庫状況が把握できるため在庫の適正化ができます。出荷管理システムでは、ハンディーターミナルやバーコードにより、効率的かつ正確に棚卸業務が可能です。記録されたデータはパソコンに転送され、データが即座に自動計算されるため、一目でリアルタイムの在庫数が把握できます。

またどの程度の頻度で商品や資材が出荷されているかもわかるため、入荷すべきタイミング・数もわかりやすいでしょう。これにより、欠品による機会損失や余剰在庫をなくせます。さらにECカートシステムやEC一元管理システムと連携できるシステムであれば、複数の通販サイト・店舗をまたいで在庫状況が把握可能です。

出荷指示の効率化

出荷管理システムでは、出荷に関するさまざまな業務を自動化できるため、出荷指示の効率が上げられます。具体的には、注文データを反映させた出荷指示書や納品書、送り状といった書類の自動作成が挙げられます。

また商品の種類やピッキング数といった出荷指示は、ハンディターミナルやスマートフォン端末からいつでも確認可能です。そのため商品の取り違え事故や、誤発送を未然に防止できます。くわえて効率が上がることで、ギフトのラッピング対応といったオプションを追加しやすく、サービスを充実させられるでしょう。

出荷までの時間短縮

通常商品を受注してから発送するまでには、ある程度時間はかかりますが、出荷管理システムを導入すれば、出荷までにかかる時間を大幅に短縮できます。アナログな管理をしていた場合、受注データの入力や納品書・受領書の作成を人力で行い、さらに内容に間違いがないかチェックするためどうしても時間がかかります。

しかし出荷管理システムでは、すべて一元管理されているため、受注データを入力したあとは自動転記されて書類が作成されるため、大幅に時間短縮が可能です。またECサイトとの連動ができれば、受注データの入力すら不要です。

出荷までの時間が短縮されれば、顧客を待たせることがなくなるため、顧客満足度の向上につながり、リピーター獲得にも期待できるでしょう。

出荷管理システムの選び方

出荷管理システムを選定する際は、次の流れで確認しましょう。

  • 出荷管理システムの導入目的を確認する
  • 出荷管理システムの機能を確認する
  • 出荷管理システムを導入する際の注意点を確認する
  • 出荷管理システムの料金・価格相場を確認する

出荷管理システムの導入目的を確認する

出荷管理システムの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。

導入目的 詳細
販売管理業務を効率化したい 顧客情報管理機能や送り状作成機能、スケジュール機能に特化した出荷管理システムがおすすめ
在庫管理を適正化したい ロケーション管理機能やアラーム機能、在庫予測機能に特化した出荷管理システムがおすすめ
ECサイトでの出荷管理を効率化したい ギフト対応機能や、返品・交換管理機能、自動再注文機能に特化した出荷管理システムがおすすめ

出荷管理システムの機能を確認する

出荷管理システムでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。

【基本的な機能】

機能 詳細
在庫追跡・検索機能 在庫レベルをリアルタイムで追跡し、正確な情報が確認できる。ミスや疑問点があった場合は、検索機能で入荷の履歴といった詳細データを確認できる。
ロケーション管理機能 商品にバーコードやQRコードをつけることで、アプリから商品の保管場所が把握できる機能、ピッキングの効率が上がりミスも減る。
アラーム機能 設定した在庫数を下回った場合にアラームで通知してくれる機能、出荷ミスといった重要情報の通知も可能。
顧客情報管理機能 顧客の住所や名前、注文履歴などを一元管理できる機能、顧客から問い合わせがあった場合、スムーズな対応ができる。
検品機能 アプリのカメラやハンディターミナルでバーコードを読み取り、入荷検品できる機能。検品を効率化し、在庫情報の追加も同時に行える。
返品・交換管理機能 顧客から返品・交換が要求されたものを一元管理する機能、受け入れや再出荷といった業務を効率化できる。
ラベル発行機能 商品に貼りつけるバーコードやQRコードを作成し、データをプリンターに送って印刷できる機能、商品の識別や追跡がしやすくなる。
スケジュール機能 出荷のタイミングやワークフローを最適化し、より効率よく出荷できるようサポートする機能。
送り状作成機能 配送を依頼する各運送会社ごとの送り状を自動で作成できる機能、送り状作成を効率化できる
送り状検品機能 送り状と出荷指示書のバーコードをスキャンし、商品の送付先に間違いがないか確認する機能、誤発送や情報漏えいのリスクを減らせる。
レポート作成機能 在庫の増減や出荷数、売上データなどの情報を収集・分析し、レポートを作成する機能、在庫管理や出荷業務の改善点が見つけられる。

【特定の課題・用途・業界に特化した機能】

機能 詳細
ギフト対応機能 納品書の金額を非表示にすることや、納品書を同梱しないようにできる機能。
出荷のグループわけ 出荷を顧客情報や商品でグループにわけて管理できる機能、商品数や出荷数が多い場合に管理がしやすくなる。
自動再注文機能 在庫が一定の数以下になった場合自動で再発注される機能、発注の漏れをなくせる。
在庫予測機能 過去の在庫数変動やトレンド情報などをもとに、将来的な在庫需要を予測してくれる機能、より在庫の適正化が目指せる。

出荷までのリードタイムを短くしたい場合は、スケジュール機能や送り状作成機能のあるサービスがおすすめです。少ないスペースで効率的に在庫管理したい場合は、ロケーション管理機能や在庫追跡・検索機能があるサービスを選びましょう。

出荷管理システムを導入する際の注意点を確認する

出荷管理システムを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。

確認事項 詳細
外部システムとの連携 出荷管理システムは、ERP(基幹システム)や受発注システム、入出庫管理システムと連携することで、より幅広い業務を効率化できます。これらのシステムをすでに導入している場合、連携ができるか確認しましょう。
導入形態 オンプレミス型とクラウド型があるため、どちらが自社に適しているか考えましょう。オンプレミス型は自社サーバーに構築するタイプで、クラウド型はインターネットを通じてシステムをレンタルするタイプです。現在の主流はクラウド型です。
自社の商材管理に適しているか 在庫管理は、自社の管理状況に適した機能があるかが重要です。複数の倉庫を管理している場合は統合して管理できるか、食品や医薬品を管理する場合は、有効期限管理ができるか、といったように選びましょう。
検品・棚卸方法 検品・棚卸が効率的にできるかもチェックしましょう。ハンディーターミナルを使い、バーコードやQRコードで管理できれば業務効率が向上します。またスマートフォンアプリのカメラ機能で検品・棚卸ができれば、より手軽に導入しやすくなります。
セキュリティ対策 クラウド型の場合は、どういったセキュリティ対策をしているかも重要です。インターネットを介してデータをやり取りするため、サイバー攻撃にきちんと対策がされているかを確認してください。

出荷管理システムの料金・価格相場を確認する

出荷管理システムの料金は、基本的に月額固定費用タイプですが、出荷件数や受注件数が上限を超えると従量課金が発生するサービスも存在します。必要な機能と要件が搭載されているサービスの料金を確認しましょう。

初期費用は10万~20万円、月額費用は2万~10万円程度が相場です。どの料金プランを選ぶか、何人で管理を行うか、受注件数は何件かによっても料金は大きく異なり、サービスも高いものと安いもので差があります。必ず事前に見積もりを依頼して、自社が使う場合はいくらになるか確認しましょう。

出荷管理システムおすすめ比較7選

クラウド型(SaaS)を中心に、出荷管理におすすめのシステム・ソフトを比較紹介します。口コミ・評判もあわせて紹介しているため、今後出荷管理システムの導入を検討している企業の方は、サービス探しの参考にしてください。

mylogi - アートトレーディング株式会社

  • 商品在庫管理から入出荷管理まで一元管理
  • バーコードによる管理で在庫誤差や誤出荷を防止
  • 多品種小ロット、個人単位への発送を行うEC運営におすすめ

mylogiは、商品管理から受注、在庫、出荷、配送まで管理できるEC特化型物流システムです。オーダーマネジメントシステムと倉庫管理システム一体型のシステムのため、EC事業者と倉庫事業者で共通のシステムを利用できます。

Shopifyや楽天、ECカートとのAPI連携により受注や在庫情報を取り込め、商品の出荷を自動化可能です。検品パッキングリストや配送伝票などの出力に対応でき、入出荷時のバーコード検品にも対応しています。

コマースロボ - 株式会社コマースロボティクス

  • ロボット機能で受注処理を自動化
  • 複数のECカート/モール、宅配会社、後払い会社とデータ連携
  • データ変換、同梱処理などの煩雑な作業も自動化

コマースロボは、受注から出荷までの処理を自動化できる特許取得済のEC自動出荷管理システムです。複数のロボット機能を内蔵し、注文確認や発送通知メール送信、住所チェックなど受注処理を自動化できます。

ダッシュボード上で入出荷や在庫状況、返品業務の進捗を確認でき、在庫アラート機能も搭載しているため、在庫不足商品の管理にも役立ちます。

ロジクラ - 株式会社ロジクラ

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  • EC出荷作業を大幅に削減
  • 作業をクラウドで一元管理
  • 商品画像を見ながらピッキング

ロジクラは、商品画像を見ながらピッキングできる小規模なECサイト向けの在庫管理システムです。商品を確認しながらピッキングできるため、商品の取り違えを未然に防げます。

またフリーローケーションや複数拠点にも対応しており、在庫管理の適正化を図れます。世界最大級のECプラットフォーム「Shopify」とAPI連携しているため、これまで以上に検品作業をはじめ物流作業を効率化できるようになりました。

キャムマックス - 株式会社キャム

  • 在庫管理ソフトのような手軽さ
  • 受注から財務会計まで一気通貫
  • 申し込みから短期間で利用可能

キャムマックスは、Webブラウザで利用できる小規模事業者向けの、クラウド型ERPです。販売管理ソフトや在庫管理ソフトのような手軽さで、ERPを利用できます。一方ERPシステムではあるため、受注から財務会計まで一気通貫でサポートしてくれ、企業全体で業務効率を向上可能です。

業種にあわせた料金プランが用意されているため、製造業や小売業、卸売業など幅広い業種の企業が短期間でシステムを導入できるでしょう。

世界No.1のクラウドERPシステム 「NetSuite」(在庫管理) - Shearwater Japan

  • 世界中に普及しているクラウドERPソリューション
  • 販売に関する幅広い情報の管理が可能
  • eコマースの総合プラットフォームを提供

NetSuiteは、世界中で普及しているクラウドERPソリューションです。企業は業務に集中できるようになり、迅速かつ的確な新たな市場機会への対応が可能です。拡張性に優れた経営管理システムのため、企業の成長にあわせて機能を追加やカスタマイズができます。

出荷管理に関しては、受注管理やサプライチェーン管理、在庫管理、生産管理など販売に関する幅広い情報の管理が可能です。またBtoBの販売・購入ニーズ向けに、特別に設計されたeコマースの総合プラットフォームを提供しているため、顧客体験の革新を推進できます。

TECHS-S - 株式会社テクノア

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  • 個別受注型に特化した生産管理システム
  • バックオフィス業務の自動化
  • 進捗・納期管理の強化と原価低減効果

TECHS-Sは、個別受注型の機械・装置業といった製造業向けに開発された、 中小中堅企業のための生産管理システムです。バックオフィス業務の自動化や進捗・納期管理の強化ができるため、在庫管理を適正化させ、原価を下げる効果が期待できます。

クロスマ

  • 併売に必要な幅広い作業を“ほぼ全自動”で完結
  • 販売手数料が安い
  • ライバル不在の商品群多数

AMAYAFU!(アマヤフ!)は、AmazonとYahoo!ショッピング併売に必要な、幅広い作業を“ほぼ全自動”で完結できるシステムです。無駄な作業コストをかけずに売上や利益率、在庫回転、キャッシュフローを最大化できます。

※「AMAYAFU!」は、「クロスマ」にリブランディングしました。

出荷管理システムの導入事例

出荷管理システムの導入事例を紹介します。実際にどのような課題を解決したのか、具体的な会社名を挙げて紹介するので、現在出荷管理システムの導入を検討している企業の方は、こちらの例を参考にしてください。

はぐくみプラス:業務量が約2分の1に

会社名:はぐくみプラス業種:通信販売
事業内容:健康食品の販売

課題

以前は電話を使った注文入力機能に特化したシステムを利用していましたが、売上が増えるにつれて配送業務が複雑化してしまい、人力での手作業に時間とコストがかかっていました。

効果

たまごリピートを導入後、配送する注文データを自動で出力できるようになり、導入前より全体の業務量を約2分の1に減らせました。さらに、正確な数字で売上分析できるようになり、より効率的な売上管理ができるようになりました。

ウエルネス・ラボ:出荷量が導入前の30倍になった

会社名:ウエルネス・ラボ業種:通信販売
事業内容:健康食品の販売

課題

以前は、注文管理をExcelで行っていたため、定期的な購入注文の管理が煩雑であり、顧客側が指定できる到着日は月に3回ほどしかありませんでした。そのため、出荷業務に時間を奪われ、広報や販促に注力できませんでした。

効果

たまごリピートを導入したことによって、定期購入の注文管理にかかる工数が減り、空いた時間を有効活用して販促活動を実施した結果、現在の出荷量は導入前の30倍になりました。また、到着日に制限がなくなり顧客獲得の拡大につながりました。

システム導入で効率的な出荷管理を

出荷管理システムは、在庫管理の適正化や出荷指示の効率化といったメリットがあり、出荷業務や在庫管理に時間がかかっている企業におすすめのサービスです。選定の際は次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。

  • 出荷管理システムの導入目的を確認する
  • 出荷管理システムの機能を確認する
  • 出荷管理システムを導入する際の注意点を確認する
  • 出荷管理システムの料金・価格相場を確認する

出荷管理システムのサービスをより深く検討したい方は、サービス資料を請求し比較するとよいでしょう。

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