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英語の資格28選 | 就職や転職、留学など目的別に徹底比較

最終更新日:(記事の情報は現在から2015日前のものです)
就職や転職、そして留学に役立つ英語資格について、TOEICをはじめとした定番資格からより専門的で難易度の高いものまで幅広く紹介していきます。英語力に自信がある人は、ぜひ取得して就職活動を有利に進めましょ

どんな英語系の資格がある?

英語系の資格を大きく目的別に分けると、まずビジネスに利用できるものと、留学に活かせるもの英語圏への移住に活かせるものの3種類に分けられます。

詳しくは後述しますが、たとえばビジネスに活かすなら定番のTOEIC、留学ならTOEFL、就活・転職なら英検、移住ならIELTSといったように、目的別に取得すべき資格が違っています。

そのため、まず自分が英語を使って何をしたいのか、何を目指すのかを明らかにする必要があり、それにしたがって取得すべき資格や取るべき理由を自分なりにはっきりさせることが重要です。

資格を取るべき理由

資格の具体的な紹介をする前に、まず資格を取るべき理由を明確にしましょう。英語の資格を取得するメリットとしては、以下の点が挙げられます。

就職・転職でアピールできる

英語資格の取得を目指す人の多くが、それによって就職や転職を有利に進めたいと考えています。

特にビジネスシーンで英語を多用する職種では、TOEICで一定のスコアがなければ応募できないようなものもあるため、就職・転職でアピールするために、必要な資格を取得するケースが多いです。

昇進しやすくなる

昇進の一つの指標として、試験のスコアや結果を参考にしている企業もあります。

そのため、自分のキャリア構築のために一定のスコアを目指してTOEICなどを受験する人も少なくありません。特に外資系企業などでは、わかりやすい昇進指標として、試験のスコアを挙げているケースもあります。

奨学金の取得がしやすくなる

留学のための奨学金を取得するのに資格が役立つことがあります。

語学力によって奨学金の額が取得のしやすさが変わることがよくあります。そこで、TOEFLなどのスコアを海外留学際に、取得するケースが多くあります。

特に大学の外国語学部などでは、資格を指標とする傾向が強いようです。

就職・転職におすすめの資格2選

それでは、まず就職や転職におすすめの資格から紹介していきます。

英検(実用英語技能技能検定)

英検は日本でもっとも有名な英語資格でしょう。年間230万人もの人が受験するといわれており、その規模や受験年齢の範囲において国内最大となっています。

海外留学における語学力の証明資格としても認定されており、アメリカやオーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどの教育機関で認められています。

リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングのそれぞれの技能について測定され、文科省公認の認知度・信頼性ともに高い資格です。受験料も安く、もっとも受けやすい試験のひとつといえるでしょう。

TOEIC

社会人が受験する英語資格としては、認知度と人気どちらもナンバーワンの資格がTOEICです。世界150か国以上で実施されており、合否ではなく10~990点までのスコアで評価されます。

ビジネスシーンで英語を必要とする企業の多くが採用基準としても取り入れているため、就職や転職を有利に進めるために受験する人も多いです。

一般的にビジネス向けとして知られてはいますが、日常会話で頻出する表現がよく出題され、実践的な英語能力の証明ができます。

留学・進学におすすめの資格3選

次に、留学や進学を有利に進めるための資格です。

IELTS

IELTS(アイエルツ)はイギリスの公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシルが保有する資格で、海外移住や留学に必要な英語力を証明するための試験です。

主にイギリスやオーストラリア、カナダに移住するための英語力の証明として必要とされ、これらの大学の多くがTOEFLの代替としても導入しています。

試験はリスニング、ライティング、リーディング、スピーキングの4つで、特にリーディングやライティングには2種類の試験があり、用途によって選びます。

TOEFL

TOEFL(トーフル)は「Test of English as a Foreign Language」の略であり、英語を母国語としない人の英語能力を測定するテストで、主にアメリカやカナダの大学・大学院、専門学校に入学を望む際に必要となります。
現在、130か国で10,000 以上の教育機関に認められている最大級の英語資格です。

出題範囲もよりアカデミックで難易度の高めのものが出題される傾向が強く、特に英語圏の大学などに留学を希望する場合、最低でも61点以上が必要とされています。

GTEC

ベネッセコーポレーションが実施している英語技能検定です。民間企業が主催しているため、上述のTOEFLやIELTSに比べると規模は小さく、受験者数も多くはありませんが、小学生~中学1年生向け、中学生・高校生向け、大学生・社会人向けとそれぞれの年代別の英語力を詳細に測定するのに有効です。

特に全国の中学・高校で多く導入されており、受験者数がナンバーワンとなっています。そのため、大学や短大の入試で活用できます。

スキルアップにおすすめの資格16選

続いて、スキルアップに活用できる英語資格を簡単に紹介します。

国連英検

国連の普及活動を担う日本国際連合協会が主催する試験で、高校卒業資格の認定や警視庁などの公的機関の採用評価の基準としても認定されているほか、一部の大学の単位認定基準にもなっています。

観光英検

観光英検は、平成元年から開催されている全国語学ビジネス観光教育協会が主催する英語資格で、外国人を案内するのに必要な英語力や技能を証明するためのものです。1級は異文化の説明や海外で添乗業務ができる程度の英語力が要求されます。

日商英語ビジネス英語検定試験

日本商工会議所および各地商工会議所が実施する英語検定試験です。英語力とビジネス知識を合わせた総合スキルが求められます。

ケンブリッジ英語検定

世界最高峰のケンブリッジ大学が主催している、ヨーロッパを中心に世界的に有名な英語試験です。イギリスの大学・大学院に留学する場合、有利になるケースもあります。

PTA academic

主に海外の大学などに進学・留学する人を対象とした新しい英語検定です。TOEFLやIELTSと並ぶ試験として、多くの教育機関に認可されています。

CASEC

英語のコミュニケーション能力を判定するテストです。個人のスキルに合わせてテスト問題が変化するコンピューター式の試験のため、これまでのペーパーテストに比べて短時間かつ正確な測定が可能になっています。

工業英検

日本工業英語協会が実施している工業英語に特化した検定です。研究者や技術者、理系の大学生や大学院生など、主に科学技術分野を目指す人が受験します。

TEP TEST

1984年にミシガン大学と日本テクニカルコミュニケーション協会によって、日本人の実務分野における英語コミュニケーション能力を測定するために開発されました。国際ビジネスに必要な実務英語の活用能力を記述式で測ります。

TOPEC

プロフェッショナル・イングリッシュ・コミュニケーション協会が主催する専門的な職業分野(現在はITとエンジニアリング)において求められる英語コミュニケーション能力や、現場で必要とされる専門用語の理解を測定するのに特化した検定試験です。

BATIC(国際会計検定)

東京商工会議所が主催する英文会計と国際会計理論の理解度を証明する検定です。英文簿記や米国会計基準・IFRSに関する知識の習得、財務諸表の日本基準への組み換えなどの能力が測定されます。

貿易実務検定

日本貿易実務検定協会が実施している検定試験で、貿易実務に従事する際に必要とされる知識や貿易実務英語の知識を測定するものです貿易実務の仕事を目指す学生だけでなく、すでに実務経験がある人にも人気のある検定です。

CGFNS

CGFNS(外国看護学校卒業生審議会)は、アメリカの各州がそこで看護師として従事する際に要求している知識やスキルをもっているかどうかを審査する団体です。アメリカで看護師をする場合、英語ネイティブ以外は必ず受験が必要です。

CBS(国際秘書)検定試験

CBS(国際秘書)検定試験は、日本語と英語をともにコミュニケーションの手段として使いこなし、秘書としての実務処理能力と人間性ともに優れたオフィス人材の育成を目的としています。プライマリー試験とファイナル試験の2段階で構成されています。

米国上級秘書資格

オフィスプロフェッショナルを認定する国際資格で、英語力に加えてビジネスシーンでのコミュニケーション能力や、会計、IT、情報セキュリティといったビジネススキルも問われます。主に外資系企業で秘書として働きたいという人におすすめの資格です。

英単語検定

日本英会話協会が主催している英単語能力のみを測定する検定試験です。一般に単検と呼ばれており、英語の語彙力の強化のために、主に学校で学ぶ単語をベースとした試験が受けられます。

発音検定

国際英語発音協会が主催している英語の発音を測定するためのもので、2012年に発足したばかりの検定試験です。いかに多くの聞き手にとってわかりやすく発音されているかを測定されます。

通訳・翻訳におすすめの資格7選

次に、通訳や翻訳の職に就きたい人のための資格です。

通訳案内士試験

外国人観光客のガイドをする際に必要な能力を測る試験です。この資格なしにビジネスとして外国語のガイドをすることは禁じられているため、この職に就きたい人にとっては必須の資格となります。

JTFほんやく検定

JTFほんやく検定は、実務翻訳の実践的な技能を測る検定試験で、実際のビジネス環境において、いかに早く正確に翻訳が可能かを測定されます。すべてオンラインで自宅からでも受験が可能です。

翻訳実務検定

一定以上の翻訳スキルと、限られた時間内で正確に翻訳する能力を認定する試験で、インターネット上で受験できます。受験言語は英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、スペイン語、中国語、韓国語で、3級以上の認定者はサン・フレアに登録され「翻訳実務士」として活躍できます。

JTA公認翻訳専門職資格試験

旧労働省の認定資格である「翻訳技能認定」のバージョンアップ版として2008年に新設された資格です。「翻訳文法技能試験」「翻訳専門技能試験」「翻訳IT技能試験」「翻訳マネジメント技能試験」の4科目があります。 

ビジネス英語翻訳士検定試験

ビジネスの現場で通用する翻訳力を測る試験で、クライアント企業に対して実務レベルの翻訳ができることを証明するのに役立ちます。英和翻訳と和英翻訳の2部構成となっています。

知的財産翻訳検定

日本知的財産翻訳協会が2004年より実施している知的財産に関する翻訳試験で、主に特許明細書などの知的財産に関する翻訳能力を客観的に測るための試験です。すでに知財翻訳実務に携わっている人から、学習者まで幅広く受験しています。

ビジネス通訳検定

TOBISとも呼ばれ、特に企業やNPOなどの団体に所属して通訳業務を行う人のための試験です。通訳スキルに加えてビジネスに関する総合的な知識も問われます。逐次通訳試験と同時通訳試験の2種類があります。

効率的に合格するためのポイント

英語に関する資格を一通り紹介したところで、最後に効率的に資格試験に合格するためのポイントについて簡単に説明しておきます。

スケジュールを立てる

どんな資格試験であっても、学習のスケジュールを立てることは必須です。試験日から逆算してどういう準備がいつまでに必要かを明確にし、スケジュール表に記載しておきましょう。

模試などを受けられる資格試験の場合は、模試の日程を基準に学習スケジュールを立てるのも有効です。

eラーニングの活用

eラーニングで学習できる資格の場合は、積極的に活用しましょう。スマホやiPadなどがあれば、自宅だけではなく外出先でもこまめな学習が可能になります。

どの部分に力点を置いて学習すればよいかが視覚的にわかるので、効率的に学習したい人には特におすすめです。

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通信講座を利用

通信講座が開設されている資格であれば、積極的に利用してみましょう。過去問を分析したうえで、試験のポイントや重視すべき箇所を教えてくれます。

特に初学者は闇雲に勉強するよりも、こういった講座を利用した方が合格率が高くなります。

効果的な教材探し

eラーニングや通信講座などが利用できない場合は、自分で効果的な教材を探すようにしましょう。
インターネットを利用し、資格の保持者がおすすめの教材を調べるとよいでしょう。

キャリアを考えた資格取得を

英語系の資格について、できるだけ多く紹介してきました。英検のようなだれでも知っている資格から、高度な職業資格まで幅広い資格があり、その難易度もさまざまです。

どの資格の取得を目指すにしても、自分のこれからのキャリアを前提とした取り組みが重要になります。

資格の取得を決意した際は、しっかりと計画を立てて効率的な学習を心がけましょう。闇雲に学習するのではなく、どこがポイントなのかを押さえつつ自分のペースで学習することが重要です。

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