オフィスカジュアルとは | メンズ向けビジネス服・着こなすポイント・注意点

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記事の情報は2020-04-08時点のものです。

オフィスカジュアルは、「ビジネスカジュアル(ビジカジ)」とも言われるビジネスで、特にIT系など自由度の高い業界では、オフィスカジュアルが定番となっています。 人気ブランドでも、ビジカジの基本アイテムの販売に力を入れるほど需要は高まっています。 オフィスカジュアルはコーディネートに悩む人も多いのですが、「ジャケット+シャツ+パンツ」など基本アイテムが決まっています。 本記事では、オフィスカジュアルの基本アイテムの紹介と注意点を解説しています。
オフィスカジュアルとは | メンズ向けビジネス服・着こなすポイント・注意点

オフィスカジュアル・ビジネスカジュアルとは

オフィスカジュアルとは、ビジネススーツよりカジュアルなスタイルのことで、男性の場合は「ビジネスカジュアル」と言われることもあります。

オフィスカジュアルは普通のスーツをドレスダウンした服装です。スーツと私服の中間の服装なので、上下色違いでもノーネクタイでも、ビジネスシーンに合えば「オフィスカジュアル」となります。

明確な定義がなく、カジュアルの許容範囲は業界によって、会社によって異なります。

オフィスカジュアル、こんな服装はNG

オフィスカジュアルでは、「不快感」を与える服装はNGとされています。迷いがちなオフィスカジュアルの服装ですが、まずはNGの服装を紹介するので参考にしてください。

ジーンズ・ジーパン

カジュアルの代表とも言えるジーンズは、元々カジュアルとして広く認知されているので、オフィスカジュアルには向きません。

しかし最近では、ダメージジーンズでなければOKの会社もあります。そういった会社はカジュアルの許容範囲が広い会社です。服務規程や会社の社風、自由度の高さなどに合わせて選んでください。

オフィスカジュアルの場合は、チノパンやスラックスがオフィスカジュアルのボトムスとして、よく着用されています。チェックの柄物を合わせてもオシャレなオフィスカジュアルになります。

襟なしのトップス

襟なしのトップスは失礼だと捉えられるので、Tシャツやパーカーなど襟がないトップスは避けたほうが無難でしょう。

代わりのアイテムとしては、襟のあるYシャツやポロシャツがおすすめです。どうしてもTシャツやニットなど襟なしのトップスしかないときには、ジャケットを合わせる着こなし方もありますが、取引先で暑くても脱げなくなるので、注意してください。

カジュアル過ぎるもの

前述したようにジーンズはカジュアルすぎるとされていますが、ジーンズOKの会社もあります。そういった会社であってもダメージ加工や部分的に色落ちしたもの、ブーツカットのジーンズはNGです。

またハーフパンツは、IT業界といった比較的カジュアルの許容範囲が広い業界でも基本的に避けたほうが良いです。ビジネスシーンでは、肌の露出しすぎは敬遠されるので、ボトムスにはくるぶしくらいの長さが必要です。

清潔感がなく着崩れしている

服装がオフィスカジュアルに適していても、シワがあったり、汚れていたり、ヨレヨレの服では不快感を与えてしまいます。

カジュアルと言ってもビジネスシーンに適した服装なので、清潔感がない服装が許されるわけではありません。「清潔感」は、オフィスカジュアルに求められているので注意してください。

アイテムの選び方ガイド

シャツ

素材は、柔らかい印象を与えてくれる綿100%がいいでしょう。普段着ているワイシャツでは、カジュアルでおしゃれなビジネスファッションとは言えません。清潔感がありカジュアルに見せるには、カジュアルファッションの鉄板、オックスフォードシャツがおすすめです。

色は白やサックスブルー、薄いピンクやラベンダーなど、明るめの色を選びましょう。無地が合わせやすいですが、ストライプやチェック、クレリックを取り入れると、よりカジュアル度が上がります。

ジャケット

ジャケットは印象を決める重要なアイテムです。色と素材を組み合わせて、オシャレに着こなしましょう。

テーラードジャケットにすれば、どんな着こなしでも上品な着こなせます。素材はウールか綿が柔らかな印象で、オフィスカジュアルに合っています。夏には麻も涼し気で人気です。ジャケットの色は濃い目の色がよく、ネイビーやチャコールグレーが合わせやすいでしょう。

パンツ

オフィスカジュアルでは、スラックスとチノパンが主流です。スラックスは上品なオフィスカジュアルに、チノパンはよりカジュアルになります。

色はベージュや白などの明るめの色から、ネイビーやブラックなどの濃い目の色まであるので、パンツでコーディネートのレパートリーを増やせます。

またパンツはシルエットが重要です。サイズが足にフィットした細身のサイズでなければ、オシャレ度は半減してしまいます。

ニット

秋から冬の間は、シャツのうえにニットがおすすめです。

ウールやコットンの無地にワンポイント入っているデザインが人気で、ネイビー、グレー、ブラックなどの色にすると、上品にまとまります。ネクタイをする場合はVネックがすっきりして見えます。

またベストタイプのニットも、きちんと感とカジュアル感が出せるアイテムです。

アウター

寒い時期に活躍するコートは、表面積が広く与える印象に大きく影響するので、無地のシンプルなものが無難です。あまりにもインパクトの強い色や柄では、靴やバックと合わせるのが難しくなります。

デザインはトレンチコート、チェスターコート、Pコート、ダッフルコートなどがオフィスカジュアルには合わせやすいでしょう。

色はネイビーやブラウン、チャコールグレーなど落ち着いた色がおすすめです。

バッグ

オフィスカジュアルには、普段使いもできて、ビジネスシーンにも合うバックとして、トートバッグが定番です。無地よりも、ストライプや部分的にデザインがある方がオフィスカジュアルには似合います。

また素材はレザーが適していますが、価格の都合でナイロンを選ぶ場合はスポーティーになりすぎないようにデザインに気をつけてください。

ネクタイ

オフィスカジュアルではノーネクタイでもOKですが、ネクタイを使うときちんと感とオシャレ感のある着こなしができます。赤系のはっきりした色合いもオフィスカジュアルなら合わせられます。

そのほか、ニットタイがおすすめです。ビジネススーツではカジュアル過ぎてしまいますが、柔らかさのあるニットタイは女性受けも良いネクタイです。

ベルト

ジャストサイズのパンツを履くので、ベルトは機能ではなくアクサセリーとして使います。デザインはベーシックなものはもちろん、メッシュベルトといった少し遊び心があるベルトもオフィスカジュアルに向いています。

ハイブランドのベルトはバックルがロゴの形になっているものもあり、存在感がありすぎてベルトだけ浮いてしまうので注意してください。全体的な統一感を出すには、ベルトと靴の色を同じにすることが基本です。

靴は服装の最後の仕上げとして、重要なアイテムです。オフィスカジュアルとはいえ、靴は革靴が基本なので、色やデザインでカジュアル感を出しましょう。黒はきっちりした印象になってしまうで、こげ茶が人気です。

他にもネイビーや明るめのブラウン、ベージュなどの色も合わせやすい色です。季節感を意識して寒い時期には、スエードシューズも人気です。

スラックスはきっちり感が高めなので革靴が似合い、チノパンにはスエードシューズといったカジュアル感の高い靴も似合います。

オフィスカジュアルで仕事をしよう!

クールビズの推進もあり、オフィスカジュアルを導入する企業が増えてきました。暑さ、寒さへの対応力と可動力は、スーツよりオフィスカジュアルが向いています。またオフィスカジュアルは、プライベートでも使える実用的な服装です。

オフィスカジュアルは定義が定まっていないので、何を着たらいいのか悩む方も多いですが、その分自由度が高いということです。
オフィスカジュアルの定番スタイル「ジャケット+襟付きシャツ+スラックス」のように、清潔感がありビジネスシーンに合う服装であれば、自由にコーディネートができます。ぜひオフィスカジュアルでファッションを楽んでみてください。