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Windows 10では、従来スタートメニュー内にあった検索ボックスがタスクバーに常駐しています。ファイル名・アプリ・メールを検索できるうえにBingによるWeb検索機能も兼ね備えているのがポイントです。
さらに検索ボックスは、ただ検索できるだけでなく以下のようにも設定可能です。
- 検索ボックスの表示/非表示切り替え
- 検索ボックスのアイコン化
各種設定の変更方法と使い方を解説し、Web検索機能をBingからGoogle Chromeにする方法や、Web検索機能の無効化をする方法も紹介していきます。
タスクバーでの検索ボックス表示/非表示切り替え方法
まずは、タスクバーの検索ボックスの表示/非表示を切り替える方法を説明します。次の手順で簡単に切り替えられます。
手順1. タスクバーを右クリックしてメニューを表示
手順2. 「検索」→「表示しない」をクリックすると、検索ボックスを非表示に
手順3. 再度検索ボックスを表示させたい場合は、「検索」→「検索ボックスを表示」を選べばOK
検索ボックスをアイコンだけにする方法
検索ボックスをアイコンのみ表示させる設定も可能です。タスクバーを右クリックして「検索」→「検索アイコンを表示」にするだけです。
ショートカットキーで検索ボックスを表示する方法
「Windowsキー + Sキー」のショートカットキーを使って検索ボックスを表示させることもできます。
検索ボックスの使い方
検索ボックスはファイル名の検索はもちろん、次のコンテンツの検索にも使えます。
- 各種アプリ
- ドキュメント
- 電子メール
日ごろWindowsで利用するコンテンツのほとんどが検索できるので、積極的に活用しましょう。
ファイル検索の手順
検索ボックスを使って特定のファイルを検索するには、検索ボックスをクリックして検索したいファイル名を入力するだけです。
例として「sample」と入力してみます。すると「最も一致する検索結果」のところに候補がリストアップされます。
詳細を表示させて、リストアップされたファイルをクリックします。
目的の「sample」フォルダが開きました。パスを確認すると、そのフォルダやファイルがどこに存在しているのかがわかります。
Web検索機能をBingからGoogle Chromeにする方法
ユーザーの中には「Web検索機能は便利だけど、BingではなくGoogle Chromeで利用したい」という方もいるでしょう。そんな方にWeb検索機能をBingからGoogle Chromeに変更する方法を紹介します。
Windows 10のデフォルト設定では、検索ボックスからWeb検索の結果を表示させると、Microsoft EdgeでBing検索の結果が表示されます。
これを「EdgeDeflector」というソフトを使用して任意のブラウザ(ここではGoogle Chorme)で表示させるように変更してみます。
手順1. まずEdgeDeflectorのサイトからインストールファイルをダウンロード
※最新バージョンは「EdgeDeflector_install.exe」というファイル
手順2. ダウンロードした「EdgeDeflector_install.exe」を実行し、指示にしたがってインストールを進める
手順3. インストールが完了したら、スタートボタン→「設定」→「アプリ」を開く
手順4. 「既定のアプリ」→「プロトコルごとに既定のアプリを選ぶ」 をクリック
手順5. Microsoft Edgeのアプリを選択してEdgeDeflectorをクリック
EdgeDeflectorが表示されない場合はWindowsを再起動してください。
手順6. 既定のアプリでWebブラウザをGoogle Chromeに
手順7. Chrome上でBing検索をGoogle検索に変更
「Chrometana」という拡張機能を使うので、Chrome に追加してください。
これで検索ボックスからGoogle検索の結果が表示されるようになります。
検索ボックスのWeb検索機能を無効にする方法
検索ボックスからのWeb検索機能を無効化するには、次の手順で設定しましょう。
また、この操作はWindows 10 Proエディションでのものです。Homeエディションでは無効化できない可能性があるので注意してください。
手順1. 「Windowsキー+Rキー」で「ファイル名を指定して実行」を開いて「regedit」と入力してOKをクリック
手順2. レジストリエディタが開くので、次のとおりにアイコンをクリックして展開
手順3. 「Search」を右クリックして「新規」→「DWORD(32ビット)値(D)」をクリック
手順4. 作成された「新しい値#1」を「BingSearchEnabled」に変更
手順5. 名前を変更した「BingSearchEnabled」を右クリックして「修正」を選択し、編集画面の「値のデータ」が「0」であることをチェック
※「0」でない場合は要修正
手順6. 次に同じ「Search」項目内にある「CortanaConsent」を右クリックして「修正」を選択
「CortanaConsent」がない場合は、同様の手順で「DWORD(32ビット)値(D)」を作成して名前を「CortanaConsent」に変更して編集します。
手順7. 値の編集画面で「値のデータ」を「0」に変更して「OK」をクリック
これで再起動後にWeb検索が無効化されているはずです。
なお、Web検索を有効化するには「BingSearchEnabled」を削除するか「値のデータ」を「1」にして再起動すればOKです。
検索設定の変更方法
検索ボックスの設定を変更するだけでなく、フィルタリングのような「セーフサーチ」や「履歴」といった設定も可能です。それぞれ解説していきます。
アクセス許可と履歴
スタートから「設定」→「検索」→「アクセス許可と履歴」から、さまざまな検索設定の変更が可能です。
セーフサーチ
セーフサーチの設定ができます。次のように全検索結果を表示させるか、成人向けのコンテンツを非表示にするかを設定可能です。
クラウドコンテンツの検索
Microsoftのアカウントをオンの状態にすると、One Driveをはじめとして、クラウド上のデータも検索可能になります。さらに、職場や学校のアカウントオンにすることで、プライベートネットワーク上のデータの検索もできます。
履歴(検索履歴)
履歴を「オン」にすると、検索履歴から検索性能を改善できます。検索・閲覧履歴を削除するには「デバイスの履歴」をクリアをクリックしてください。
Windowsの検索
PC内のドライブやフォルダの検索に関する設定ができます。
ファイルを検索
設定の「クラシック」は、ライブラリ(フォルダとスタートメニュー、ブラウザの履歴)が検索範囲となります。一方、「拡張」はPC内の全データを検索対象とするので、検索結果が出るまで時間がかかります。
なお、「除外するフォルダー」から検索対象外にするフォルダを選択できます。
詳細
「詳細」の「Windowsのプライバシーオプション」から上述の検索設定とは別に、次のように個人的な設定ができます。け
このプライバシー設定については、以下の記事で詳しく解説しています。参考にしてください。
検索ボックスが入力できない、反応しない不具合が起こったら
Windows 10の検索ボックスは、デフォルトの設定で利用するのはもったいないと感じるくらい、さまざまなカスタマイズ設定が可能です。
Web検索機能をGoogle Chromeに切り替えることで、さらに利便性が向上するかもしれません。
しかし、Windows Upadte後に検索ボックスが反応しない、フリーズする、固まるといった不具合が起こることもあるため、その場合は更新プログラムをチェックしておきましょう。
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