AR活用、建物の修繕データをアプリで蓄積 - 現場の業務効率化をクラウドで支援

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人手不足や技術伝承に課題を抱える建築現場を、テクノロジーで支援する動きが活発だ。クラウド型施工管理システムを手がけるBPRは、建物の修繕履歴を更新、蓄積できるアプリを開発した。AR(拡張現実)技術を用い、3Dデータとともに保存する。
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建築現場向けのクラウド型施工管理システム「Qosmos」を手がけるBPRは6月12日、AR(拡張現実)技術を活用したスマートフォンアプリ「Qosmos AR」を発表した。

Qosmos ARは、AR技術を用いて座標を認識し、建物内の空間情報を忠実にデジタルデータで再現。施工現場の写真などとともに記録、保存できる。

現実空間に3Dデータなどを融合させるAR技術を用い、壁面に3Dピンを設置する、指定のか所にメモを入れるといった機能を装備。空間情報とあわせて確認することで、現地へ赴かなくても建物内の状況を把握できるという。

壁面を写した画面上に3Dピンを打てる(出典:プレスリリース)

主な特徴は次のとおり。

  • 三次元位置情報を持った写真撮影が可能
  • ARで検出した平面に、3Dピンを設置可能
  • ARで検出した平面を利用して、簡易な3Dモデルを作成可能
  • 暗い場所でも、背面のLEDを点灯して、AR撮影可能
  • 現場に行かなくても、3Dモデルに合わせて写真やピンの確認が可能 (出典:プレスリリース)

Qosmos ARは、メンテナンス業務の度に修繕履歴を更新できるデジタルモデルを目指す。蓄積されたデータはメンテナンス業務の効率化に活用する。アプリはiTunesストアよりダウンロードできる(iOS版のみ)。

不動産業界や建築業界では、建物の劣化や老朽化が進む一方で人手不足などから修繕コストが高くなり、十分なメンテナンスができないことが課題の一つだという。同社は、こうした課題をテクノロジーで解決し、建物の維持管理業務を効率化、また関係するプレイヤーを豊かにするプロダクト開発を進めるとしている。

同業界のみならず、現場では人出不足や技術伝承に課題を抱えている。ARを含むxR(エックスアール)を導入する動きが多くの業界で活発化しており、注目されている。

姉妹メディアBeyond(ビヨンド)では、現場で働く「ファーストラインワーカー」に焦点をあて、xRのビジネス活用最前線を取材した連載記事を掲載している。Beyondの記事「ファーストラインワーカーの働き方改革は、xRで加速する」はこちら。

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