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20・30代が海外で働くには?就職する方法やおすすめの仕事・職種を紹介

最終更新日:(記事の情報は現在から813日前のものです)
最近、海外で働きたい日本人は増加傾向にあります。働き方は就職するだけでなく、ワーキングホリデーやボランティアなどもあります。本記事では海外で働く仕事について、おすすめの職種や求人サービスなどいろいろな視点から説明します。

海外で働きたい日本人が増加

転職サイト「エン転職」を運営するエン・ジャパンが2016年に行った海外での勤務についてのアンケートだと、転職者の5人に1人が海外勤務の可能性がある会社を選ぶという結果になっています。

「日本国籍を捨てるつもりはないけど、海外で働きたい」と考える日本人が増加傾向にあると、このアンケート結果から推測できます。

海外で働く方法

海外で働く方法は多数ありますが、大きく長期で働きたい方と短期で就業経験をしたい方で手段が少し異なります。それぞれに分けて解説します。

海外で長期的に働く方法

国にもよりますが、海外で長期的に働く場合、大きく次の5パターンが考えられます。

  • 現地企業への就職
    「海外で働く」と言われ最初に思いつくのが現地企業への就職だと思います。北米や東南アジアなどは日本からも求人を探せます。しかし最低限の英語ができないと求人応募も難しく、日本の新卒就職と違い専門的なスキルを求められることが多いため、難易度は決して低くはないです。

  • 国際公務員への就職
    「国際連合」などの4種類の国際機関で働く方のことです。職務経験や修士号以上の学歴を求められることが多く難易度は高いですが、国という概念を超えて世界規模の仕事ができるため、やりがいは非常にあるといえます。

  • フリーランスとして渡航
    エンジニアや調理師、美容師などの専門的な技術を持って現地で働く方法です。もちろん最低限の英語ができる必要はありますが「技術」という武器を持っているため、実力さえあれば高収入も十分狙えます。

ITフリーランスエンジニアの年収|会社員との違い・独立後の案件の取り方こちら

  • 国際NGOへの就職
    「NGO」とは「Non-Governmental Organization」の略で、「非政府組織」を意味します。営利を求めずに国際的な活動をする組織のことを指し、赤十字社や国際商工会議所がこれに当たります。こちらも即戦力を求めることが多く、何かしら活かせる職務経験があると良いでしょう。

  • 民間企業からの海外転勤
    おそらく一番現実的な方法でしょう。日本の民間企業に就職し海外転勤を指名されるのを待つか、海外転勤のポストを転職サイトで探し海外に行く方法です。こちらは福利厚生などが多く待遇が良い一方で、戻るタイミングなどが読みづらいのが難点といえます。

海外で短期的に就業経験をする方法

  • 海外留学でアルバイト経験
    大学などのプログラムで留学し、現地でアルバイトをする方法です。レストランなどが一般的ですが、例えばアメリカはビザの関係で留学生は就労できません。国の事情をしっかりと調べるのが先決でしょう。

  • 海外インターン
    最近選択肢として学生の間にも増えているものです。現地企業のインターンとして仕事を経験し、そのまま企業に就職する、というパターンもあります。将来働きたいがまずは雰囲気を確かめたいという若い方には非常に良い選択かもしれません。

  • ワーキングホリデー
    日本が協定を結んでいる23ヶ国のいずれかで、18歳から30歳の人が、現地で最長1年にわたって働ける制度のことで「ワーホリ」などと呼ばれます。本制度は観光などを通した異国文化の理解が第一目的ですが、語学学校への就学なども可能なので、英語力を同時に付けたい方にもおすすめです。

  • 青年海外協力隊
    青年海外協力隊(JICA海外協力隊)とは、国際協力機構が実施する海外ボランティア派遣制度です。20~39歳の人が応募可能で、アフリカや中南米、アジアなどの開発途上国で原則2年間ボランティアをします。現地への渡航費や支度金、現地での生活費などは支給され、帰国後の生活のための資金も受給できるので資金面で不安がある方におすすめの制度です。

海外で働くメリット・デメリット

海外で働くことには次のようなメリットとデメリットがあります。

メリット

  • 外国語の学習になる
  • 国によって生活水準が高くなる
  • キャリアアップにつながる
  • 残業が少なくなる

海外で働くことは現地の言語もしくは共通語をビジネスレベルまで高めることが必須になるので自然と語学学習の意識が高まり、習得が早まるでしょう。

また、ドバイなどの中東で現地就職すると、日本よりも給料が高く所得税がかからないため、手取り額は大幅にアップします。日本と比べると残業が少ないことも多いです。

デメリット

  • 環境への適応が難しい
  • 国によって治安の心配がある
  • 待遇が良いとはかぎらない

一般的に日本は世界でも治安が良い地域だといわれています。そのため日本と同じ感覚で生活していると犯罪やトラブルに巻き込まれることもあります。

また場所にもよりますが、日本にいたときよりも待遇がよくない、ということもけっしてありえない話ではありません。こうしたリスクを理解して調査をした方が良いでしょう。

海外就職におすすめの仕事・職種

海外で就職する際におすすめの仕事・職種について説明します。

日本語教師

順位 国名 学習者数
1位 中国 953,283人
2位 インドネシア 745,125人
3位 韓国 556,237人
4位 オーストラリア 357,348人
5位 台湾 220,045人
6位 タイ 173,817人
7位 アメリカ 170,998人
8位 ベトナム 64,863人
9位 フィリピン 50,038人
10位 マレーシア 33,224人

国際交流基金が公表している日本語教育機関調査によると、国別の日本語学習者のランキングTOP10は上記のようになっています。

アジア圏でのニーズが高く、次にアメリカ、オーストラリアなどにもニーズがあります。ただし、欧米で日本語教師になるのは非常に難しいと言われています。

日本語教師になるためには、現地で日本語教師として採用されるのはもちろんのこと、現地国の就労ビザを取得しなければなりません。

看護師

海外で看護師として働く方法としては、看護ボランティア、国際看護師の2つの働き方があります。

看護ボランティアとは開発途上国などに滞在し、無償で看護サービスを行うボランティアであり、青年海外協力隊などから参加できます。短期間だけとりあえず海外で働いてみたいという方に向いています。

国際看護師とは海外の病院で現地の看護師と同じように働いている看護師のことを指します。

国際看護師になるための条件は国によって異なりますが、現地の看護師資格の取得、現地でコミュニケーション可能な語学力、就労ビザの3点が必要です。

エンジニア

国名 平均年収
アメリカ 1,157万円
日本 598万円
インド 533万円
韓国 498万円
中国 354万円
タイ 195万円
インドネシア 192万円
ベトナム 85万円

日本よりも海外の方がエンジニアの地位が高いと言われています。平成28年に経済産業省が発表した「IT人材に関する各国比較調査結果報告書」によると、国別のIT人材の平均年収は上記のとおりです。

日本のITエンジニアの平均年収は2位にはなっていますが、アメリカとは平均年収では2倍近くの違いがあります。

また、物価や全職業の平均年収を考慮しインドなどの他の国と比較しても、相対的に日本のエンジニアの年収は低いと考えられるでしょう。

エンジニアはリモートワークのような働き方も可能ですし、コードは万国共通なのでいろいろな国で働ける可能性がある仕事です。

海外で働くのに必要なこと

海外で働くために必要なことは年齢によって変わることが多いです。次で20代と30代でそれぞれ何が求められやすいかを解説します。

20代

20代は上述のような短期的に就業経験できる機会が多いので、一般的に必要な特別なスキルなどは比較的少ないです。そうはいっても英語力は大体の国で求められるので、日本にいる間に英語力を付けておくのがおすすめです。「英語力は付けたいけど、どうすればいいかわからない・・」という方は次の記事を参考にしてください。

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30代

30代になると就業していることがほとんどだと思います。転職や海外転勤などで海外で働きたいと思った場合、何かしらの専門的なスキルや英語力が求められることが多いです。また、転職の場合はエージェントを利用するのも手です。次で海外の転職に強いエージェントを5つ紹介します。ぜひ利用してみてください。

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※2 リクルート「企業・法人様向けサイト│中途採用・人材紹介ならリクルートエージェント」(2022年1月27日閲覧)

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※出典:エンワールド・ジャパン「外資系企業の転職・求人エージェント|エンワールド・ジャパン · en world」(2022年1月27日閲覧)

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※出典:Indeed「【公式】求人広告を掲載 | Indeed (インディード)」(2022年1月27日閲覧)

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■Point2:業界ごとに専任エージェントがキャリアプランを用意
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■Point3:管理系職種・外資系企業の転職に強み
経理財務・人事総務・企画総務・経営企画・事業開発などの管理系職種で特に強みを持つ転職エージェントです。設立から22年の歴史があり、外資系企業や日系グローバル企業との良好な関係性が構築されています。

※出典:アージスジャパン「外資系求人ならアージスジャパン」(2022年1月27日閲覧)

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■Point2:カバーしている職種が広い
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■Point3:スカウト機能もあり
スカウト機能もあり海外企業からオファーが届く可能性もあります。

海外就職で自分の世界を広げよう

海外で働きたい場合、高卒でも大学を卒業していても語学力さえあればいろいろな選択肢があります。

語学力だけではなく、調理師や美容師など特定の技術に関するスキルや免許を持っている人は海外でも仕事を探しやすいと考えられます。

海外就職することによって日本だけで働くよりも、キャリアや仕事に関する選択肢を広げられます。

いきなり就労ビザを取得して海外で働くのは難しいので、海外で働くのに興味がある方はまずワーキングホリデーやボランティアから慣れた方が良いでしょう。

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