フェイルセーフとは | フェイルプルーフとの違い・被害の抑え方 - システム運用管理に大事な考え方

フェイルセーフとは
フェイルセーフ(フェールセーフ)とは、システムの操作ミスや故障、バグ等で、誤操作や誤動作が発生した場合に、その被害を常に最小限に抑えるように制御すること、また、設計思想です。
フェイルセーフの一番の特徴は、何かしらの障害が発生するという前提で設計をしている点でしょう。
フェールセーフを身近な事で例えると、いつも、朝に目覚ましをセットするとして、その目覚ましが確実に鳴って機能するようにする考え方よりも、鳴らなかった時にどうするのかを中心に考える思想です。
フェイルセーフと似ているようで真逆の考え方、フェイルプルーフ
一方でフェイルプルーフとは、システムの利用者が操作ミスをしてもシステムでそのミスを止める。つまり、安全装置を付ける設計思想です。
フェイルセーフとよく似ているように思えますが、フェイルセーフとは違い、操作者がミスをしても、システムでそれを抑制する考え方です。
目覚まし時計の例えで言えば、確実に鳴るように、二つの目覚まし時計を用意する。電池ではなく、常に電気が供給されるようにコンセントから取るような目覚ましにしておく。
など、人間がミスをしても障害が起こらないようにする思想をいいます。ある意味では、フェイルセーフに内包されているとも言えます。人間がミスをして、フェイルプルーフの思想を念頭に置いて作ったシステムでもミスが止められなかった。そんな時のための思想がフェイルセーフの思想になります。
被害を最小限に収めるには
人間は誰も完璧ではありません。人間が完璧なら、運転をミスしたり、居眠り運転などをすることはないので、交通事故もほぼ100%起きないでしょう。
また、自動ブレーキやエアバッグなどのシステム面が完璧なら事故は起きたとしても、1人の怪我人も出ることはないでしょう。
しかし、現実には、年間沢山の死傷者が、車の関わった事故で出ています。人間もシステムも、両方完璧に作ることはできないのです。
設計思想だけではない。人間の考え方にもフェイルセーフは大事
フェイルプルーフも、勿論、大事ですが、最後の砦となるのはフェイルセーフです。
それは、システムの面だけでなく、人の動き方、考え方の面からもそうです。時計の例で、二重に目覚まし時計をセットしていたとして、両方ならなかったらどうするか。仮に、ガールフレンドとの約束のために起きたとしましょう。
少しの遅れなら、顔を洗わずに家を出たり、朝食を電車の中で取るなどすれば大丈夫そうです。
また、大きく遅れた場合も、「ごめんなさい」と素直に謝れば、彼女の機嫌を損ねるのも最小限にとどまるでしょう。
それが大切なデータの紛失であれ、個人情報の流出であれ、同じことです。
最善を尽くしても起きてしまった時には、誤魔化して余計なリスクを負ったり、システム停止を恐れて無理にシステム運用を継続させて二次被害を起こしたりせずに、被害を最小限にとどめて、被害の分だけ「ごめんなさい」と謝りましょう。
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