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いま中古スマホ市場がアツイ! 5G開始の影でニーズ増、2桁成長続く

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国内スマートフォン市場は復活の兆しが見えない。それに対し、世界市場は縮小に歯止めがかかった。今後5Gサービスが広まるにつれ、出荷台数がわずかながら増える予想だ。そんな市場で中古スマートフォン市場がにわかに注目されている。出荷台数は毎年10%以上増加と、桁違いに成長するという。

国内スマホ市場は低迷続く

国内のスマートフォン市場は低迷していて、復活の兆しが見えない。たとえば、2019年の出荷台数データで、第2四半期(2019年4月~6月)は前年同期比1.8%減の693万3,000台(IDC Japan)、2019年度上半期(2019年4月~9月)は同7.5%減の1,286万1,000台(MM総研)といったように、市場の縮小が続いている。

第3四半期に限っても、出荷台数は705.1万台で前年同期比3.6%減(IDC Japan)だった。消費税率引き上げ前の駆け込み需要による効果は結果に表れていない。第4四半期は、財布のひもが緩む年末シーズンを含むものの、消費税率の影響で需要は冷え込んでいる。

世界市場は上向きに転向

一向に持ち直さない国内市場に対し、世界のスマートフォン出荷台数は減少に歯止めがかかり、上向きになった。

2019年第3四半期、2年ぶりに成長

世界のスマートフォン出荷状況を集計した複数の調査レポートで、2019年第3四半期は出荷台数が増加していた。

たとえば、カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチによると、第3四半期の出荷台数は3億8,000万台で、前年同期の3億7,980万台から微増したという。この9月には、7カ月連続の前年同月比割れから脱していた。

ストラテジー・アナリティクスは、3億6,630万台で、前年同期の3億5,980万台から2%増えたとした。四半期ベースの増加は、2017年第3四半期以来だそうだ。

さらに、カナリスは3億5,240万台(前年同期の3億4,890万台から1%増)、IDCは3億5,830万台(同3億5,560万台から0.8%増)としている。

カナリス / Global smartphone market grew for first time in two years in Q3 2019 出典:カナリス / Global smartphone market grew for first time in two years in Q3 2019

ただし、ガートナーは、3億8,747万7,200台で、前年同期の3億8,907万4,000台に比べ0.4%減とした。

2020年は5G効果で出荷増

第3四半期の出荷台数が減ったとしたガートナーだが、今後は増えると予想している。具体的には、2020年の出荷台数を2019年に対し1.7%増の17億7,677万9,000台とした。5Gサービスを利用可能な地域が広がり、対応スマートフォンが増えることで機種変更が推進され、2020年に増加へ転ずるとしたのだ。そして、5G対応スマートフォンの出荷台数に占める割合が、2020年には12%になり、これが2022年に43%まで増えると見込んでいる。

5Gがスマートフォン市場を拡大させるとの見通しは、ストラテジー・アナリティクスとカウンターポイントも示した。

スマホ市場で「中古」が2桁成長

5Gによって少しだけ持ち直せそうなスマートフォン市場のなかで、大きな成長の期待される分野が存在する。

桁違いに高い成長ペース

IDCの発表した調査レポートによると、全世界で中古スマートフォン市場が拡大している。2018年に1億7,580万台だった出荷台数が、2019年に2億670万台(前年比17.6%増)へ増え、2023年には3億3,290万台に達すると予測した。2018年から2023年の年平均成長率(CAGR)は13.6%にもなり、文字通り桁違いに成長ペースが高い。

中古スマートフォン人気の理由として、IDCはまず、次々と登場する最新モデルに比べ安価なことを挙げた。また、環境保護に対する意識の高まりも人気の一因だとして、節約志向が同市場の成長を今後も後押しするとした。

現在、中古以外のスマートフォン需要は中国にけん引されて持ちこたえている状態だが、中古スマートフォン市場は全世界で拡大中だ。しかも、全地域で減速の兆候が見当たらないという。

スマートフォンの性能が高くなった結果、最近では最新モデルを使う必要性をあまり感じない。数年前の古い機種でも問題なく使えるし、新たに登場するサービスに対応していることも多い。こうしたスマートフォンの進化が、皮肉なことに消費者を中古スマートフォンへ向かわせているように思える。

中古スマホは無視できない存在に

5Gサービスが広まれば、最新の5G対応スマートフォンへ乗り換える人が大勢現れるだろう。その流れで多くの4Gスマートフォンが下取りに出され、流通する中古スマートフォンが増えて購入しやすくなるかもしれない。逆に、5G移行を急がない人が多い場合は、5G対応の最新スマートフォン購入を先送りして中古スマートフォンを選ぶ、という状況もあり得る。

社用携帯端末でもスマートフォン利用が増えており、シード・プランニングの予測では、2019年にはスマートフォンの法人契約数がフィーチャーフォン(ガラケー)のそれを上回っている。ここでも価格を抑えられる中古端末は人気がある。

いずれにしろ、スマートフォン市場で中古端末は無視できない存在になっている。

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