テレワーク時代の経営【後編】 徹底的に商品を学び、変化し続けること - BOXIL EXPO特別対談

本記事は、2020年9月に開催したオンライン展示会「BOXIL EXPO 2020 IT・SaaS・テレワーク展」の基調講演「テレワーク時代の経営」を記事化した後編です。前編はこちら。
>次回「BOXIL EXPO 2020 人事総合展」12月開催決定!
【登壇者プロフィール】
髙田明 氏 株式会社 A and Live代表取締役
1948年長崎県平戸市生まれ。74年、父親の経営するカメラ店(有)カメラのたかたに入社。86年、分離独立し、(株)たかたを設立。99年、(株)ジャパネットたかたに社名変更。2015年に代表取締役退任後、「(株)A and Live」を設立。2017年から2020年1月1日までプロサッカークラブ V・ファーレン長崎の代表取締役社長を務めた。
佐渡島庸平 氏 株式会社コルク代表取締役
2002年講談社入社。週刊モーニング編集部にて、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などの編集を担当する。2012年講談社退社後、クリエイターのエージェント会社、コルクを創業。著名作家陣とエージェント契約を結び、作品編集、著作権管理、ファンコミュニティ形成・運営などを行う。従来の出版流通の形の先にあるインターネット時代のエンターテイメントのモデル構築を目指している。
徹底的に商品を学び、変化し続けること【髙田明×佐渡島庸平】
基調講演後半は、佐渡島氏をまじえて「伝える力」をテーマにトークセッションが行われた。動画での配信だったが、佐渡島氏の切り込んだ質問と、熱意あふれる髙田氏の軽快な語り口に、多くの参加者が引き込まれたようだった。
>前編:髙田明氏講演「ジャパネット創業者が追及する“企業の真価” 」(アーカイブ動画あり)
「商品について深く学ぶ」ことが本質
佐渡島氏:髙田さんの通販ビジネスはラジオから始まって、テレビショッピングに移ってきましたよね。Zoom経由の講演よりもお客さんの状態が把握しづらかったと思うのですが、どうやって伝わるようになったのでしょう。
髙田氏:ラジオショッピングは耳だけで聞いてもらっていたでしょう? テレビショッピングでは耳で聞いて目で見てもらっていたし、チラシだと紙で見てもらいますよね。
インターネットの場合は双方向と言われていて、ビジネスの世界でもネットでなければダメだという方が大半を占めています。でも私にとってみれば、「伝える」ということは(どんな媒体でも)みな一緒なんですよ。
たとえば、紙だと見た瞬間に「この服着てみたい!」と思ってもらう必要があります。「これなら買ってみたい」と思ってもらうにはどうすればいいか、そこを学ぶ必要があります。
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