現代ビジネスでは利用必須!クラウドサーバーサービスの比較!!
最終更新日:(記事の情報は現在から1329日前のものです)
クラウドサーバーのサービスは年々、安価でクイックに利用が可能となっております。クラウドサーバーを利用する企業も益々増え続けております。クラウドサーバーサービスを8つ、ご紹介させて頂きます。ぜひご参考・ご利用ください!
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1. Amazon Web Services(AWS)
【長所】
- Amazonクラウドは、圧倒的なマーケットシェアのリーダーで、2位以下の合計の10倍以上もの計算資源が利用されていると想定されている。
- 2006年からの運用実績がある。
- サーバーサービス以外の機能が豊富。機能追加のリリースが早い。
- RDB機能はMySQL, PostgreSQL, Oracle Database, SQL Serverに対応。マルチゾーン配備可能。
- HA機能(EC2 Auto Recovery)がある。
- 定期的に料金の値下げがある。
- APIが充実しており、運用管理を自動化しやすい。
- ユーザーが多く、コミュニティの活動が活発。ノウハウも多数公開されている。
【短所】
- SLAはサーバー単位ではないことに注意。
- 料金がUSドルベースのため、為替レートに影響される。
2. Google Compute Engine
【長所】
- ロードバランサーはリージョンまたぎ(米国とアジア太平洋など)が可能。
- サーバーの起動が速く、性能が安定している。
- HA、ライブマイグレーション機能がある。
- RDB機能がある(MySQLのみ)。
【短所】
- 管理コンソールでは基本的な設定しかできない。
- 日本にデータセンターがない。アジア太平洋(台湾、シンガポール)にはある。
- 日本語の情報が少ない。
- 支払いがUSドル建てのため、料金が為替レートに影響される。
3. IBM SoftLayer
【長所】
- ロードバランサーはリージョンまたぎ(米国とシンガポールなど)が可能。
- ベアメタルサーバー(物理サーバー)が使える。
- ネットワーク転送料金はプライベートがリージョンまたぎを含め無料、パブリックは仮想サーバーがOut5TB/月まで、物理サーバーがOut20TB/月までそれぞれ無料。
【短所】
- RDB機能がない。
- 日本語の情報が少ない。
- 支払いがUSドル建てのため、料金が為替レートに影響される。
4. IDCFクラウド
【長所】
- コストパフォーマンスが高い。比較的安価でサーバーの性能がよい。
- サーバーの起動が速い。
- 月額525円のサーバープランがある。
- ベアメタルサーバー(物理サーバー)との組み合わせが可能。
- HA機能がある。
- マルチマスターのRDB機能がある。(2015年7月にリリースされた。シングルゾーン。)
- ネットワーク転送料金はIn/Out合計3TB/月まで無料。
- 無料のオンラインサポートがある。
- モバイルバックエンド(MBaaS)やハイパフォーマンスパッケージなど、用途やPV数に応じた適切なサーバー構成の提供や、サーバー保守を含むマネージドサービスの提供も可能(要問い合わせ)。
- 外部サービスとの連携が積極的で、プッシュ配信「Growth Push」、メール配信「SendGrid」、サーバー監視「Mackerel」などを無料利用可能。
【短所】
- 他社のサービスに比べ、サーバー以外の機能が少ない。
5. Microsoft Azure
【長所】
- 日本に東日本、西日本の2つのデータセンターがある。
- Windows ServerやSQL Serverをそのままクラウドに移行しやすい。PC開発環境のVisual Studioとのシームレスな連携が可能。
- RDB機能がある(SQL Serverのみ、マルチゾーン配備可能)。
- グローバルなサービスだが円建ての支払いが可能。
【短所】
- 日本語の情報が少ない。
6. NIFTY Cloud
【長所】
- 日本に東日本、西日本の2つのデータセンターがある。2015年9月、北米リージョンが追加された。
- サーバーの性能は圧倒的によい。
- HA機能がある。
- RDB機能がある(MySQL, PostgreSQLのみ、シングルゾーン)。
- ネットワーク転送料金はIn/Out合計10TB/月まで無料。
- 24時間365日のトラブル時電話対応がついている。
- モバイルバックエンド(MBaaS)の機能がある。
【短所】
- 他社のサービスに比べると、サーバー料金が高い。→2014年10月1日、従来より少しCPU性能が低くて料金が半額以下の新サーバータイプ「Type-e」がリリースされた。
- サーバーディスクイメージを定期的にバックアップする機能が弱い。
7. NTT Communications Cloudn
【長所】
- 日本に東日本、西日本の2つのデータセンターがある。また、米国のデータセンターも使用できる。
- 月額486円の低価格サーバープランがある。
- ネットワーク転送料金は無料。
- HA機能がある。
- RDB機能がある(MySQLのみ、マルチゾーン配備可能、パラメータ編集不可)。
- VPNなどNTT Communicationsのほかのサービスとの連携が可能。
- サーバー以外の機能追加のスピードが速い。
【短所】
- サーバー以外の機能では、CUIで設定しなければならないパラメーターが多くある。
8. さくらのクラウド
【長所】
- 石狩に2つ、東京に1つのデータセンターがある。
- コストパフォーマンスが高い。比較的安価でサーバーの性能がよい。
- ネットワーク転送料金は無料。
- HA機能がある。
- データセンターまたぎや他社サーバーへの振り分けも可能な、広域負荷分散ロードバランサー機能(GSLB)がある。
- ベアメタルサーバー(物理サーバー)との組み合わせが可能。
- 「さくらのVPS」からのサーバーコピーが可能。
【短所】
- 他社のサービスに比べ、サーバー以外の機能が少ない。
- RDB機能がない。
まとめ
クラウドサーバーサービスを8つ、ご紹介させて頂きました。業界動向は、グローバル展開の規模やユーザー数において、先行するAWSを後発のMicrosoftAzure、GoogleComputEngine、IBMSoftLayerが追従しています。一方、ニフティクラウド、IDCFクラウド、NTT Communications Cloudn、さくらのクラウドといった日本企業のサービスは、日本語の管理コンソール、きめ細かい無料サポートやトラブル対応、ネットワーク転送料金が完全無料もしくは一定の転送量まで無料、支払いが円建てのため料金がドル円レートに左右されない、といった利点があります。
それぞれ長所、短所がありますので、無料利用枠、無料利用キャンペーンなどをうまく利用して実際に検証したうえで、稼働させるシステムやサービスにあったクラウドサービスを選択しましょう。
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