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トヨタ流「カイゼン」を支えるプロジェクト管理SaaS -「Backlog」導入事例

最終更新日:(記事の情報は現在から132日前のものです)
トヨタ自動車のTCシャシー設計部でプロジェクト管理SaaSを導入した事例です。パートナー企業の協力も得てより高度な「使いこなし」に取り組んでいます。「BOXIL SaaS AWARD 2025」導入事例セクション大企業部門1位受賞につながったSaaS活用事例を紹介します。

事例概要

株式会社ヌーラボ(以下、ヌーラボ)が提供する「Backlog」の活用事例です。

Backlog(バックログ) - 株式会社ヌーラボ

Backlog(バックログ)
Backlog(バックログ)
導入事例セクション | BOXIL SaaS AWARD 2025
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「Backlog」は、タスクとプロジェクトの可視化・一元管理が可能なツールです。担当者や期日を明確にし、確認漏れや遅延防止に寄与します。直感的な操作性が支持されており、エンジニアから営業、バックオフィス部門まで幅広い職種で使用可能。またスペース課金体系で、使用メンバー増加時に追加費用がかからない点も特徴です。

サービス導入企業

  • 企業名:トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ自動車)
  • 設立年:1937年
  • 従業員数:70,224人(2024年3月末時点)
  • TCシャシー設計部での導入時期:2022年トライアル開始 / 2023年本格導入

受賞部門

この事例が評価され、「Backlog」は下記を受賞しています。

「BOXIL SaaS AWARD 2025」導入事例セクション大企業部門1位

※対象
従業員数2001名以上の企業の生産性向上に貢献した事例を対象とする。業界は問わない

導入前の課題

1. 設計部門特有のタスク管理の複雑さ

トヨタ自動車のTCシャシー設計部は、自動車のステアリングやサスペンション、ブレーキといった部品の設計を担当しています。部品の設計には、複雑なタスク管理が求められるため、Excelによる管理では限界がありました。

タスクの進捗状況を正確に把握し、部内での情報を効率的に共有することが困難で、設計プロセスを円滑に進めるための手段が必要だと考えていました。

2. “現場主義”でデジタル化を進めるために

部内でのデジタル化推進において、有志メンバーによるDX推進グループが発足。現場を大切にする社風であることから、トップからの一貫した指示ではなく、現場から取り組むことで、各部員のITスキルの向上を助け、効率的な業務遂行をもたらすことを目指していました。

そのためには、現場が使いやすく、効果が期待できるツールを選ぶ必要がありました。

導入による効果

部全体の業務を可視化

まず、部全体の活動と各メンバーの業務状況を一目で把握できる仕組みを構築しました。部の年間方針にもとづいてタスクを一元管理し、個々の業務の進捗をガントチャートで可視化。これにより、設計作業の優先順位を明確化し、効率的なタスク配分が可能になりました。

トヨタの「カイゼン」を支える業務改善

「Backlog」は、トヨタの「カイゼン」文化と非常に親和性が高く、継続的な業務改善を実現できたといいます。

例えば2024年、回覧物の一元管理を実現しています。以前はメールやチャットでばらばらに行っていた承認プロセスが「Backlog」のボード機能によって統一され、回覧状況がひと目で分かるように。承認の手戻りや停滞が減少したほか、依頼の背景や目的をコメントに記載し、回覧記録を残すことで、承認までの流れが透明化され業務効率が向上しました。

パートナー企業の協力でより高度な「使いこなし」を

さらに、ヌーラボ公式パートナーであるオープントーン社の協力により、「Backlog助っ人サービス」を導入。プロジェクトごとの稼働時間をグラフ化し、業務の平準化やスキル伝承に活用しています。プロジェクトの見える化が進み、労働効率が向上したといいます。

今後は、より精度の高い工数見積もり実現を目標として運用ルールのブラッシュアップを図り、更なる業務改革を推進する予定です。

※本記事は、 ヌーラボ「トヨタ生産方式の「カイゼン」とBacklogのコラボレーションで業務効率を向上。ヌーラボ公式パートナーとの連携で業務合計時間のグラフ化も実現」(2025/2/7確認)およびヌーラボへのインタビューをもとに作成しています

BOXIL SaaS AWARDとは

「BOXIL SaaS AWARD(ボクシル サース アワード)」は、SaaS比較サイト「BOXIL(ボクシル)」を運営するスマートキャンプが、優れたSaaSを審査、選考、表彰するイベントです。年1回、SaaSの日(※)を記念して発表するほか、Spring、Summer、Autumn、Winterの四半期ごとにも、直近の口コミ評価をもとに優れたSaaSを表彰しています。

「BOXIL SaaS AWARD 2025」は、エントリー式で審査する「導入事例セクション」と、「BOXIL」上の口コミデータをもとに定量評価する「BOXILセクション」を設けています。各セクションの選考基準にのっとり部門ごとに部門1位を選出し、その中から総合1位を「Best SaaS in Japan」として表彰します。

「BOXIL SaaS AWARD 2025」公式サイトはこちら

※スマートキャンプが独自に定めた記念日で、毎年3月4日です

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