ボードブログ番外編「高生産性を実現するSaaS活用型の監査とは」 #コーポレート・ガバナンス #Mission
※この記事は2019年09月10日に公開されたものをnoteに再掲しています。
こんにちは、スマートキャンプ常勤監査役の日岡です。
“BOARD MENBER’S BLOG“がスタートして、主に取締役陣からのブログが発信されておりますが、ここで「番外編」として監査役の目線からのブログを書いてみたいと思います。
▶︎ボードブログ第1回「”いくつも”新規事業を作る上で大事にしていること」
▶︎ボードブログ第2回「SCTX2019 全セッション確定。スマートキャンプはなぜSaaSテクノロジーカンファレンスを開くのか」
「なんだか監査役ってよく分からんし、難しそう・・・」という声が聞こえてきそうですので、とてもシンプルに書いてみようと思います。
テーマはこちらで。
「SaaSを活用して非効率な監査役監査をスマートにできるのか」
せっかくなのでスマートキャンプっぽい切り口にしてみました。
さて、まず少しだけ!お勉強タイムです。
「監査役の仕事」って何?
本当にシンプルで一言なのです。
会社法381条の冒頭はこうです。「監査役は取締役の職務の執行を監査する・・(省略)」
また皆さんもよく最近目にする経済用語の「コーポレート・ガバナンス」の一翼を担うプレイヤーでもあります。
コーポレート・ガバナンスとは
企業経営を統制し監視する仕組みのことです。社外取締役、監査役会、委員会の設置、情報開示や内部管理に関するルールの明確化などを指します。
「取締役がしっかりと任務を遂行しているか?」「法令違反はないか?」などを多方面から確認するために、取締役会・経営会議などに参加しますし、各種の経営数値を確認したり、決裁書類を閲覧したり、各々管掌している組織の業務内容を所属する皆さんにヒアリングしてその適正性を確認したりしています。
監査手続きは「非効率」のかたまり
さて、ここが今回のテーマなのですが、このような一連の監査手続きが非効率だなあと感じていたんです。
私が以前とある上場企業で監査役をしていた時期は、まだ移動通信システムの世代は2G(メールが使えた)から3G(携帯でネットが使えるけど重い・・)という頃で、データのやり取りも、まだまだ添付ファイルや紙が中心でした。
他にも会計とか労務とか営業とか、各種システムにもアクセスするのも困難で、稟議書などは分厚いファイルから書類を探すとか、とにかく必要な情報を入手する手間や時間がとてもとても非効率で生産性が低かった。
今は4G(スマホがあり、クラウド型ストレージ、SaaSでのシステム利用)の後期だと思いますが、社内システムがほぼSaaSで運営されているスマートキャンプでは、いつでも・どこからでも・どのデバイスからでもダイレクトにリアルタイムに生の情報にアクセスできますので、とても効率的で生産性が高いのは明らかですよね。
そしてスマートキャンプにはリモートワーク制度がありますが、これとの相性がとても良いです。
▶︎スマートキャンプは毎週水曜リモートワークデイ!生産性向上の秘密はここにある
いよいよ2020年から提供開始が期待される5G(高速大容量化、超多数端末接続、超低遅延、超高信頼性などが実現)の世界では、さらに効率性を飛躍的に伸ばせる可能性がありそうで楽しみです。
今スマートキャンプでの私の正式な肩書きは「常勤監査役」となりますが、近い将来には「常時接続監査役」って用語がメジャーになったりするかもしれませんね。
日岡 篤史|常勤監査役
BPO事業会社(現在東証一部)にて、財務経理、社長室、内部監査、子会社役員、常勤監査役、米国子会社CEO・本社人事部長、事業企画部長などを歴任し、ベンチャーから大企業へと成長していく過程での内部統制・経営管理実務や上場準備などを経験する。2017年よりIPOを目指すスマートキャンプ株式会社の監査役に就任し、コーポレート・ガバナンス強化の一翼を担う。
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